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【授業技術】~授業力を高めていく~

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大学では授業技術や授業の技能を高めるといったことは、あまりされていません。教育実習のみです。授業技能がないまま現場の教壇に立っている初任者がほとんどです。自主的な研修に学びに出な…
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#中学生

トイレ掃除125|朝活53|宿題について

トイレ掃除125|朝活53|宿題について

トイレ掃除125|朝活53|宿題について
家で勉強をする習慣を身につけた子どもたちを育てたい。
これは子どもの成長を考える者ならば誰しもが考えることではないか。
では手段はどうか。
よくあるのが宿題である。
宿題をさせることで家で勉強する習慣をつけさせようといったことだ。
そういった考えもあっていいと思う。
しかし、宿題をやる義務は子どもにはない。
こういった思想をもっている教師は少ないように思う

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ほめる方法の基本4つとは

ほめる方法の基本4つとは

4つのほめる方法の基本とは
行動を科学的に見たときに、ほめる方法の基本は次の4つです。

①即時性、②明示性、③具体性、④多様性①~④それぞれについて簡潔に書きます。

①即時性についてとにかくすぐにほめることです。

すぐに反応が戻ってくることは、とても脳が気持ちいいです。

※『体罰』や『脅す』という行為を行う人がいるのは、すぐに対象の行動を制御できるようになるためだと考えられます。

ギャン

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子どもに届く褒め方4点|教育|特別支援

子どもに届く褒め方4点|教育|特別支援

子どもに届く褒め方4点|教育|特別支援
『褒められたこと』を自分のこととして受け取ることが難しい子もいます。

そこで子どもに届く褒め方について考えます。

①個別化して褒める『みんなすごい!』と言っても伝わらない子もいます。

『名前を呼んで褒める』などの工夫をすることで、

『自分に言われているんだ!』という感覚をもつことができます。

②数値化してほめる『すごいね』『えらいね』だけでは、乗っ

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新任教師入門10か条

新任教師入門10か条

新任教師入門10か条
①子どもたちの前では笑顔でいる。

②褒めて褒めて褒める。

③連絡することについては忘れない。

④約束を守る。

⑤授業とは、発問があって作業指示がある。

⑥子どもと正対して話す。

⑦怒鳴らない。

⑧教えて褒める。

⑨授業の組み立てをシンプルに作り上げる。

⑩授業というのは知的でないといけない。

<参考書籍>
長谷川博之著『中学校を「荒れ」から立て直す!』【学

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課題の出し方~理不尽な宿題から子どもを守る~

課題の出し方~理不尽な宿題から子どもを守る~

課題の出し方~理不尽な宿題から子どもを守る~
いまだに宿題で子どもを苦しめるという事案が、根強く残っている学校現場である。

宿題をやる義務は子どもにはない。

授業で力をつけるのが教師の仕事のはずである。

自学をやる子どもを育てたいと思っているし、家で何を勉強したらいいのかわからない子へのアドバイスとして指し示すことはとても大切なことだと考えている。

だが、全員の子に、同じ内容の宿題という名

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全体を統率した後に個別支援に入るという原則|学校教育

全体を統率した後に個別支援に入るという原則|学校教育

全体を統率した後に個別支援に入るという原則|学校教育
全体しかる後に個である。学級崩壊させてしまう教師に共通して見られることの一つに次がある。

全体を動かすことをしないで個別支援に入ってしまうということ。

どういうことか。

集団には個別支援が必要な子どもがいる。

そういった子どもこそ大切にしていきたいし、そういった子どもこそが活躍していく時代が今だと思う。

指導者に力が無ければ、本来活躍

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不適応行動とは何か|生徒指導|教育|学校

不適応行動とは何か|生徒指導|教育|学校

不適応行動とは何か|生徒指導|教育|学校
不適応行動とは何かと聞かれてどう答えるだろうか。

コロナ禍で虐待が増加しているという。

頑張りすぎる子が増えているともいう。

過剰適応をしている女の子はいないだろうか。

そういった視点で子どもたちの様子を観察していきたい。

さて、不適応行動とは何か。

それは大人の勝手な考えなのかもしれない。

大人にとって不適応行動であっても、子どもにとっては

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すべての子どもがヒーローになる

すべての子どもがヒーローになる

すべての子どもがヒーローになる学級
『学級のために動こう。』

担任の先生がよく言う言葉かと思う。

にも関わらず、担任の思うように動かないやんちゃ君たち。

なぜか。

次のことを分かっておく必要があるように思う。

人間は自分が満たされたいないと誰かのために動こうとしない。『学級のために動こう』とか、『みんなのために動こう』と言う前にすべきことが見えてくるはずだ。

それは、

一人一人が満た

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子どもを叱る4つの注意点。叱るとは『○○○』を伝えること

子どもを叱る4つの注意点。叱るとは『○○○』を伝えること

子どもを叱る4つの注意点。叱るとは『○○○』を伝えること
①PTSDを発生させる叱り方をしないこと。子どもはトラウマを抱えてしまうと、ずっと引きずってしまう。
PTSDやトラウマを発生させるような、恐怖を伴った叱り方をしないということがとても重要。

②端的に『何が良くない点』かを伝えよ人間性がこうだとか、性格がこうだとかは、彼らの人間性や特性を否定してしまう。
『あなたの行動のここがよくなかった

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ほめればいいというわけではない。

ほめればいいというわけではない。

ほめればいいというわけではない。褒め方が大事だ。

中室牧子著『学力の経済学』にもあるように、褒め方によって学力にも差が出るという論文もある。

一言で言えば次である。

その子の能力を褒めるのではなく、過程(プロセス)、努力した点を褒めるということだ。

別の言い方をすれば、テストの点数を褒めるのではなく、努力した点を見取って褒めるということ。

これの逆をやっていることが多いのではないか。

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人間は長くてだらだらした話は聞く耳をもたない

人間は長くてだらだらした話は聞く耳をもたない

人間は長くてだらだらした話は聞く耳をもたない
子どもならなおさらそうだ。

にもかかわらず、だらだらと長い話をし続ける教師が多くいると聞いた。

きっと、それが子どものためだと思い話しているのだろう。

長くてだらだらした話を聞きたい人間はいないと思う。(もしかしたらなかにはいるかもしれないが。)

子どもならなおさら長くてだらだらした話を聞きたい子はいないと思う。

話している本人は気がついてい

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