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仕事にまつわるエトセトラ

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キャリアのこと、仕事のこと、仕事の中のあんなことやこんなことを、語ってしまいます
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#女性の働き方

ワーママってやっぱりすげえな、けど、それを男女とも利益になるように伝える術がない

ワーママってやっぱりすげえな、けど、それを男女とも利益になるように伝える術がない

私の所属する組織で「男性育休」を取る社員がちらほらで始めたらしい。

それが今四半期の「よかったこと」として発表される模様。

前の会社では男性社員が1ヶ月くらいの育休はバンバン取っていたので、こんな些細なことで前の会社が誇らしく感じる。いや、10年くらい前でさえ、知り合いが転職で人事面接を受けたら、その人事の男性が育休に入る直前だった、そんな会社である。

それで、問題が発生した。

男性育休の

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外資系企業ワーママ、日本人の家事レベルの高さに今更気づく

外資系企業ワーママ、日本人の家事レベルの高さに今更気づく

育休含め19年社会人、うち11年は外資系に勤めている(現職も)。8年の日系企業時代も外国の人との仕事が多かった。

思い返して思う。

こんなに家事してるの日本人(女性)だけじゃないか?!

家事の中で最もスキルを要し時間を食うのは炊事。これを例に取って話を進める。

炊事の炊は、ご飯を炊くこと?!
そもそも、ご飯を炊くのは日本人とか、アジアの限られた国だけ。
朝はシリアルやオートミールやパンな欧

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大企業ワーママの王道キャリアを横目で見て思うこと

大企業ワーママの王道キャリアを横目で見て思うこと

以前、ワーママでもキャリアアップについて深い悩みの谷間に落ちていなさそうな人たちのアウトラインを書いてみた。

最近、「これがワーママキャリア強者なんだろうな」と思う王道タイプの事例を見かけたのでまとめてみることにした。

王道キャリア系ワーママの作られ方有名大学理系院卒で外資系の大企業に新卒入社。若いうちにもともとの付き合いのある方と結婚。

新卒から10年近くほど同じ職種で、大企業ならではのセ

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ワーママは見た!30代の悩みと違和感を押し込めないことの大切さ。

ワーママは見た!30代の悩みと違和感を押し込めないことの大切さ。

多くの女性が30代のキャリアでは心が揺れる、と思う。

結婚や出産がチラつき、かっちり引けないタイムライン。

その横で目立つ同年代の男性たちの活躍。

漠然と40歳を節目にあれもこれも片付いたらいいな、と思うも、何も集結しないような予感…

どの仕事をする?
どんな仕事をしていく?
子どもは?何人までがんばる?
配偶者のキャリアプランと住まいは?
子どもの保育園は?学区は?

男性の道は一本道に

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ただの42歳ワーママが、自分目線の男女平等をぶっちゃける

ただの42歳ワーママが、自分目線の男女平等をぶっちゃける

街の中で、バスや電車の運転手さんに女性が増えたと思う。

マンションや道路の工事の現場でお化粧ばっちりした女性がいることもある。

病院に行くと産婦人科以外の科でも女性の先生がいる。

保育園の子どもたちを引率している先生の中に男性がいることもある。

私の子どもの頃と違い、本人が望めば、性別を理由に職業に就けないことも少ないだろうし性別の垣根もなくなっていくと思う。

とは言え、やはり男女の差と

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ワーママの、もやっと。自分と同じとかむしろ低い収入の男性の配偶者が専業主婦の場合もある。

ワーママの、もやっと。自分と同じとかむしろ低い収入の男性の配偶者が専業主婦の場合もある。

今日はちょっと苦手な人もいるかもしれない口にするのはタブーかな、と思うような話。

(この「思っちゃいけない、言っちゃいけない」空気に、日本の少子化議論の停滞感のエッセンスがあるかも?)

かつて自分の職場の女性が子持ちで離婚した時、ひとり親の恩恵は金銭面では受けられないと言っていた。

確かに、会社は外資系で業界最大手、勤続年数もそこそことあれば、彼女は母子家庭の貧困と無縁かもしれない。

課長

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ワーママとか関係なく、なりたい仕事人になることの強さとまぶしさ!

ワーママとか関係なく、なりたい仕事人になることの強さとまぶしさ!

