詩をつくるときはひとり
たいてい詩を作るときはひとりでつくる。家族が寝てから、もしくはひとりで家にいるときにつくる。だれも見ていないときじゃないとなかなか作れないのは臆病だからなのだろう。
料理とも、工作とも詩作がちがうのは、たぶんことばという材料を選ぶときの吟味の時間が必要だからなのだと思う。ひとりで、だれにも見られないところで、これは自分のことばなのだと確かめながらでないと、人の視線やことばにすぐに流されてしまう。
ウンウンと唸りながら、ああでもない、こうでもない、と詩を作っていると、つぎの