池澤 あやか

ソフトウェアエンジニア、ときどきタレントです。テクノロジーとガジェットとDIYが好き。

池澤 あやか

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    • 322本

    DMM.make AKIBAでモノづくりや事業を行う企業やクリエイター、アーティストなど”MAKERS”の皆さんの活動をご紹介していきます。

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  • エストニア法人起業日記

    思い立ってから15分で設立してしまった会社をどうにか運営していく日記です。

  • デジもじゃ通信・番外編

    日経MJでの連載『デジもじゃ通信』の取材で、記事内に収まりきらずこぼれてしまった話をまとめています。

記事一覧

選択的夫婦別姓について、わたしへのよくある質問

わたしは選択的夫婦別姓の導入を支持しています。 この話題を出すたびにいろいろな疑問・質問が大量に飛んできて、何度も同じ質問に答えるのも大変なので、よくある質問を…

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逆子戦記 37週で外回転術を受けるまで

1年間の不妊治療を経て、マタニティライフが始まりました。 友人・知人から、妊娠中のキツかったエピソードを聞いてはいましたが、私の場合は拍子抜けするくらい順調な生…

池澤 あやか
2か月前
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事実婚を選択した、極めて個人的な理由

わたしとパートナーとの間には、もうすぐ子どもが生まれる予定です。 パートナーとは事実婚なので、「事実婚だと子どもにまつわる行政手続きが大変そうで」と周りに話すと…

池澤 あやか
2か月前
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先の見えない不妊治療、その記録

1年ほど、体外受精での不妊治療に取り組んでいました。 「不妊治療はつらい」とよく言われますが、不妊治療と一口に言っても、タイミング法や人工授精、体外受精など、さ…

池澤 あやか
3か月前
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産休のお知らせ

現在、妊娠7ヶ月に入りました。 順調にいけば、出産は7月上旬となります。6月からはお休みをいただき、体調に問題がなければ、9月以降に徐々に仕事を再開させていただく予…

池澤 あやか
6か月前
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結婚のご報告

法律婚ができず、事実婚の証明も法的保護も難しい同性カップルの友人がいるなかで「結婚しました!」と喜々としてご報告ができる心境ではないのですが、さまざまな事情から…

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ワイヤレス給電で世界で「勝てる」技術を追求するスタートアップ、エイターリンクとはなにか

「次世代を牽引するようなスタートアップ」というと、海外スタートアップが注目されがちですが、世界レベルで技術的な強みを持ち、次世代のデファクトスタンダードになりう…

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初めてのソフトウェアエンジニア転職活動の備忘録 2022

来月6月から、ソフトウェアエンジニアとして、フリーランスからIT企業の正社員に転職します。 ぼんやりと「転職をしようかな」と考えはじめたのが、昨年の12月ごろ。 とは…

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「誇りをもって仕事をしよう」という呪い

「自分の仕事に誇りはないわけ?」 これは数年前、些細な口喧嘩のなかでわたしに向けられた言葉です。未だに心のどこかにひっかかっていて、時折思い出します。 誇り、か…

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コロナ禍に運転免許を一発試験で取得しようとしたら大変だった

運転に一切ご縁がない人生を過ごしてまいりましたが、このたび、自動車運転免許(AT)を一発試験で取得しました。 自動車免許といえば、指定教習所に通学、もしくは合宿を…

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中山道・木曽路歩きの旅

2年ほど前、中国・深圳に住む友人からゴビ砂漠を歩く旅に誘われました。わたしはアウトドア好きというわけではないのですが、あまりの唐突な誘いだったので思わず快諾して…

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おうちのシンク周りをスッキリさせるために買ったもの

気を抜いたら汚くなりがちなシンクまわり。 ちょっと手を加えたらずいぶん快適になったので、個人的に「これは効果があったな〜」と思ったモノ・対策をまとめました。 排…

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エストニアの会社の決算をしたら意外と大変だった話

わたしは、エストニアという北欧の国にほぼ趣味みたいな規模の会社を持っています。 昨年度、ノリと勢いでつくってしまったのです。 (詳しい経緯は以下の記事にまとめて…

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主フこそ3Dプリンターいじれると最高なのではないか

最近、おうちに 3D プリンターをお迎えしました。 いままでも、シェア工房スペースを持つ DMM.make AKIBA まで行けば 3D プリンターを使つかうことはできましたが、大きい…

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プロのデザイナーと一緒に、テレビボードを兼ねた大型の棚をつくる #PR

みなさんこんにちは。最近DIYにはまっている池澤です。 DIYは自分の生活習慣を考えながらものをつくるので、できあがると生活にスッとなじんでくれます。(たまに想像して…