ワーママは周りの目が気になると言う話もよく聞く。

期待に応えないと、とか。
後に続く人のためになる仕事をしないと、とか。

日本が先進国で最も男女平等が成せてない国ということもあり、人事も「女性の管理職を増やす」とずっと言っている。(らしい)

いい意味でも悪い意味でも、周囲の期待というものを無視できない立場にいる女性。さらに、多様性うんぬんと騒がれるようになり子育て中の女性は余計にそうかもしれ

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ワーママあるある悩み「ロールモデルがいない」の裏にある心理について

ワーママあるある悩み「ロールモデルがいない」の裏にある心理について

ワーママに限らず女性がよく漏らす悩みに「ロールモデルがいない」というのがあるのです。

最近、その話を聞いていて掘り下げていくうちに、以前乗った相談に似ているなぁ…ともやもやしてきました。

以前乗った相談と言うのは、「ワーママで肩身が狭いから情報を開示してくれない同僚に主張しづらい」という悩みでした。

その時のポイントはこうでした。
1.ワーママだからと人に要求するのに躊躇するのは、要求するこ

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42歳2児の母の転職記。ワーママの面接は風当たりがきついか?

42歳2児の母の転職記。ワーママの面接は風当たりがきついか?

40代でふたり子どもがいて…

冷静に考えただけで転職は怖い!と、思う。

そして、私は、実際42歳7歳と2歳の子どもを抱えて転職した。

ネタを明かすと、特殊な個人的事情が重なり無理なく転職できた。

その事情とは、前にいた会社に戻ったこと、しかも業界最大手企業から戻ること、応募職種がマニアック過ぎて世間に応募する人がいないこと、採用側の人事の方も同世代で私と同じ会社にいた人、雇用担当マネジャー

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42歳ワーママ転職記。8年ぶりの転職で感じる景色の変化。

42歳ワーママ転職記。8年ぶりの転職で感じる景色の変化。

前の会社の居心地がよく、ぬくぬくと8年いたので久しぶりの転職になった。今度は8年前まで勤めた会社で、知っている人もまだ在籍していて、すでにまた居心地よく感じる。  

長くサラリーマンをしてるとちょっとは仕事に向き合うのがラクになるのか?

前に今の会社にきたとき31歳で独身の一般のスタッフ。

今回は42歳で部下なし管理職でワーママ。

着任するにあたって「世界の見え方が変わったなあ」と思うこと

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気づくと成立率100%?!転職体験記。就職から30代2度の転職と、未知なる40代転職。

気づくと成立率100%?!転職体験記。就職から30代2度の転職と、未知なる40代転職。

今、世の中は、「推し活」ブームらしい。
いや、ブームは結構前からか。

「活」と言う言葉を見聞きするようになった初めての記憶は「就活」だった。

今となれば、妊活、保活、ラン活、終活。
人生は活でできてる。

この就活。まるで受験戦争のように、就職戦線に繰り出す学生たち…。そんな就活が私は苦手だった。

実は、職選びにおいて「落ちた」ことがない。
書類選考も、面接も。
私は優秀だったのか?いや、違

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42歳2児ワーママ転職体験記。人生3度目!退職時の気持ちの変遷とキャリアパスに思うこと。

42歳2児ワーママ転職体験記。人生3度目!退職時の気持ちの変遷とキャリアパスに思うこと。

最近、人生3度目の退職をした。

1度目は、新卒から8年働いたあと。
2度目は、そこから2年半働いたあと。
3度目が、今回だった。8年お世話になった。
次の会社は、一つ前、2社目の会社。

まだ転職したことがない方は転職で退職するってどんな気持ちか気になるかもしれないと思い、退職時の心持ちについてまとめてみた。

今回3回目の転職に至る経緯
決めてから少し時が経っており、別記事にまとめていた。

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ワーママの身分「だから」強く出られないとか遠慮しなきゃいけない、と思わなくていいと思う話

ワーママの身分「だから」強く出られないとか遠慮しなきゃいけない、と思わなくていいと思う話

主張するって難しいですよね。

有給休暇の取得や早退、時短勤務。
当然の権利でも、「当たり前に使えると思わないで」なんて思われてしまうこともあります。

急な休みや遅刻早退など制限的な勤務時間を強いられるワーママが「子持ち様」と揶揄されたことが世間で話題になりました。

今日時短勤務ワーママから気になる相談を受けました。

情報を共有してくれなかったり、締め切りを守らない仕事仲間の方に指摘をしたく

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ワーママ小1の壁に砕け散った年度の人事評価は中の中。それでもいいと思う理由。

ワーママ小1の壁に砕け散った年度の人事評価は中の中。それでもいいと思う理由。

ワーママになってから7年…
社会人になってから18年…

ここまで来ると、子どもがいようがいまいが成長は頭打ちになりそうだ、なんとなく。

そして、まさに頭打った。
思うところと気づきをまとめた。

人事評価は2項目の組合せおそらく多くの会社と似てて、今の会社の人事評価は、「何をしたか」に当たる業績面からの評価と「どうやったか」に当たる企業価値の体現度合いからの評価と2種類ある。

2023年の人

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