脚下照顧(きゃっかしょうこ)

自分軸での仕事と生活を目指して、61歳にして4度目の転職を行い、並行して合同会社を立ち…

脚下照顧(きゃっかしょうこ)

自分軸での仕事と生活を目指して、61歳にして4度目の転職を行い、並行して合同会社を立ち上げました。持続可能な社会へむけ楽しく仕事しています。noteでは、自分軸の生き方、大人のピアノ、旅行記、料理などのテーマで執筆。ペンネームの「脚下照顧」はわが足元を見つめよという禅語です。

最近の記事

自分軸での兼業(起業)のとある一日

 私は、一昨年の4月末にそれまで勤めていた仕事を退職後、「自分軸」の生き方をすすめるための一つの方策として、兼業をしている。  一つは、ある大学で実務家教員として、産学官連携や起業支援、リカレント教育などの仕事をしている。もう一つは、みずから起業して、有機農業向けの土壌診断や地方創生のためのコンサル的な仕事をしている。前者は大学の地域貢献という点で、後者は有機農業や環境保全型の農業の推進という点で、持続可能な地域社会づくりに自分なりに何か役に立ちたいという思いで仕事している

    • 変貌するシルクロードの国・ウズベキスタン鉄旅:⑦優しく親切なウズベキスタン人

       8月18日、サマルカンド駅6:37発のアフラジャブ号に乗り込み、首都タシケントへ向かった。  次の動画は、アフラジャブ号がサマルカンド駅に到着する様子である。いま見てもワクワクする。砂漠やステップのなかを疾走しながら、中央アジアの国・ウズベキスタンの経済を下支えしている。 サマルカンド鉄道技術博物館で鉄ちゃん親子に出会う サマルカンドからアフラジャブ号に揺られて約2時間。タシケントに到着したのは8:47だった。  列車を降りて早速訪れたのは、タシケント駅から歩いて5分

      • 変貌するシルクロードの国・ウズベキスタン鉄旅:⑥あんた、鉄っちゃんやろ!

        復活したトラム(市電) サマルカンドでは、トラム(市電)にも乗ってみた。  サマルカンドでは、かつて1947年~1973年までトラムが走っていたそうだが廃止された。その後、2017年に復活し、現在は、サマルカンド駅から2路線が運行されている。車両は、2016年に廃止された首都タシケントのトラムから持ってこられたものだ。LRTの名のもと、市電などが見直される世界的な流れに沿ったものだろう。  私が乗ったのは、観光地が多い旧市街からちょっとだけ離れた商店街からサマルカンド駅ま

        • 変貌するシルクロードの国・ウズベキスタン鉄旅:⑤誇り高き古都サマルカンド

          青の都 8月17日は、いよいよ「青の都」といわれるサマルカンドを見て回った。  ここもブハラと同様にオアシスから発展した古都だ。ペルシャ、アラブ、モンゴル、ロシアなどに入れ替わり立ち替わり支配された。だがその一方で、ティムーム帝による一大帝国の拠点となり、周りの地域に版図を広げた。ティムール帝国時代には、版図全域から優れた科学者、宗教学者、文学者などを集めた高い文化を作った。現在のウズベキスタンとしては、このティムール帝国の時代をもっとも誇らしい時代としている。  写真は、テ

        自分軸での兼業(起業)のとある一日

          変貌するシルクロードの国・ウズベキスタン鉄旅:④危うく列車に乗り遅れるところだった

          とんだハプニング 8月16日の夕方、ブハラからサマルカンドへ向かった。  ところが、このときは危うく列車に乗りそびれ、取り残されるところだった。  この日は、旅行社に16時10分ブハラ発でサマルカンドまでのチケットを手配してもらっていた。私は当然これもアフラシャブ号だと思っていた。  駅に着くと15時38分発のアフラシャブ号が止まっていたので、割と頻繁に走っているんだなあと感心していた。  隣には「鈍行列車」らしきものが停まっていて、それはそれとして乗ったら面白いだろうなと

