ハンナ_アーレント

承認欲求について2 アドラー ヘーゲル ハンナ・アレント

ヘーゲルの場合

ヘーゲルは主奴論において、人間関係は承認を巡る闘いだと言うことを書いた。奴隷は奴隷であることを徹底していくと自己の在り方が変化して主人と立場が逆転してしまうと言う弁証法哲学を述べたとも言われる。彼の哲学を突き詰めるとマルクスのように『万国の労働者よ立ち上がれ!』になるのかどうかはよくわからない。

むしろヘーゲルは、承認を巡る闘いを調停するためには、お互いに相手を奴隷にし、主人に

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ありがとうございます✨😊励みになります🌱

"僕たちは不死身だ"

人はいつか必ず死ぬって思う?

僕は「自由」というのは人間だけに与えられた特権であると思っている。でも「自由」の先には何があるのだろうか、

てか、そもそも「自由」ってなんだ

そんなことについて考えていこう。

(ここからは、生物としての人を指す「ホモサピエンス」と、他の生物とは違う唯一無二の自由な存在である「人間」とを別の概念で区別する)

哲学者ハンナ・アーレントは人の活動様式を「労働」「仕

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ありがとう!一緒にたくさんのことを考えて行きましょ🐈
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アーレント謎の概念"natality"=「出生」?:最近公刊のアーレント本も含めて整理する&「反出生主義」との関連は?NO.1

0.  はじめに

アーレント関連の書物が立て続けに公刊されています。
『アーレント読本』をはじめ、研究書が3冊も登場しました(私も微力ながらその一端を担わせてもらいました)。研究者以外にも関心をもたれている方は多いのではないでしょうか。

    アーレントに限らず、"誕生"というテーマも世間の注目を集めています。昨年はベネターをはじめとする「反出生主義」への注目度(同意するにせよ批判するにせよ

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The Human Condition (人間の条件)【天秤座の物語】

ハンナ・アーレントは、1906年10月14日にドイツのケーニヒスベルクで生を受けた。この時代にユダヤ人として生まれることは、残酷なまでに運命的なことだった。

幼い頃から知的好奇心が旺盛で、言葉や数学に高い理解力を示していたハンナは、やがて哲学に関心を持ち、マールブルク大学に入学した。
彼女はそこで、当時、大学の哲学部外教授だったハイデガーと出会う。

ハイデガーは、生徒たちから「思考の国の王」と

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You’re amazing✨
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エッセイ 映画『ハンナ・アーレント』を見る

タバコを吸いたくなる時はいつであろうか。
それは映画『ハンナ・アーレント』を見た時だと氏は主張する。

夫といる時でも、友人といる時でも、ひとり森林の中を歩いている時でも、アイヒマンの裁判について「悪の凡庸さ」と喝破した時でも、ハンナは必ずといっていいほど、タバコを吸っている。その雰囲気に乗せられて、ついついノリスケさんもタバコを吸ってしまうのである。

そんな不健康な主人公だが、映画の内容もとて

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ありがとうございます!
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H.アーレントの「活動」という概念は、ほんと、若者向きです。 #18

労働・仕事・活動の3つのうちの活動が大事といっ女性

コミュ障って、初めて聞いて、え?・・障害?・・なに、ひどいの?って感じて聞いていたのですが、よく話を聞くと違うらしいということがわかった。最近の若者用語は時々わからんときがある。

いえいえ、実に若者用語であって、コミュニケーションが苦手とか下手という自称なんですね。ほかにも、メンヘラ・・?です。メンタルヘルスが弱い、ということらしい。これも自

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サンキュ( ≧∀≦)ノ!
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思想家はいかなる時代を生きたのか

「思想史を教える・学ぶ」って難しいよなぁ、という備忘録的な話です。

先月、とある学校の教員採用選考を受けました。当然模擬授業もあったのですが、何とそのテーマが「環境倫理」。環境倫理は今まで回避してきたテーマだったので(上手く題材を選んでコーディネートしないと「地球に優しくしましょう」みたいなお仕着せの授業で終わってしまいかねない)、覚悟を決めてこの機会に少し勉強してることにしました。
その過程で

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「人間の条件」と「労働」「仕事」

昨日はハンナ・アーレントの読書会だった。

引き続き『人間の条件』を読んでいる。やっと第4章に入った。最初はよくわからなかったが、だいぶハンナ・アーレントの物の考え方がわかってきたような気がする。

最初は「人間の条件」と「労働」「仕事」「活動」がどう結びついていくのかと思っていたが、反復的な「労働」によって、私たちは生きており、「仕事」によって、永続的なものを創る。ものによって世界は作られており

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うれしいです😊💖
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なぜ今注目されるのか~『やっぱり知りたい!ハンナ・アーレント』をオンラインで視聴した

20世紀を生きた思想家ハンナ・アーレントが再び注目されている。この7月に発売されたばかりの『漂泊のアーレント 戦場のヨナス ふたりの二〇世紀 ふたつの旅路』の著者、百木 漠さんのイベント「やっぱり知りたい!ハンナ・アーレント」がオンラインで視聴できることを知り参加した。

コロナ禍における幸い

会場になるGACCOHは京都出町柳駅から5分のところにある。京都大学の最寄り駅でもあり、あこがれの学問

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ありがとうございます(*´∀`)ノ
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アーレント読本

 『アーレント読本』が近刊です。私も編集委員として関わらせていただきました。以下は、法政大学出版局のホームページからの転載情報となります。

https://www.h-up.com/bd/isbn978-4-588-15109-5.html

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『アーレント読本』

日本アーレント

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