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怠惰すぎてメリハリがなく、在宅勤務が苦手だった話

大学を卒業して7年、フリーランスで働いていることもあって、在宅勤務やリモートワークがあたりまえの環境でした。 しかしわたしは、朝早く起きるのが苦手、メリハリをつ…

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選択的夫婦別姓について、わたしへのよくある質問

選択的夫婦別姓について、わたしへのよくある質問

わたしは選択的夫婦別姓の導入を支持しています。

この話題を出すたびにいろいろな疑問・質問が大量に飛んできて、何度も同じ質問に答えるのも大変なので、よくある質問をまとめたFAQを用意しました。

あくまで私見なので、他の選択的夫婦別姓賛成派の方の意見を代弁するものではありません。

よくある質問は、適宜追加する可能性があります。
(2024.09.14 更新)

選択的夫婦別姓にまつわる基礎知識と

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逆子戦記 37週で外回転術を受けるまで

逆子戦記 37週で外回転術を受けるまで

1年間の不妊治療を経て、マタニティライフが始まりました。

友人・知人から、妊娠中のキツかったエピソードを聞いてはいましたが、私の場合は拍子抜けするくらい順調な生活が続きました。

しかし、妊娠25週目の妊婦健診で「逆子」の診断が出ることに…!

25週 逆子発覚25週で医者さんから妊婦健診で逆子を指摘された時、「まだまだこの時期は逆子の子も多いし、最後まで逆子の子は5%で、だいたいそのうち治るか

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事実婚を選択した、極めて個人的な理由

事実婚を選択した、極めて個人的な理由

わたしとパートナーとの間には、もうすぐ子どもが生まれる予定です。

パートナーとは事実婚なので、「事実婚だと子どもにまつわる行政手続きが大変そうで」と周りに話すと、「籍入れちゃったほうが楽なんじゃないの?」と言われることもあります。

そう言われたときには「改姓もいろいろと手続きがめんどくさいからな〜」なんてぼやかした返事をしていましたが、改めて、なぜ事実婚を選択したのか、すこし長めの答えを記しま

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先の見えない不妊治療、その記録

先の見えない不妊治療、その記録

1年ほど、体外受精での不妊治療に取り組んでいました。

「不妊治療はつらい」とよく言われますが、不妊治療と一口に言っても、タイミング法や人工授精、体外受精など、さまざまな手法があります。不妊に至る原因も、男性起因・女性起因・原因不明とさまざまで、不妊治療を数ヶ月で卒業できる方もいれば、5年かけても難しい方もいらっしゃいます。

あくまでわたしのケースはたくさんある不妊治療のひとつのケースにすぎませ

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産休のお知らせ

産休のお知らせ

現在、妊娠7ヶ月に入りました。

順調にいけば、出産は7月上旬となります。6月からはお休みをいただき、体調に問題がなければ、9月以降に徐々に仕事を再開させていただく予定です。

既に安定期ではあるものの、内心は「無事生まれるのか?」という思いの方が強く、このタイミングで公表するべきかは悩みました。

というのも、わたしは不妊治療(体外受精)を経て、妊娠に至っており、私が取り組んできた体外受精は、常

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結婚のご報告

結婚のご報告

法律婚ができず、事実婚の証明も法的保護も難しい同性カップルの友人がいるなかで「結婚しました!」と喜々としてご報告ができる心境ではないのですが、さまざまな事情から、このたび結婚を公表することにしました。

現在は事実婚というかたちをとっています。事実婚というのは、事実婚用の書類があるわけではなく、婚姻同等の関係を築いている証明を積み重ねることで社会的に認められます。そのため、「今日から結婚生活です!

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ワイヤレス給電で世界で「勝てる」技術を追求するスタートアップ、エイターリンクとはなにか

ワイヤレス給電で世界で「勝てる」技術を追求するスタートアップ、エイターリンクとはなにか

「次世代を牽引するようなスタートアップ」というと、海外スタートアップが注目されがちですが、世界レベルで技術的な強みを持ち、次世代のデファクトスタンダードになりうるスタートアップが日本にも存在します。

そんな企業のひとつ、世界で初めて「マイクロ波ワイヤレス給電」を実用化させた、エイターリンク株式会社。エイターリンクの技術「AirPlug®」を用いると、15m〜20m離れたところから、角度依存も少な

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初めてのソフトウェアエンジニア転職活動の備忘録 2022

初めてのソフトウェアエンジニア転職活動の備忘録 2022

来月6月から、ソフトウェアエンジニアとして、フリーランスからIT企業の正社員に転職します。

ぼんやりと「転職をしようかな」と考えはじめたのが、昨年の12月ごろ。
とはいえ、過去一度も転職をしたことがなく、ましてや就職すらしたことがなかったので、右も左も分からぬ状態での転職活動となりました。

