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意味の図画と言葉の工作、このふたつで僕は文章をつくる

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図画とはクリエイティブであり、工作とはエンジニアリングである。実用に資する公的に正しい文章は、伝達と行動を企図した徹底的な他者志向から生まれる。 文化人や知識人は世の言葉の乱れ… もっと読む
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2020年11月の記事一覧

要注意!「接続詞」の入れ方で劇的にチェンジ?

要注意!「接続詞」の入れ方で劇的にチェンジ?

本記事では、「接続詞」の使い方について説明します。接続詞とは、語句や文章をつなげるために使う言葉のこと。「しかし」「だから」「そのため」「そこで」「したがって」「すると」「だから」などたくさんあります。

接続詞は、つながっている2つの語句の“関係を示す”という大事な役割を持ち、使い方によって文章の意味合いが変わってきます。
A.あの店は高いが、しかし、うまい。
B.あの店はうまいが、しかし、高い

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「30分」の縛り

「30分」の縛り

本日もタイムアタックで。目標30分。

最近自分の投稿記事やライバルサイトリサーチと、noteとを往復しているうちに、読まれやすい文章のスタイルというのは何となく感触的につかめてきた。
やはり、傾向として「ストーリー性」があるものは読みやすい。たとえ「PREP」方に従っていても、事実の羅列は飽きる。語りかけの要素などをうまく入れている文章は、リズム感が生まれて金太郎飴のような文章からは脱出しやすい

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原点に帰る

原点に帰る

いきなりタイムアタックで書きます。目標、30分。

書きたいことが多すぎて、処理しきれないのが最近の悩み。
元々、自分から何かを発信すると言うよりは、外から刺激を受けて書きたいこと、やりたいことが増えていくタイプなので、noteは少し刺激が強すぎる。

でも、絶対にチェックするのはやはり「編集者」の方の記事が多い。
ライターにどんなことを求めているのか、彼らが「面白い」と感じる文はどのような文章か

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うまい文章などいらない。「いい文章」を受け取りたい。:『三行で撃つ 〈善く、生きる〉ための文章塾』近藤康太郎著【試し読み⑴】

うまい文章などいらない。「いい文章」を受け取りたい。:『三行で撃つ 〈善く、生きる〉ための文章塾』近藤康太郎著【試し読み⑴】

朝日新聞編集委員の近藤康太郎さんは、新聞業界内でも名文記者として、その名を知られる存在です。硬も軟も自在。独特の着眼点(企画力)で世界を切り取ります。およそ新聞らしくない個性的な文体は、それなのに読みやすく、笑いを誘い、読者を楽しませます。その文章は、尖って見えても、人を傷つけない。細部まで心が配られています。

すでに多数の著書がある近藤さんですが、はじめて、「文章を書くこと」をテーマにした本を

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自分のスキルに対価をつける

自分のスキルに対価をつける

自分でも予想外だったのですが、このところすごくnoteにハマっています。書く方もですが、読む方も。
「スキ」を押してくださった方々のページに跳んでみると、私の活動領域とは全く縁のないジャンルだったりすることも多く、それぞれの視点がまた面白い!
少し前に書いた記事が「ひっそりと読まれればいいかな」の予想を超えていたりして、ビビったりもしましたが、ここは素直に好意を受け取らせていただきます。

立ち止

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村人Aにしか書けない物語があるかもしれない。

村人Aにしか書けない物語があるかもしれない。

noteを書く時に関わらず、何かを書いたり話したりする時は必ずテーマがある。皆さん素晴らしい経験をnoteに綴っていて「凄いな…」と感心する毎日。

それに比べてわたしは、海外留学や世界一周なんてしたこともない、絵や文章の才能が飛び抜けているわけでもない。地方に住む普通の人。RPGとかで言ったら、村人Aみたいな立ち位置。そんなわたしがnoteに何を書こうと、最初は本当に迷った。

わたしにしか書け

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兼業ライターが「文章がうまくなりたいんです」と言われたときにオススメしている書籍5選

