SNSが普及し、様々な情報がネット空間にあふれています。フェイクニュースだけでなく、投票の誘導や他者への攻撃など悪意を含むものも少なくありません。
言論の自由について質問されたタリバン広報担当:「その質問なら、検閲やりながら言論の自由を訴えてるFacebookみたいな米企業に聞いてみろ!」。
マスコミ:正論にだんまり(笑)。
「だが、ちょっと待ってほしい」
ちなみに、この「(だが、)ちょっと待ってほしい」というフレーズ、朝日新聞の得意とするところでありまして、今まで提示された事実から導かれる結論をひっくり返そうとする時に使う常套句(笑)。
オールドメディアだって facebook なんぞに負けちゃいませんよ。連日、詭弁を弄してばかりの人を引っ張り出して、人心を惑わそうとしているんですから(笑)。
テレビに出ずっぱりの橋下徹氏とウクライナ出身の政治学者グレンコ・アンドリーさんとの白熱議論。アンドリー・グレンコさんは、ウクライナ人で国際政治学者、日本研究者。
「だが、ちょっと待ってほしい」
橋下徹さんよ、お前はストローマンか(笑)。
https://note.com/gashin_syoutan/n/n9dedb27be99f
要するに、思考停止を起こさせるような詭弁、論点のすり替えの類がストローマンですよ、ストローマン。
Aという行為に踏み出すと
「その間にどれだけのウクライナの人たちが命を失うのか」= 類似の行為が連鎖的に行なわれ
「祖国防衛。そこで命を落とすんだって状況になってしまうと、国外退避することが恥ずかしいことだ、やっちゃいけないことなんだ、売国奴なんだっていう批判を恐れてしまう」 = だから、Aという行為を行うべきではない、
という論法です。
橋下さんの言う Aという行為とは、「ロシアに反抗する」です。
だから、ロシアに反抗せず、全ウクライナ国民を10年から20年ほど国外に退避させて、その後に国へ帰ってからウクライナを再建したらいい、という結論になるってわけ。
一見、平和を訴えているように思いますけど、狙いは別のところにあります。
国民国家は、法的・政治的に共通・平等の市民権を与えられた市民の政治的共同体です。そして、国民というものは国境の内部に定住することによって形成され、領土によって保護されているのです。
橋下徹さんに聞いたわけじゃないですけど、きっとハンナ・アーレントなんて聞いたこともないんだろうなぁ(笑)
1942年7月22日 ゲットーから絶滅収容所への大規模な移送開始。でも、ナチスが恐れていた、抵抗は起こらなかった。ポーランド地下組織の警告のビラを無視して、2~4万のユダヤ人が進んで移送に協力した。
住民は恐怖と希望の間に囚われていた。しかし、自分は措置の対象にならないとか、ある者は『立ち退き』は単なる移住に過ぎないと高を括っていた。
その時、橋下さんはTVに出ていなかったのですが、ユダヤ人は抵抗より幻想を選んだのです。
ナチスは幻想に基づく期待と恐怖を利用し、ユダヤ人を分断しつつ、移送を進めた。
結局、幻想は破壊されたのだが、ユダヤ人の抵抗は起きなかった。
闘争組織が形成され、武器を手にする様になったのは、ゲットーにいた50万人が4万人になってからのこと。
彼らはユダヤ人として攻撃されているのに、他人の同情に依存した無防備で丸裸の人間であり、ユダヤ人として反撃することはできなかった。
つまり、
国を奪われた人となったら、人間としての権利も保護も奪われた存在であり続けるしかないってことです。
アンドリー・グレンコさんの憶測:
殺害の脅迫を受けた人が「逃げ道として自殺を勧めるよ」って言う友人を信用してはならないように、日本人は「集団的な安全を守る最も確実な方法は集団的に自殺することだ」と説得する「偽の国民」を信用してはなりませんぞ(笑)。
ストローマンよ、世間の人はあなたのことを藁(わら)の人ではなく、(笑)の人=嘲笑の的と思っていますよ。
以下は、暇があれば読んでみてください
手をこまねいていれば誰かが助けてくれるという幻想
「手をこまねいていれば誰かが助けてくれるという幻想」ってタイトルはオイラが勝手につけたので、誤解なきようお願いします(笑)。