転職活動のやりかたは人それぞれだと思いますが、個人的にやっておくべきだったことや、やっておいてよかったこ

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「誇りをもって仕事をしよう」という呪い

「誇りをもって仕事をしよう」という呪い

「自分の仕事に誇りはないわけ?」

これは数年前、些細な口喧嘩のなかでわたしに向けられた言葉です。未だに心のどこかにひっかかっていて、時折思い出します。

誇り、かあ。たしかに、はたらいていて楽しいと思うことはあるけれど、「仕事に誇りがあるか」と問われると、それは「ない気がする」。

もしかしたら、自分の仕事が他の人の役に立ったり、社会に貢献してたり、そういう実感があれば、仕事への誇りなるものは、

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コロナ禍に運転免許を一発試験で取得しようとしたら大変だった

コロナ禍に運転免許を一発試験で取得しようとしたら大変だった

運転に一切ご縁がない人生を過ごしてまいりましたが、このたび、自動車運転免許(AT)を一発試験で取得しました。

自動車免許といえば、指定教習所に通学、もしくは合宿をして取得する方が多いと思いますが、実は免許を取得するには必ずしも教習所に通う必要はなく、各都道府県の警察が運営する運転免許試験場に直接足を運んで、試験を受けることもできます。これがいわゆる「一発試験」です。

一発試験は指定教習所で取得

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中山道・木曽路歩きの旅

中山道・木曽路歩きの旅

2年ほど前、中国・深圳に住む友人からゴビ砂漠を歩く旅に誘われました。わたしはアウトドア好きというわけではないのですが、あまりの唐突な誘いだったので思わず快諾してしまいました。

4日間で108kmを歩くゴビ砂漠の旅は、歩くことはもちろんですが、4日間インターネットに繋がらず、風呂にも入れない、言語が通じない、いろいろな意味で過酷な旅でした。

しかし、そのぶん、日々ゴール地点にたどり着いたときの喜

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おうちのシンク周りをスッキリさせるために買ったもの

おうちのシンク周りをスッキリさせるために買ったもの

気を抜いたら汚くなりがちなシンクまわり。

ちょっと手を加えたらずいぶん快適になったので、個人的に「これは効果があったな〜」と思ったモノ・対策をまとめました。

排水口のフタをなくし、浅型排水口ゴミ受けに
見えるほうが掃除する!のでフタはなくしました!

カバーの下にあった排水口ゴミ受けは、プラスチック製だったところを、金属製の浅型排水口ゴミ受けに変更しました。

これをふたつ買って、毎日交換でき

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エストニアの会社の決算をしたら意外と大変だった話

エストニアの会社の決算をしたら意外と大変だった話

わたしは、エストニアという北欧の国にほぼ趣味みたいな規模の会社を持っています。

昨年度、ノリと勢いでつくってしまったのです。
(詳しい経緯は以下の記事にまとめています。)

そんな弊社なのですが、この6月についに決算、年次会計報告書の季節がやってきてしまいました。

「個人事業主だと日本での確定申告もあるし、ダブルで大変じゃない?」と思われるかもしれません。

しかし、ご存知の方もいらっしゃるか

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主フこそ3Dプリンターいじれると最高なのではないか

主フこそ3Dプリンターいじれると最高なのではないか

最近、おうちに 3D プリンターをお迎えしました。

いままでも、シェア工房スペースを持つ DMM.make AKIBA まで行けば 3D プリンターを使つかうことはできましたが、大きいものを出力しようと思うと7時間くらいかかります。待ち時間も考えると、日常的に使えるものではありませんでした。

家に3Dプリンターがやってくると家でうだうだしているうちに印刷できるので、ここ最近は毎日稼働させて、家

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プロのデザイナーと一緒に、テレビボードを兼ねた大型の棚をつくる #PR

プロのデザイナーと一緒に、テレビボードを兼ねた大型の棚をつくる #PR

みなさんこんにちは。最近DIYにはまっている池澤です。

DIYは自分の生活習慣を考えながらものをつくるので、できあがると生活にスッとなじんでくれます。(たまに想像していたようにはいかないときもあるんですけどね……)

最近のわたしのDIYでは、「EMARF」というツールを積極的に使っています。CAD や Illustrator を使ってデザインしたものを木製パーツとして出力できるので、とても便利

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怠惰すぎてメリハリがなく、在宅勤務が苦手だった話

怠惰すぎてメリハリがなく、在宅勤務が苦手だった話

大学を卒業して7年、フリーランスで働いていることもあって、在宅勤務やリモートワークがあたりまえの環境でした。

しかしわたしは、朝早く起きるのが苦手、メリハリをつけて働くのが苦手、夜が一番集中できるという怠惰三点セットで生きており、これらの働き方との相性は最悪でした。

そんなもんだから、在宅勤務をしていると、昼頃のそのそベッドから這い出て、一日中外にも出ず、パジャマのまま、しまいにはベッドの上で

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