兼業ライターが「文章がうまくなりたいんです」と言われたときにオススメしている書籍5選

ご無沙汰な方も初めましての方もこんばんは。めいこと申します。

私はスタートアップに務めながら兼業で文章の仕事をしております。社内外で執筆案件を頂戴しながら、たまにディレクター兼編集者としてライターさんの文章を扱わせていただいています。

社会人2年目からオウンドメディア編集に携わることになったので自分自身も未経験からの出発、かつライター経験のない学生さんに記事を書いていただく機会も多々ありました

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「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた

「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた

日常生活でも仕事でも、文章を書く機会は多くありますよね。
世の中にはたくさんの「文章が上手くなる本」がありますが、文章と一口にいっても、使われる場面によってルールはさまざま。どれを読めばいいのかわからないという人は多いのではないでしょうか?

実は、文章術には「共通のノウハウ」があります。
共通のノウハウとは、ライターのAさんも、作家のBさんも、ジャーナリストのCさんも、編集者のDさんも大切だと思

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文章の練達順序を組み立てる

今日は今後の文章能力向上のため、学習のフローチャートを自分の頭で組み立ててみよう。

フェーズ1:標準かつ、明瞭な文章を身につけるまず、第一段階として重要なのは、明瞭かつ円滑に文意が伝わる文章を書けることだと考えている。

世の中では、褒めそやされる文筆家の方は何かしらの特徴的な文体を備えている事が非常に多く見受けられ、それらの方々に影響を受けて文章を書こうと思った方は特徴的な文体で文章を飾り立て

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『日本語は天才である』は天才である

『日本語は天才である』は天才である

「これまでにいちばん人に薦めた本は?」と聞かれたら、『日本語は天才である』(柳瀬尚紀)を挙げる。日本語を扱うすべての人に薦めたい。毎日何気なく食べているご飯をごちそうに変えてしまう魔法のレシピのように、普段使いの日本語が一生ものの宝に化けるヒントとアイデアが詰まった名著だ。

実は大当たりの宝くじを持っていた!出会いは2007年。2月に単行本が刊行され、年の暮れに手に取った。感想を綴った日記を読み

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「心のまま」に書くということ。

「心のまま」に書くということ。

私はnoteで文章を書き続けています。

とはいえ、すごい文章を書いているわけでもなく、たとえばバンバンおすすめされて、何百というスキを集めて、さすがと思われるようなしっかり練られた文章を書いているわけでもなく、スキもいつもの仲良しさんがくれるスキと、たまにいつもより多いなぁと思うスキが集まる、そんなふうななんていうか平凡な日々の文章です。

エッセイでもフィクションでも、短いのが多いし、note

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ひとりよがりの文章はNG?SNSの投稿が難しい理由!

ひとりよがりの文章はNG?SNSの投稿が難しい理由!

SNSやブログの文章を読んでいると、今日のランチやファッションなど、「いったい誰がこの情報を知って喜ぶのだろう」と思ってしまうような、ひとりよがりの文章をよく見かけます。一人でも多くの読者を確保したいのならば、まずは、“読者のメリット”を考えるようにしましょう。

たとえば「今日のランチ!」という文章とともに本日のお昼ご飯の写真をアップする場合。ランチそのものにインパクトのあるケースを除けば、写真

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#162 共感を得る文章を書くためには?

#162 共感を得る文章を書くためには?

最近はどういった文章で読み手の共感を得られるのかをずっと考えていました。noteも同じですが、折角自分で書いた文章なら、短いモノでも誰かに共感してもらって、多くの人に読んでもらいたいと思うのは普通のことです。

自分自身のtwitterは気ままに友達と触れ合う感じなので、フォロワーを増やす戦略などは考えていません。ただ、別の活動でネット上でどうやって多くの人に共感を持ってもらえるのかを考える必要が

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言語化できない人々

言語化できない人々

これはすごいなぁと思ったのでシェア。

漫画では、何かの映画を観た主人公が、その感想について書かれたツイートを検索しているところから始まります。
彼はなぜそんなことをしているのかというと、

「(自分が観た)映画の感想を言語化するのが面倒」だから。

適当に自分の感想に近そうなツイートを見つけて、それに「いいね」ボタンを押すことで、「自分がその映画を観てどう思ったのかすら考えずに済む」という内容で

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