          変貌するシルクロードの国・ウズベキスタン鉄旅:④危うく列車に乗り遅れるところだった

          変貌するシルクロードの国・ウズベキスタン鉄旅:③ハン(王)の居城を中心に発展した古都・ブハラ

          タシケントを8月15日の朝の7時28分に出発したアフラジャブ号は、定刻通りの11時20分にブハラに到着した。  ブハラは、サマルカンドほど有名ではないが、オアシスの集落として発達し、9世紀にはイラン系豪族のサーマン朝の首都となり、繁栄した。ところが、1220年にチンギスハーンによって襲撃され、徹底的に破壊し尽くしてしまった。その後、16世紀のシャイバニ朝の時代になって復興された。 初めてのウズベキスタン料理 ブハラ駅から日本人墓地へたちよって、ブハラ市内に到着したのはお昼

          変貌するシルクロードの国・ウズベキスタン鉄旅:③ハン(王)の居城を中心に発展した古都・ブハラ

          変貌するシルクロードの国・ウズベキスタン鉄旅:②なぜかお盆に日本兵の墓地に引き付けられる

           アフラシャブ号で、サマルカンドから乗り込んできた一人の日本人の若者が私の隣の席に座った。彼はこの年の3月末で会社を辞めて世界放浪の旅を続けているとか。この間、東南アジア、ネパール、インドを回ってウズベキスタンへ入り、これからトルコ、エジプト、モロッコ、西ヨーロッパ、ロシアへ行き、南北アメリカを回る予定とのことだ。なんとも羨ましい話だ。きっと彼には、世界を見てみたいと言う意思と、それなりのタイミングやチャンス、ちょっとした勇気とそれなりのお金があり、実現できているのだろう。

          変貌するシルクロードの国・ウズベキスタン鉄旅:②なぜかお盆に日本兵の墓地に引き付けられる

          変貌するシルクロードの国・ウズベキスタン鉄旅:①私がウズベキスタンを旅したわけ 

           ウズベキスタンは中央アジアの一国で、かつてはソビエト連邦に属していた。面積は447,400平方キロメートルと日本より約10万平方キロメートル広い。人口は3,280万人なので日本の約4分の1である。主な宗教はイスラム教である。  なぜ、私がこのウズベキスタンへ行ってみたいと思ったのか?  一つ目は、ここがかつてシルクロードの中心地であり、隊商が行きかい、玄奘三蔵もこの地域を経由してインドへ向かい、モンゴル帝国をはじめ古代帝国がこの地域を奪い合った。その歴史の足跡を見てみたい

          変貌するシルクロードの国・ウズベキスタン鉄旅:①私がウズベキスタンを旅したわけ 

          がんサバイバーが無理なく旬の食材で自炊の1週間の記録

           「自分軸」の生き方追求のため、某大学に週4日勤務。残りの平日1日と休日で自営業をやっている。  61歳男性、一人暮らしであるが、3年ほど前に前立腺がんを患い、それいらい、無理のない範囲で、できるだけ旬の食材やデザイナーフーズを日常の生活に取り入れつつ、毎日楽しく手軽に料理を作っている。 目指すべきは、「医食同源」「食養生」である。  とはいえ、60歳過ぎてもありがたいことに現役で仕事させていただいているので、旬の食材とはいっても、「無理のない範囲」なので、大学勤務時のラ

          がんサバイバーが無理なく旬の食材で自炊の1週間の記録

          今年の精神的目標

           昨年2022年は私にとって大きな転換の年だった。大量生産・大量消費型の資本主義の経済・社会システムが地球の限界へとぶつかるなかで、紆余曲折を経ながらも人類は持続可能な経済・社会システムへパラダイムシフトしていかざるを得ない。こうしたなかで、社会の組織やシステムも中央集権型から自律分散型へとシフトしていく趨勢にある。そのなかで、私自身の生き方も、自分軸の生き方をできるところからしていかなければならない。 「自分軸」の生き方のスタートとなった2022年 こうした気持ちを一昨年

