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次代をみる:インターネットの終わり?vs生成AI(雑感)
新しいBingことcopilotをはじめとした実践的生成AIが当たりまえのものとなった2024年初頭。ここいらで個人的雑感を一回纏めてみようと試む。
Google検索が無能化したといわれて久しい。今時キーワード検索をやるのがどれほど古いものになったかはともかくも、実際に全く使い物にならないという指摘も以前からよくみる。それにしても、生成AI以前と以後では、紀元前と紀元後くらい違うような気もしてく
極月タイムスリップ:浅草の地下を訪ねて
令和5年もまもなく仕舞いである。師走の日は銀座線の終着駅がよく似合う。
浅草の夜は新仲見世や六区の歓楽だけでは勿体ない。知る人ぞ知る浅草地下街は帝都随一のディープスポットだ。改札を出てすぐさま、時空の歪んだ空間が口を開けている。吸い込まれるように踏み入れるも、昭和然とした空気にまず圧倒されること請け合いだ。
それにしても、これだけ東京がアップデートされても、浅草は不変を保っているから大したもの
生活都市の祭典:さいたま国際芸術祭2023雑感
大宮で開かれている催事がなにやらX(Twitter)で話題だ。
これまであまり注目されてこなかった(気がする)地元さいたまで、面白い体験をした。あまり多くを言語化すべきではないとも思うので、是非現地に足を運んでみてはいかがだろうか。
ところは大宮区役所の向い、旧市民会館の年季の入った建物を大胆に活用し、パーテーションで館内を意図的に分断してしまう。どこまでが展示で、どこまでが展示じゃないのか。
11月25日に思う:“ふたつの日本”をつなぐもの
秋日を適当に過ごしながら、やってきた令和5年11月25日の終わりに考えた。
色づく並木を市ヶ谷あたりまで来たりて、目に入るのは防衛省自衛隊だろう。この地で人生を終えた人物といえば、言わずもがな三島由紀夫ただひとりが思い浮かぶ。
そして、11月25日にかの有名な“檄”を飛ばして最期を迎えたことを思う。
あるひとつの戦後日本の体現者として、あるいはアナクロな活動家として(?)日本というもののある
北の丸備忘録:忘れられた歴史を重ねて
たまには散策帳として雑記していくのも良いだろうと思い、穏やかな秋日の北の丸公園について書いていく。
帝都東京のまんなか千代田区の由来ともなった江戸城が現在の皇居であるわけだが、その北側には日本武道館の立地する北の丸公園がある。
足を踏み入れれば、喧騒から一転して森林公園の如く静寂な環境がひろがる。南の空にビル群を見付けると、ここが東京の中枢だとやっと思い出すほどに長閑だ。
現在の皇居および東