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瞳に勇気、背中に未来 ―やがて冒険の世界に巣立つ君へ―

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おとなはかつて子どもだった。 しかし、そのことをおぼえているおとなは少ないものだ。  ――サン=テグジュペリ『星の王子さま』 ◆すべての少年少女は、やがて大人となり、社会の構成…
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2019年10月の記事一覧

正義の味方は難しくても、ヒーローにだったらなれるかもしれない

正義の味方は難しくても、ヒーローにだったらなれるかもしれない

最近、生まれて初めて「クレヨンしんちゃん」の映画を見た。画面の中のしんちゃんは間違いなくヒーローだった。

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正義に憧れる
「ヒーロー」というヤツは往々にして「正義の味方」みたいな呼ばれ方をしている。

もしその二つが完全に同義なのだとしたら、私は割とヒーローになりたいと思う方だ。なぜなら正義に憧れるから。

正確な言い回しは覚えていないが、中学生の頃に読んだ浦沢直樹の20世紀少年で主

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伝説になろうとも、英雄にはなれない

伝説になろうとも、英雄にはなれない

自分にとっての「ヒーロー」とはなんだろう、と考える。

それもこれも、我らが株式会社フーモアの2期生(21卒)のコンセプトが
「僕たちはもう、ヒーローしかいらない」
だからだ。

このコピーについては採用イベントで話すので割愛させていただく。
来るべきその採用イベントで、わたしたち1期生が「ヒーローってなんですか?」と聞かれた際にあたふたしないためにも、自分なりのヒーローを考えねばなるまい。

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アーティストを目指す学生に伝えたい事。

アーティストを目指す学生に伝えたい事。

先日、Tokyo Art Navigation(トーキョー・アート・ナビゲーション)という「東京の文化・芸術の現在」を紹介するメディアから、インタビューを受けました。

主に、美大生など、将来アーティストを目指す学生に向けて、キャリアやお金について、そしてクラウドファンディングという制作資金の集め方についてお話してくださいとの事でした。

私の場合は、東京芸術大学大学院に通っていたので、一様、元・

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ポンコツが日常生活を送るためのハウツー #頑張らないで生きていく

ポンコツが日常生活を送るためのハウツー #頑張らないで生きていく

本屋にみっちり積まれた自己啓発本や、SNSで拡散されるハウツーを見ていて思うことだけど、世の中には、頑張る人向けの情報はたくさんあるけれど、もうすこし、頑張れない人のための手の抜き方とか上手な生き方みたいな情報があってもいいんじゃないか。

みたいなことをふとTwitterで呟いたら、思いのほか反響があった。

というわけで、まずは言い出しっぺの自分から、頑張れない人の頑張れない人による頑張れない

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「彼の最大の関心事は他人の評価だった。彼は偉大になりたかったのではなく、偉大だと評価されたかったわけです」

「彼の最大の関心事は他人の評価だった。彼は偉大になりたかったのではなく、偉大だと評価されたかったわけです」

明日の言葉(その15)
いままで生きてきて、自分の刺激としたり糧としたりしてきた言葉があります。それを少しずつ紹介していきます。

乱暴に言い切ってしまうと、会社員とは、他人から評価される職業である。

もちろん自己評価もあるし、絶対的な成果を上げて自分でのし上がるヒトもいる。
でも基本的には、上司などから評価されて、認められ、立場を変えていく仕事である。

生きていくためには仕方がない。
でも、

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「何でも出来るは、何にも出来ない」と言われてから心掛けた事

「何でも出来るは、何にも出来ない」と言われてから心掛けた事

20代前半でフリーライターをやってた頃に編集の方から「何でも出来るってことは、何にも出来ないんだよ」とアドバイスをもらいました。
この言葉は自分にとってキャリア、仕事観に大きく影響を受け、強みの明確化と納期を守る事を心がけています。
そこから、自分としてはさらに基礎スキル→強みの明確化→他ジャンルへの転用を意識するようになりました。

「何でも出来るって何にも出来ない」と言われた日
20代前半は生

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プロには敵わないという意識を捨てる

どんな世界でもプロにはプロの素晴らしさがあります。
でもどんな人でも最初は素人からのスタートだったはずだし、そこから経験を積んでさらに腕に磨きをかけていったから現在がある。

