池澤 あやか

ソフトウェアエンジニア、ときどきタレントです。テクノロジーとガジェットとDIYが好き。

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マガジン

  • MAKERS

    • 315本

    DMM.make AKIBAでモノづくりや事業を行う企業やクリエイター、アーティストなど”MAKERS”の皆さんの活動をご紹介していきます。

  • EMARF作品紹介

    • 40本

    日本初のクラウドプレカットサービス「EMARF」を使って制作された作品をインタビュー形式でご紹介していきます。

  • エストニア法人起業日記

    思い立ってから15分で設立してしまった会社をどうにか運営していく日記です。

  • デジもじゃ通信・番外編

    日経MJでの連載『デジもじゃ通信』の取材で、記事内に収まりきらずこぼれてしまった話をまとめています。

最近の記事

逆子戦記 37週で外回転術を受けるまで

1年間の不妊治療を経て、マタニティライフが始まりました。 友人・知人から、妊娠中のキツかったエピソードを聞いてはいましたが、私の場合は拍子抜けするくらい順調な生活が続きました。 しかし、妊娠25週目の妊婦健診で「逆子」の診断が出ることに…! 25週 逆子発覚25週で医者さんから妊婦健診で逆子を指摘された時、「まだまだこの時期は逆子の子も多いし、最後まで逆子の子は5%で、だいたいそのうち治るから大丈夫!」とも言われており、私も特に気にしていませんでした。 しかし、その後

    • 事実婚を選択した、極めて個人的な理由

      わたしとパートナーとの間には、もうすぐ子どもが生まれる予定です。 パートナーとは事実婚なので、「事実婚だと子どもにまつわる行政手続きが大変そうで」と周りに話すと、「籍入れちゃったほうが楽なんじゃないの?」と言われることもあります。 そう言われたときには「改姓もいろいろと手続きがめんどくさいからな〜」なんてぼやかした返事をしていましたが、改めて、なぜ事実婚を選択したのか、すこし長めの答えを記します。 先に結婚し、改姓をした友人たちの話2019年「選択的夫婦別姓」という制度

      • 先の見えない不妊治療、その記録

        1年ほど、体外受精での不妊治療に取り組んでいました。 「不妊治療はつらい」とよく言われますが、不妊治療と一口に言っても、タイミング法や人工授精、体外受精など、さまざまな手法があります。不妊に至る原因も、男性起因・女性起因・原因不明とさまざまで、不妊治療を数ヶ月で卒業できる方もいれば、5年かけても難しい方もいらっしゃいます。 あくまでわたしのケースはたくさんある不妊治療のひとつのケースにすぎませんが、体験記をまとめておこうと思います。 将来漠然と子供がほしいと思っている方

        • 産休のお知らせ

          現在、妊娠7ヶ月に入りました。 順調にいけば、出産は7月上旬となります。6月からはお休みをいただき、体調に問題がなければ、9月以降に徐々に仕事を再開させていただく予定です。 既に安定期ではあるものの、内心は「無事生まれるのか?」という思いの方が強く、このタイミングで公表するべきかは悩みました。 というのも、わたしは不妊治療(体外受精)を経て、妊娠に至っており、私が取り組んできた体外受精は、常に可能性との戦いだったからです。 わたしはAMHと呼ばれる値がかなり低く、早期

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          17本

        記事

          結婚のご報告

          法律婚ができず、事実婚の証明も法的保護も難しい同性カップルの友人がいるなかで「結婚しました!」と喜々としてご報告ができる心境ではないのですが、さまざまな事情から、このたび結婚を公表することにしました。 現在は事実婚というかたちをとっています。事実婚というのは、事実婚用の書類があるわけではなく、婚姻同等の関係を築いている証明を積み重ねることで社会的に認められます。そのため、「今日から結婚生活です!」という明確な線引きはありません。明確な線引きがないのをいいことに、公表をずるず

          結婚のご報告

          ワイヤレス給電で世界で「勝てる」技術を追求するスタートアップ、エイターリンクとはなにか

          「次世代を牽引するようなスタートアップ」というと、海外スタートアップが注目されがちですが、世界レベルで技術的な強みを持ち、次世代のデファクトスタンダードになりうるスタートアップが日本にも存在します。 そんな企業のひとつ、世界で初めて「マイクロ波ワイヤレス給電」を実用化させた、エイターリンク株式会社。エイターリンクの技術「AirPlug®」を用いると、15m〜20m離れたところから、角度依存も少なく、双方向データ通信ができるくらいの電力をIoT機器に供給できます。 現在、大

          ワイヤレス給電で世界で「勝てる」技術を追求するスタートアップ、エイターリンクとはなにか

          初めてのソフトウェアエンジニア転職活動の備忘録 2022

          来月6月から、ソフトウェアエンジニアとして、フリーランスからIT企業の正社員に転職します。 ぼんやりと「転職をしようかな」と考えはじめたのが、昨年の12月ごろ。 とはいえ、過去一度も転職をしたことがなく、ましてや就職すらしたことがなかったので、右も左も分からぬ状態での転職活動となりました。 転職活動のやりかたは人それぞれだと思いますが、個人的にやっておくべきだったことや、やっておいてよかったことなど、さまざまな知見が得られたので、備忘録を残します。 ソフトウェアエンジニア

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          初めてのソフトウェアエンジニア転職活動の備忘録 2022

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          「誇りをもって仕事をしよう」という呪い

