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小説大好き☘️毎週博物館か美術館に行く☘️コンサート・バレエも愛してる💖 美しいもの、楽しいもの、おもしろいもの、ドキドキするもの、もしよかったらご一緒に💖
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#家族

旅に出た時の思いと思い出とおいしいものなど~国内編

旅に出た時の思いと思い出とおいしいものなど~国内編

旅が好きです。
リフレッシュとストレス解消で、何度も出ていました。
その時の思い出と、感謝と、驚いたこと、感じたこと。

この記事では国内を集めています。

東北への桜旅。また行きたい願いを込めて。

横浜・中華街を女友だちと食べ歩いた時のこと。

中華街へ行ったときに泊まったホテル ニューグランド。

夫の故郷・金沢と近くの温泉を回ったとき。夫婦ともに食いしん坊で、食べること中心の旅。

旅では

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ライフワークのひとつとして着物でメトロポリタン美術館展へ行く

ライフワークのひとつとして着物でメトロポリタン美術館展へ行く

着物で美術館に行く。
優雅に聞こえますね。

でもこれ、私のライフワークなんです。
と、今年決めました(まだ短い!)

なぜか。

着物は、日本の伝統文化の粋を集めたもの。
まとうアート、です。

もっと多くの人に着てほしいし、その美しさを知ってほしい。

着ること、知ることでその伝統文化を守っていく一助になります。
今、着物の職人さんがどんどん廃業しています。
とてもつらいし、残念。

着物は多

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ふたたび見たい桜が待っている🌸今度はあなたと一緒に

ふたたび見たい桜が待っている🌸今度はあなたと一緒に

ああ、こんな桜があるのか。

広がる桜と、酔う桜。

🌸             🌸             🌸

独身時代、無性に桜を見る旅に出たくなった。
仕事に疲れて、孤独を感じて。

旅に出た。
見たことのない桜に、会いに。

ひとり東北へ向かった。

北上の鯉のぼりと桜

岩手・北上川の上を泳ぐ、鯉のぼりの群れ。
川面に映る桜とともに、圧巻で。

鯉も、桜も、思いも、広がる。
青空

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心をきれいにしてくれる修復されたフェルメール

心をきれいにしてくれる修復されたフェルメール

心の傷を治すように、やさしく繊細に。

「元に戻す」
かんたんにいうけれど、かんたんではない。
気が遠くなる手間と時間をかけたもの。

フェルメールの、1枚の絵。

綿棒に液を含ませて。
絵の上を転がす。

汚れが取れて、少しずつ色が出てくる。

綿棒できれいになるのは数ミリ。
それを何度も何度も繰り返す。

そのあとで、顕微鏡を覗き込みながら表面を削っていく。
本来の絵を傷つけないように、わずか

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生きづらさを小さな宝物のように抱きしめて

生きづらさを小さな宝物のように抱きしめて

ふたつ上の姉に、よくお気に入りのビーズやおやつを取られていた。
「ちょっと借りるだけだから」といってアクセサリーなどを作り、「もう取り出せないから、返せないや」などと。

いい返せなくて黙り込んでしまっていた。

それがイヤだった。
くやしくて。

姉との口げんかでも鍛えられ、いつしか口が達者になったらしい。

ビーズやおやつを守るために。

いいのか、悪いのか。

いつからか社交的、といわれてい

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入籍するって新しい家に住むことだったんだね

入籍するって新しい家に住むことだったんだね

結婚って何だろうねって話して。

入籍したのは4月です。
結婚パーティーをしたのは5月です。
19年たちました(半端ですね)。

夫は未入籍結婚を一度していました。

結婚するときに話しました。

どうして結婚するんだろう?

籍を入れるってどういうことだろう?

名前はどちらにしよう。

考えて、私が自分の名前を変えて、入籍したいといったのです。

両親は離婚している。
自分の姓に愛着はない。

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自分にないものにあこがれるから理系マンガが好き💗

自分にないものにあこがれるから理系マンガが好き💗

私は根っからの文系で、科学の知識もなければ、計算も苦手。
教養としての数学も身についていません・・・。
夫は呆れて「よくこれで生きてこれたな」という目で時々私を見ます。

息子は小学校の中学年から、算数の宿題は決して私には聞きません。
「お母さん、もういいよ」という声が記憶に残っています。
あの”あきらめた”響き・・・😨

ガ~ン!!

これでいいとは思っていないし、科学には興味のある分野もある

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孤独であっても人のつながりをもう一度確かめる~本屋大賞2021

孤独であっても人のつながりをもう一度確かめる~本屋大賞2021

私は結婚が遅く、独身時代に何度も「結婚しないの?」「大丈夫?」といわれました。大丈夫って何が? 
真剣に心配されても返事のしようもなく、苦笑したり、ムッとしたりするだけでした。

それは気づかいではなく、おせっかいか、好奇心か、揶揄でした。
つまりは余計なお世話でした。

たまたまその後、私は結婚という形をとったけれど、そのまま独身の可能性も高かったのです。
私のすてきな友人たちに独身者は多く、私

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お正月にハレの日の衣装をまとう悦び

お正月にハレの日の衣装をまとう悦び

着物を着て、お初もうでに参りました。
近所の氏神様にお参りして、開いていたお店でお菓子を買っただけです。
でもとても気持ちのいい「お出かけ」でした。
着物のおかげで新年の改まった気持ちになれました。

美術館に出ようとしたら、事前予約がいっぱいだったので予定を変えてお初詣でに。
高校生の息子もつきあってくれました。

椿文様の着物に、正倉院模様の帯今日は季節に合う椿の着物に、正倉院模様(と呉服屋さ

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一人の男が守った町・倉敷を歩いた旅

一人の男が守った町・倉敷を歩いた旅

倉敷を旅した日。
街並みの美しさに息をのみ、江戸時代に思いをはせました。
西洋美術を見てヨーロッパに思いを巡らせました。
今はそこで過ごしたかけがえのない時間を抱きしめます。

倉敷にはかつて行ったことがありました。
ところが家族3人で訪れた時に、初めてのように目が開かれました。

美観地区はこんなに奥が深かったっけ?
歩いても歩いても途切れることのない蔵の壁。
どこを切り取っても絵になる風景。

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家族はもっと自由でいい✨本屋大賞で2年連続考えた

家族はもっと自由でいい✨本屋大賞で2年連続考えた

少し前だが、本屋大賞が選ばれた。2年連続「新しい家族の形」を提示した作品だ。ストーリーは語る。もっと自由な家族を、と。

昨年の本屋大賞は『そして、バトンは渡された』(瀬尾まいこ)、今年は『流浪の月』(凪良ゆう)だ。2作ともいわゆる政府が推し進めたい「普通の家族」ではない家族を描いている。

普通の家族、とは男女が結婚して子どもがいて(それもできれば二人以上)、祖父母が近くにいるか田舎にいるという

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「形」を自分から取り払うー『水を縫う』ように

「形」を自分から取り払うー『水を縫う』ように

小説を中心に感想を時々記します。

「好き」と「家族」を自分の手で選び取りたい。「水を縫う」寺地はるな 集英社

縫物や刺繍が好きな高校生男子・清澄、ふんわりした服やかわいいものを嫌がる姉・水青、離婚後女手一つで子供を育てる母、それに祖母や、別れた頼りない父…みな世間から「普通」と言われるものから少しずつずれている。

もうすぐ結婚する水青は着たいウェディングドレスが見つからない。どれもひらひらキ

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