見出し画像

平成って何だったの?

Index

親ガチャに失敗したので次は異世界ガチャを成功させたい件
世代間の断絶は貧困の後遺症
結婚は目的ではなく状態
BTSとSMAP
ライブ配信はもう普通の話
テレビはもうすぐ終わる
47都道府県も必要ですか?
noteの取扱説明書と提案
ルンバは条件反射で掃除する
子育てが無理ゲーと感じる理由
SNSの可処分時間獲得競争から逃れよう
コロナに感染したら責められる社会
ブラック企業はもう辞めましょう
Perfume loves マルコム・マクラーレン
アスリートの引き際 - ルイス・ハミルトン
タワーマンションに住みたい勢
体育嫌い
坂道グループは手軽に楽しめる課外活動
少子化のすゝめ
City Popと藤井風
Apple Macintoshの優れた点
マイブームという発明
3.11 地震と原発の見えないパニック(後編)
3.11 地震と原発の見えないパニック(前編)
SNSの疲れをいやす方法
ゆとり教育と先の見えない大学受験改革
罪深きふるさと納税
新世紀エヴァンゲリオン
流行が少ない社会
子育てUX
東京ポエム
格差社会(後編)
格差社会(前編)
バブル崩壊で始まった(後編)
バブル崩壊で始まった(前編)

[マガジン] 平成って何だったの? こちらからもぜひお読みください!


はじめに

私は現在リサーチの仕事をしています。市場や競合調査、サービスや製品の利用者への調査、調査結果に基づく改善の提案などを行っています。

画像は東京スカイツリー 2012(H24)完成 高さ世界第2位の建築物

そして現在、教育はもちろん、サービス(特にスマートフォン向け)のデザイン、品質、サービス利用者や未利用者の意向、体験価値などへ領域を広げようとしています。

職業病かも知れませんが、世の中の事柄に対し、世間が持つ「印象」の裏付けを取りたくなる、または自分で集めた情報とその「印象」を比較して答え合わせをすることが習慣みたいになっています。

(中学受験も、世間で持たれているイメージと実際に当事者が感じる体験が大きく異なるもののひとつだと思います)


また私は、いわゆる就職氷河期と呼ばれる不況期に仕事に就きました。

同じ世代の方なら説明なしで伝わると思いますが、その当時は仕事がなく、あっても条件がとても厳しく、さらにその大変さがなかなか理解と共感を得られない(特に上の世代に)、という本当に大変な時代でした。

その中では、将来の目標実現という高い視点だけでは生きていけず、文字通り目の前の仕事や生活をどう成り立たせるかで過ごしてきました。

ちょうど平成時代に当たる1990~2010年代は、自分にとって未だによくわからないカオスな時代だったなあと感じていて、いま改めてその答え合わせをしたいと考えています。

--

昭和という時代は、第二次世界大戦の終わりで大きく2つに分けられ、前半の帝国主義・植民地・戦争の時代と後半の敗戦・復興・経済成長の時代という分かりやすい区分ができます。

その大きな2つの区分に対して歴史的なエピソードが多くあり、戦争、焼け野原から、経済成長、バブルまでの壮大なドラマがあります。

東京ニュース「No.45 1953年の東京」(昭和28年12月)


しかし平成はどうでしょうか?

平成の初め、世界では天安門事件、ベルリンの壁崩壊、冷戦終結など大事件がありましたが、同じ頃の国内はちびまる子ちゃんの「おどるポンポコリン」が空前の大ヒットという平和な状況でした。

その後のバブル崩壊で、株価暴落や山一證券の倒産、銀行や住宅ローン会社の破綻といった事件がありましたが、その後はずっと停滞が続きました。


個人的主観ですが、「失われた30年」というのは結局バブル崩壊の後始末に失敗しただけであり、その間に世界を主導するようなイノベーションもなく、流行や文化も一見表層的なものが多かったように感じます。

ただ、なんとなく過ぎて行ったように感じる平成ですが、今思うとその裏で「価値観の転換」ともいうべき大きな変化が進行していたのではないか。

平成の初期から中期は特に、過去の蓄積からくる常識・習慣・倫理観が一度リセットされた、実は非常に面白い時代だったのでは?と考えています。

--

今の私たちを取り巻く問題、例えばデフレ、少子高齢化、都市一極集中、過疎、格差社会といった難しい課題も、平成を振り返りながら紐解いて確認してみたい。

またそれでだけはなく、自分の思い出、体験、考えを通じて、その当時から現在に至る思いを伝えたいと思っています。

流行は20~30年周期で繰り返すという説もあり、過去の振り返りから何か新しい発見があればいいなと思います。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?