          「自分の仕事に誇りはないわけ?」 これは数年前、些細な口喧嘩のなかでわたしに向けられた言葉です。未だに心のどこかにひっかかっていて、時折思い出します。 誇り、かあ。たしかに、はたらいていて楽しいと思うことはあるけれど、「仕事に誇りがあるか」と問われると、それは「ない気がする」。 もしかしたら、自分の仕事が他の人の役に立ったり、社会に貢献してたり、そういう実感があれば、仕事への誇りなるものは、自然と生まれるのかもしれません。 しかし、そうしたものとは縁遠く、スキマ産業での

          「誇りをもって仕事をしよう」という呪い

          コロナ禍に運転免許を一発試験で取得しようとしたら大変だった

          運転に一切ご縁がない人生を過ごしてまいりましたが、このたび、自動車運転免許(AT)を一発試験で取得しました。 自動車免許といえば、指定教習所に通学、もしくは合宿をして取得する方が多いと思いますが、実は免許を取得するには必ずしも教習所に通う必要はなく、各都道府県の警察が運営する運転免許試験場に直接足を運んで、試験を受けることもできます。これがいわゆる「一発試験」です。 一発試験は指定教習所で取得するより難易度が高いと言われており、一般的には、うっかり失効した人が受験する場合

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          中山道・木曽路歩きの旅

          2年ほど前、中国・深圳に住む友人からゴビ砂漠を歩く旅に誘われました。わたしはアウトドア好きというわけではないのですが、あまりの唐突な誘いだったので思わず快諾してしまいました。 4日間で108kmを歩くゴビ砂漠の旅は、歩くことはもちろんですが、4日間インターネットに繋がらず、風呂にも入れない、言語が通じない、いろいろな意味で過酷な旅でした。 しかし、そのぶん、日々ゴール地点にたどり着いたときの喜びはひとしおですし、毎日のご飯が感動するくらい美味しいし(「空腹は最高の調味料」

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          おうちのシンク周りをスッキリさせるために買ったもの

          気を抜いたら汚くなりがちなシンクまわり。 ちょっと手を加えたらずいぶん快適になったので、個人的に「これは効果があったな〜」と思ったモノ・対策をまとめました。 排水口のフタをなくし、浅型排水口ゴミ受けに 見えるほうが掃除する!のでフタはなくしました! カバーの下にあった排水口ゴミ受けは、プラスチック製だったところを、金属製の浅型排水口ゴミ受けに変更しました。 これをふたつ買って、毎日交換できるようにしました。ひとつを食洗機で洗っている間に、もうひとつを排水口にセットして

          おうちのシンク周りをスッキリさせるために買ったもの

          エストニアの会社の決算をしたら意外と大変だった話

          わたしは、エストニアという北欧の国にほぼ趣味みたいな規模の会社を持っています。 昨年度、ノリと勢いでつくってしまったのです。 (詳しい経緯は以下の記事にまとめています。) そんな弊社なのですが、この6月についに決算、年次会計報告書の季節がやってきてしまいました。 「個人事業主だと日本での確定申告もあるし、ダブルで大変じゃない?」と思われるかもしれません。 しかし、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、エストニアは結婚・離婚・不動産取引以外のすべての行政手続きがオン

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          主フこそ3Dプリンターいじれると最高なのではないか

          最近、おうちに 3D プリンターをお迎えしました。 いままでも、シェア工房スペースを持つ DMM.make AKIBA まで行けば 3D プリンターを使つかうことはできましたが、大きいものを出力しようと思うと7時間くらいかかります。待ち時間も考えると、日常的に使えるものではありませんでした。 家に3Dプリンターがやってくると家でうだうだしているうちに印刷できるので、ここ最近は毎日稼働させて、家のカイゼンに使える小物を出力するのにハマっています。 ヘビーユースしているうち

          主フこそ3Dプリンターいじれると最高なのではないか

          プロのデザイナーと一緒に、テレビボードを兼ねた大型の棚をつくる #PR

          みなさんこんにちは。最近DIYにはまっている池澤です。 DIYは自分の生活習慣を考えながらものをつくるので、できあがると生活にスッとなじんでくれます。(たまに想像していたようにはいかないときもあるんですけどね……) 最近のわたしのDIYでは、「EMARF」というツールを積極的に使っています。CAD や Illustrator を使ってデザインしたものを木製パーツとして出力できるので、とても便利です。 わたし自身、EMARF を開発する VUILD のメンバーでもあり、微

          プロのデザイナーと一緒に、テレビボードを兼ねた大型の棚をつくる #PR

          怠惰すぎてメリハリがなく、在宅勤務が苦手だった話

          大学を卒業して7年、フリーランスで働いていることもあって、在宅勤務やリモートワークがあたりまえの環境でした。 しかしわたしは、朝早く起きるのが苦手、メリハリをつけて働くのが苦手、夜が一番集中できるという怠惰三点セットで生きており、これらの働き方との相性は最悪でした。 そんなもんだから、在宅勤務をしていると、昼頃のそのそベッドから這い出て、一日中外にも出ず、パジャマのまま、しまいにはベッドの上で仕事をするようになってしまうことも。そのあまりの怠惰さは、我ながらあまりに嘆かわ

          怠惰すぎてメリハリがなく、在宅勤務が苦手だった話

          理想のスマートホームにするために第二種電気工事士の資格が必要になった話

          子どもの頃、寝る前にベッドの中でうだうだ本を読むのが好きでした。 だんだん眠気が強くなって、ベッドから出て壁の照明スイッチを消しにいくたびに、「布団の中から照明を消せればいいのにな」と何度思ったことか。 最近は、スマートスピーカーと家電が繋がる時代になって、事前にセットアップさえしておけば、スマートスピーカーに「電気消して」と話しかけるだけで照明を消すことができるようになりました。 我が家では、リモコンで操作できる照明をスマートリモコン「NatureRemo」で操作でき

          理想のスマートホームにするために第二種電気工事士の資格が必要になった話