![マガジンのカバー画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/139486472/fd29c949a6106bf11c0e072444db9c9e.jpeg?width=800)
- 運営しているクリエイター
#個人商店
八百屋からみた“食” ー序章ー
こんにちは。noteで出会えたこと、嬉しいです。
対面販売・小売り、学生時代からずっとやってます。
いつのまにか八百屋になってそろそろ20年。独立して10年以上経ちます。
「食」の対象は広いです。とてもとても広いです。
職業柄、青果・農産物に限定しても「原料生産・食品製造全体・世界の政治経済情勢・気候変動・農法(生産技術)・流通(輸送貯蔵技術)・市場出荷/非市場出荷・法律・栄養・ブーム・外食産業
都市生活における「自炊」【八百屋から見た“食”no.7】
私は(特に都市部において)
【自炊=時間と労力のぜいたく】と捉えています。
巣ごもり生活で自宅調理は一時的に増えました。
それでも大きな流れとしては、自炊しない生活に向かいます。
人口動態の変化(人口減と高齢化)、前後5年の暮らしぶりを想像するに自宅調理は1世帯平均1日1食(週3-5食)がイイトコでしょう。
そんな2022年以降の生活環境下でも
自炊前提の八百屋/食材屋ができるアプローチとはな
買い物と多様性【八百屋から見た“食”no.1】
いつからか出てきた多様性というワード。
「多様性こそ大切」と言われてしばらく経ついっぽう、
興味の細分化(分散)と情報化社会が相まって
【共通認識(基礎知識≒一般常識)の低下】を招いている
「多様性は大切」と朧気には皆思いつつ「分断」が進んでいて、
極論の両岸から主張し合っている・相容れない状況が進んでいるように思えるのです。
日本史・戦国史・幕末に詳しい・詳しくない
海外居住・現地事情・外交に
誰かが支える生活・誰かが支える食【八百屋から見た“食”no.2】
こんにちは。コロナ渦2年が過ぎました。
毎日事細かに発表される数字に怯える、ではなく
国/自治体/各施設/店舗の対応の正しさを議論する、でもなく
他者&環境のセイにしない「行動判断をご自身で決める」大切さを以下書きます。
***
街がざわついています。新たなウイルスが発見されては拡散と縮小をくり返す現在。毎日のように1日あたり感染者数が更新され、スマートフォンのポップアップや速報で流れます。
■
今後も長く続けたいなら休もう。週休2日制へ。 【八百屋から見た“食“no.6】
ひとり親方で法人10期を終えます。
学生インターンからカウントすると八百屋歴20年弱。。
トマトも食べられんかった奴がわからんもんです。
===
先手を打つ。
個人商店の醍醐味はコレしかないと言っていいです。
風を読み帆を張り、たまに風を読まずに突き進むバランス。
丸2年“棚上げ”していた【週休2日・週5営業日制】3月から実施します。
おかげさまでそれなりに盛況。週6営業で大穴があく日もありま
続けるが吉〜2023年の抱負〜【八百屋から見た“食”no.19】
2023年も、おいしく普遍的な独自路線で営業します。
◇作り手の美味しさを損ねない
◇本当に欲しい人に買ってもらう
◇本当に欲しい人に買い続けてもらう
◇物価(値上げ)を気にしない
◇農法(オーガニック)も気にしない
◇栽培方法に貴賎なし。優劣なし。それぞれの良さを伝える
◇薬効(〇〇を治す)目的の野菜摂取は無用
◇素材に正直に作ったモノの良さを伝え続ける
◇いつまでも満足にモノが揃うと思わせな
いまが日常。【八百屋からみた“食”no.22】
以前こんなことを書きました。
コロナ禍の生活観・世界観が日常となりました。
コロナ後の買い物行動を見据えつつ、
街ごとの「浮き沈み」がさらに激しくなります。
ここからは、開発ではなく継続です。
店で買い物するヨノナカではなくなりました。
過去コラム→店は減り続ける
コロナ禍の巣ごもり生活も解消。
2020/21年のような食料品店・生活用品店の特需は過去のものです。
当店沿線ではないものの、
新しいナニカよりも。【八百屋から見た食no.23】
【個人店運営】を20年もやっていると
八百屋(を家業でなく始めて続けている)という珍しさからか
同業他業、いろんな方と話す機会をいただきます。
売上をさらに上げるには…という話も盛り上がります。
新商材の導入、テクニック&システム&ツールの導入や、新業態の展開etc.常に新しいナニカをしなきゃならないという強迫観念が、けっこうどのレベルの経営・店舗・運営チームにもあるようです。どこどこの冷蔵ショ
個人商店は特定のお客さんに喜んでもらう仕事。全員に認められなくてもいい【八百屋から見た“食”no.41】
昨年より闘ってまで言いたいことが減っています。
ある種の承認欲求が落ち着いたのかもしれないし、自分の出力(≒マンパワー)が落ち気味なのかも。あるいはヨノナカの全員に受け入れられはしないという諦観なのかもしれません。
「こんなことやってます」アピールよりも、日々のサービスレベルを落とさずそつなく終え、店を利用してくださる方々に応えたいという意識が強くなっています。個人商店にとっては(全員でなく)フ