でもね、あえて視点を変えて、プロだからこそ陥ってしまうこともあるんじゃないかってことを考えてみて欲しいんですよ。

例えばね、わかりやすく音楽でいうと、プロはスタッフも関係する人たちもみんなプロなんです。
そりゃいいものがで

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プロじゃないからいいじゃない?じゃないんだよ

プロじゃないからいいじゃない?じゃないんだよ

一時期、ストレングスファインダーというのが流行った。今もベストセラーとして本が出ていて、本を買うとネットで診断を受けて、自分の強みを分析できる。要するに自分の強みを理解して活かしていこうよ、っていう類の自己分析系のものだ。

この強みの資質の中に「最上志向」というものがある。

何事に対してもより良く、上を目指し向上させる資質であり、実は日本の診断者の3人に1人が持っている資質だそうだ。

まぁ、

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カリスマのそばにいすぎてはいけない

カリスマのそばにいすぎてはいけない

今までの人生で、何人かカリスマと呼ばれるレベルの人のそばにいたことがある。

1つは学生時代、当時の桑沢デザイン研究所の所長であり天皇陛下に紫綬褒章を賜るほどの世界的デザイナーでもあり、尊敬する恩師の内田繁先生の元にいた時。

もう1つは就職後、独立して今もお世話になっているワインインポーターでありワインショップ経営者のオーナーさんと仕事をしている時だ。

前者の恩師は高齢でご逝去されたけれど、僕

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世代別にみる価値観の違い

世代別にみる価値観の違い

「最近の若い者は、、」

この言葉って今でもわりと当たり前に
使われていますよね。

しかし10年前や20年前のドラマや漫画でも

「最近の若者はー、、、」

と使われています。

その当時そう言われてた人達も
30代、40代、50代にもなれば
同じ事を言います。

つまり時代の変化とともに
価値観も変化しているので
その人軸の価値観で物事を発しても
時代の変化のすり合わせが出来ないように
価値観

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あなたはどうされたら伸びるタイプ?

あなたはどうされたら伸びるタイプ?

よく人は
「褒められて伸びるタイプ」、
「叱られて伸びるタイプ」
の2タイプがいるといわれる。

ただ残念ながら、
僕はこのどちらにも当てはまらない。笑

叱られるとただ凹んでやる気がなくなるし、
褒められると調子に乗ってしまう。笑

しかし僕は、

「人から信頼されると伸びる」

人間だと思う。

そう思ったエピソードを紹介したい。

この記事は2分で読み終わります。

やる気の出ない営業生活

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アーレントの哲学【労働、仕事、活動の違い】

アーレントの哲学【労働、仕事、活動の違い】

近代ドイツのユダヤ人女性哲学者の
ハンナ・アーレントさんの

『労働、仕事、活動』

についての哲学が凄く心に響いたので
ここに残そうと思いました。

内容は凄く難しいので
ざっくりまとめると

人間には「労働」「仕事」「活動」の3つの活動力があって、それらが人間を他の動物から区別している。しかし近代社会は「労働社会」となり、私たちが人間であり、自由となるために欠かせない「仕事」や「活動」を押しつ

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自分に自信をつける6つの方法

自分に自信をつける6つの方法

自分に自信がある人は凄く魅力的で

かっこいいなと感じます。

逆に行きすぎた自信を持つ人は

過信が凄いな

と一歩引いた目で見てしまいます。

そもそも自信と過信の違いは

自信とは自分で自分の能力や価値などを信じること。 自分の考え方や行動が正しいと信じて疑わないこと。

過信とは価値や力量などを実際よりも高くみて、信頼しすぎること。

とのことです。

また

自分に自信が持てない人の7つ

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「働き方改革」よりも「あり方改革」を。

「働き方改革」よりも「あり方改革」を。

敬愛している圓窓代表の澤円さんと、4月に対談させていただいたのですが、その対談記事の後編が本日公開されました。

記事では「働き方改革」について、様々な観点から考察しているのですが、「個のキャリア」という観点では、終盤に澤さんが語られている以下の内容が示唆に富んでいます。

働き方、生き方をアップデートしていこうという働きは日本に限らず起きています。

例えば、世界中にエリートを輩出するハーバード

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