          自分がワクワクすることを柱に事業計画を煮詰めている

           今年4月末に前職を退職し、転職と起業を並行して進めてきた。転職先は7月に見つかり、8月から週4日、働き始めている。そして、平日の1日と土日を使って個人企業を立ち上げて、農業関連のビジネスをやろうと動き始めている。 自分がワクワクするものは何かを突き詰める 最初は、社会・市場のニーズは何で、それに自分のビジネスがどう応えるかーーという定石のセオリーで事業計画を立てつつあった。しかし、私がやろうとしているのは、将来上場を目指すような起業ではなく、あくまでも個人企業の起業であり

          自分がワクワクすることを柱に事業計画を煮詰めている

          「失敗学」に学ぶ

            数年前に購入して、ざっと読んだ後、本だなに並べてあった畑村洋太郎著「失敗を生かす仕事術」を夏の夕暮れの涼しいキャンプ場で読んだ。  かなり以前に勤めていた会社で、いくつかの失敗が重なり、最終的には自分が身を引く形で職場を去ることとなった。それが、何となくトラウマとなっていて、今、本業+副業という新しいステージへ歩みだしたのだが、同じ失敗に陥るのではないかという不安がよぎることも否めない。そのため、この本を改めて紐解いてみた。 個人の獲得する知識の質と量は失敗経験で決ま

          起業と転職の掛け持ち>とりあえず転職先を決定

           4月末に勤めていた会社を退職し、以後、思うところあって、自分軸に立って起業と転職の掛け持ちで活動を進めてきたが、ようやく転職先が決まった。 自分のキャリアの見直し 転職活動にあたっては職務経歴書を書くこと、すなわち、自分のキャリアを見直して、他の会社で自分が何ができるかを明確に示す必要があるということはわかっていたが、最初はうまくいかなかった。  職務経歴書はなるべく詳しく書けと指南するサイトなどもあったので、とにかく詳しく書いて、自分の経験・スキルを普遍化して、あれも

          起業と転職の掛け持ち>とりあえず転職先を決定

          大人のピアノ1年8カ月目の1人発表会

           59歳から大人のピアノを始めている。  完全に自己満足、マイペースでピアノの練習をしていて、発表会などに参加する予定もないので、今回、YouTubeにアップして一人発表会を開催してみた。 Amazing Grace 今回の課題曲は、Amazing Grace である。約4カ月練習してきた。  自分ではっもうちょっと上手に弾けていると思っていたのだが、動画で見るとぎこちないし、いっぱいミスタッチしている。何度か動画を撮りなおしたが、やはり、ミスなしに完璧にできないので、

          大人のピアノ1年8カ月目の1人発表会

          「自由の身になるからこそ、人のため、世のために尽くしなさい」とのアドバイスをおみくじから得る

           4月に一身上の都合で61歳で会社を退職し、いまは、「自分軸での起業と転職の掛け持ち」を目指して、模索を続けているところである。 転職を優先して動いているが 「起業と転職の掛け持ち」と書いたが、実際には、転職活動を優先している。IndeedやDodaなどの転職サイトに登録し、「企業からのオファーがありました」というメールがしょっちゅう来るが、これは本当にオファーがあったわけではなく、いくつかの条件があったものを機械的に選択して送ってくるだけということがわかった。内容を見ると

          「自由の身になるからこそ、人のため、世のために尽くしなさい」とのアドバイスをおみくじから得る

          お蕎麦と納豆で焼きそばを作ってみた~残り物でイノベーション料理①

           今日のランチは先日生協で買った出石蕎麦でざるそばを作ろうと思ったのだけれど、創味のめんつゆを切らしているのに気が付いた。 手元にあるのは蕎麦、納豆、玉ねぎ、ベーコン 生協の「ポイント5倍デー」は明日なので、今日、創味のめんつゆを買いに走るのももったいないなどとケチくさいことを考えつつ、週末で在庫が少なくなった冷蔵庫を開けてみた。目についたのは、納豆、玉ねぎ1/4、ベーコン2枚だ。  よっしゃ、これで何か美味しい物ができないか考えた結論が和風焼きそばだ。  まずは、出石

          お蕎麦と納豆で焼きそばを作ってみた~残り物でイノベーション料理①