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あとでちゃんと

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2019年4月の記事一覧

自分を責める気持ちとのつきあいかた と「いき」の構造

自分を責める気持ちとのつきあいかた と「いき」の構造

自分はなんて無力で無能なんだろう、と幾度となく感じてきました。会社員の頃も、経営者になっても、プライベートでも、もっと知性があれば、もっと人格者であれば、もっと幸せにできる人を増やせるし、誰かを不幸にせずにすむのに、と。

自分を責める気持ちが、もっとがんばらなきゃという気持ちにつながって、良い結果になることもある。でも折に触れ、どうしようもないほど自分の無力が憎くて、全てを否定して逃げ出したくな

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わたしには「人をみる目」がない

わたしには「人をみる目」がない

「人をみる目」のある人に憧れた。

その思いはおそらく幼いころからずっとわたしの中にすみついている。
どうしてもタイトルが思い出せないけれど、小学生のころに読んだ本のなかに、「人をみる目」のある女の子が出てきた。

名前はたしか、あいちゃん。

あいちゃんは、人にあった瞬間に、その人が人でなしかいい人を見分けることができて、人でなしには卵を投げつけたりするような子だった。けれどあいちゃんに認められ

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平成が生んだ「ゆとり世代」から学ぶ、新時代の生き方。 新書『新・ゆとり論 ―思想でつながり、ゆるく生きる若者たち』
本日、平成最後の金曜日に発売。

平成が生んだ「ゆとり世代」から学ぶ、新時代の生き方。 新書『新・ゆとり論 ―思想でつながり、ゆるく生きる若者たち』 本日、平成最後の金曜日に発売。

【プレスリリース】

この度、ぼくたちゆとり本編集部は、新書『新・ゆとり論 ―思想でつながり、ゆるく生きる若者たち』を自費出版いたしました。本日4月26日(金)から、青山ブックセンター本店店頭での先行発売と、オンラインストアでの販売予約の受付をスタートします。

■書籍に込めた思い
平成を象徴するワードともなった「ゆとり世代」は、ネガティブな論調で語られることも多いですが、いま、「ゆとり」だからこ

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「好き嫌い」の時代

「好き嫌い」の時代

昼に惰眠をむさぼり過ぎた。そのせいで、きっと眠気がやってくるのは午前3時を超えた頃だろう。せっかくなので、最近たまに考えることを綴りながら微睡みを待ちたい。

政治と野球と宗教平成というより、もはや昭和からの習わしとして「政治と野球と宗教」の話を飲み会などで話すことはタブーとされてきた。飲み会に限らず初対面においては、避ける方が賢明だそうだ。この暗黙裡は何となく現在も共有されている。

たしかに大

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ホラクラシー組織で半年働いてわかったこと

ホラクラシー組織で半年働いてわかったこと

昨年11月からアトラエにジョインして半年が経ちました。
今までティール組織やホラクラシー組織のインプットもして頭で理解していましたが、アトラエでは今までの組織との違いを感じました。中に入って実際に業務することで実感したこともあります。そんなアトラエ流のホラクラシー組織で、業務を通してわかったことなど、まだ半年ですが今時点で整理してみました。

ビジョンやバリューの位置付けどんな組織でもビジョン・ミ

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美容整形をした女子大生の私が、起業して投資家から資金調達した話

美容整形をした女子大生の私が、起業して投資家から資金調達した話

こんにちは。川井優恵乃(かわいゆえの)です。ニックネームはチュパカブラです。(@youknowme0120)

2017年に卒業する予定だった女子大生の私は、4年生のときに大学を休学して、美容医療SNSを作りました。
創業して一年が経ち、最近は2回目の調達をさせて頂き、プレスリリースを出しだんだん多くの人に知ってもらえてきました。

私の想いについて、同じ整形をしている方々や、整形に否定的な人、皆

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もう二度と、ばあちゃんに会えないかもしれない

もう二度と、ばあちゃんに会えないかもしれない

夜、眠ろうと目を閉じた。最近はなかなか寝付けなくて、光を遮断した瞼の裏で色んな考えが巡る。昨日出てきたのは、ばあちゃんだった。

随分前に祖父を亡くし、ひとりになったばあちゃん。ひとりになった途端、認知症が物凄い速度で進行して、あることないこと言うようになった。私や親戚に毎晩泣きながら電話をかけてきては、私や母の悪口をでっち上げる。嘘はどんどんエスカレートして、私にお金を貸したが返してくれないとま

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村上春樹さんの「壁と卵」のスピーチから考える、「その仕事、誰のためにやっとんねん!」問題

村上春樹さんの「壁と卵」のスピーチから考える、「その仕事、誰のためにやっとんねん!」問題

その仕事、誰のためにやっとんねん!

と、自分につっこみたくなる時があります。そのさきに誰かの顔が想像できる仕事には、魂がこめられる。逆に想像できない仕事には魂がこもらない。

そんな感じ、わかりませんか?

なんだけど、日々の作業に忙殺されると、つい「誰のためにやっとんねん!」状態になってしまうんですよね。人間だもの。

「壁と卵」とはそんな時、いつも思い出して勇気付けられるのが、村上春樹さんが

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二月は二月で十七音

二月は二月で十七音

飽き性の筈の私が毎月毎月よく飽きもせずこうも俳句を詠んでられるのは、一重に強制力が働いているからだ。母親にいつのまにか俳句の団体に入れられてしまって、毎月ご丁寧に”句会が迫ってきていますが”と担当者さながらのLINEを送ってくるので、仕方なくどうにか十七音を作っている。仕方なくと言いながら意外と楽しんでいるのも事実なのだけれど。

さて、今回は二月の句会に提出した俳句をいくつか。

今回は先生の直

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共感の時代だからこそ、わかり合えない相手を好きでいたい

共感の時代だからこそ、わかり合えない相手を好きでいたい

今日書きたいことはタイトルそのまんまなのだけど。

現代が「共感の時代」だと言われてひさしい。

それ自体にはなんの異論もない。メーカーに勤めている身としても、嫌というほど感じている。

SNSを開けば「エモ」が表現をリードしているし。モノやサービスだって、機能よりも「共感」で買われる時代だ。

だけど、ふと思う。まわりを見渡せば価値観なんて無数にある。共感できるものだけを「正義」と捉えそうになる

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春の日の感慨深さに沈む

春の日の感慨深さに沈む

タイトルの通りです。
今日はほんとにいい天気で、上からちらちら降り舞う桜を眺めながら、ちょっと前のことだったりを考えていました。

桜が満開な今のちょうど一年前、わたしは台湾にいました。新学期がはじまって、新しい授業だったり、友人たちだったり(秋の友人たちは半分くらい帰国してしまった)に慣れるかまだまだかのくすぐったい時でした。

それからの一年がこんなにもあっという間なのかとも思うし、一年前の私

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僕たちは令和時代の日本をどうつくるか

僕たちは令和時代の日本をどうつくるか

さよなら平成、こんにちは令和。

日本中が新しい元号を歓迎する雰囲気に包まれていますね。

鹿児島でまちづくりの会社を経営しています永山(nagayaaan)と申します。

このおめでたい時期に、改めて令和という時代がどんな位置にあるのかを見てみたくて、改めて日本の人口推移を見直してみました。

こちら、国土交通省が平成23年に取りまとめた資料から、日本の長期の人口推移を抜粋しました。

西暦80

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