奈良のわらび餅の包み紙と箱の話から
以前、奈良に8年住んでいた。
銘菓のひとつに千寿庵のわらび餅がある。
夫は非常にそのわらび餅が気に入って、奈良を離れてからも、買える機会があるたびに買っていた、ようである。
この4月に、夫の単身赴任が終わり、6畳間に立錐の余地もないばかりに詰め込まれた非常識な夫の所持品の中に、そのわらび餅の包装紙の集団がある。
なんのためにとっておくのか皆目見当がつかない。こういうのは、ゴミ屋敷ではなくモノ屋敷というらしいが、どちらにせよ異常であろう。
占有面積は、金銭換算できる。
他に