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自分の考え方のエッセイ的なもの

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僕(犬養)の考え方にふれてもらえるマガジンです。ここに収められている記事を読んでもらうと、だいたい僕の性格や傾向など分かってもらえるのではないかと思います。
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記事一覧

2024年版:伸びる会社/廃れる会社を見抜ける、たった一つのポイント

2024年版:伸びる会社/廃れる会社を見抜ける、たった一つのポイント

こんにちは。
倉敷美観地区で株式会社行雲という会社をやっている、犬養といいます。

今年に限らず以前から、会社の選び方、もしくは上司の選び方について、若い人から相談を受けることが多いです。

そこで「2024年版」としましたが、いまこの時点で会社や上司を見る視点で「ここ、分かりやすくポイントだわ」と思う点をご紹介します。

もうズバリ、以下です。

・経営者が生成AIを会社に採り入れているか

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子どもが小学校に行かなくなっても僕がなぜ焦らずにいられるのか

子どもが小学校に行かなくなっても僕がなぜ焦らずにいられるのか

うちの子(7歳)が小学校に行かなくなって、今月でちょうど1年になりました。

いま小学2年生で、小学1年の6月頃から「小学校に行くのイヤだ」と言い出し、学校に行かなくなってます。

そのことに対して僕自身は「やっぱりそうだよねえ、わかるー」と思っているぐらいで、焦りのようなものは全くないのですが、それが驚かれることも多いです。

驚く方のなかには、ご自身でもお子さんが学校に行きたがらなくなった/行

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うちの会社が目指す「心の豊かな暮らし」とその働き方

うちの会社が目指す「心の豊かな暮らし」とその働き方

先日、岡山県のノートルダム清心女子大学さんでの講義で弊社のことを話させてもらう機会がありました。

その授業はマーケティングがテーマとのことですが、今までのマーケティング、資本主義、消費社会って限界に来ているのではという文脈で話されているそうです(というのが僕の理解)。

そうした文脈と、自分がやっている株式会社行雲という会社の仕組みと設計の話はリンクするかもということで、そんな話をさせてもらいま

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飲食業未経験からどうやってミシュランの星を獲得する料理店を経営できたのか

飲食業未経験からどうやってミシュランの星を獲得する料理店を経営できたのか

こんにちは。
倉敷の美観地区で『株式会社行雲』という会社をしている犬養といいます。

美観地区を中心に、古民家のカフェ、岡山のものしか扱わないライフスタイルショップ、手しごとのものに触れる宿などをしています。

この会社の経営者としていま6年目なのですが、それまではサラリーマンをしており、自分で飲食店やショップを運営したことは全くありませんでした。

そんな自分が経営する行雲という会社で、ちょうど

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この二日間の、旅と旅人とセレンディピティ

この二日間の、旅と旅人とセレンディピティ

今日は、写真家・竹沢うるまさんの新しい写真集『Remastering』の出版記念トークイベントへ。

竹沢うるまさんは、「友人」というのが正しい表現か分からないのだけれど、僕はその世の中の捉え方がとても好きで信頼している人。

今回は写真集出版のためのクラウドファンディングを実施していたので、「それはぜひ力になりたい」と思い、トークイベント参加権付きのものに申し込んだ、という経緯。

やはりうるま

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消費者と所有者の違いとは

消費者と所有者の違いとは

パタゴニアという会社をとても尊敬しています。

先日もそのパタゴニア経営の本を読み直していて、心に刺さった一節があったのでご紹介します。

所有者は買ったモノに対して責任を負う。
きちんと洗う、直す、使い回す、分けあうなどする。
対して消費者は、取る、作る、捨てるをくり返す。
これは生態系の破壊に向かう道である。

この一節を書いているのが、パタゴニアの創始者であるイヴォン・シュイナード。

パタ

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新卒から20年間、体重が変わらない僕が習慣にしていること

新卒から20年間、体重が変わらない僕が習慣にしていること

#習慣にしていること というお題があったので、僕が習慣にしていることの中から多くの人に役立ててもらえそうなものを書いてみます。

サラリーマン〜起業〜今まで、体重はほぼ横ばい僕は大学を出て、電通という会社に新卒で入社しました。
電通に12年間いて、その後に自分で会社をやるようになってからおよそ6年。

働き始めてから20年近くが経っていますが、新入社員の時と体重は変わっていません。
(むしろ大学時

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会社の名前を『行雲』にした理由

会社の名前を『行雲』にした理由

今日からいくつか、 #名前の由来 シリーズを書いてみます。

最初はまず僕がやっている倉敷美観地区の会社『株式会社行雲』について。

「行雲流水」から『株式会社行雲』という名前は、第一には「行雲流水」という言葉からとっています。

空をゆく雲や、流れる水のように、自然の流れに応じて同じ状態にとどまらず、変化していくさま。

それは、変化の激しい今の時代を生き抜く会社に求められるスタンスを表現してい

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自分の座右の銘を考える。現時点での第一候補

自分の座右の銘を考える。現時点での第一候補

人から「犬養さんの座右の銘って何ですか?」ってけっこう訊かれることがあります。

同時に「家訓ってあるんですか?」ということも。

どちらも「あんまりないんですよねえ」と答えてきたんですが、そろそろ「これです」っていうものを定めようかと思ってます。

家訓については、そう言われて育ったものはなく、ないものはないので今から捻り出すことはできないんですが。

人生について考えることはよくあるので、その

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田舎で生まれたからといって、子どもが自然の中で遊ぶわけではないという話

田舎で生まれたからといって、子どもが自然の中で遊ぶわけではないという話

こないだ友人から聞いた話です。

よくある話のように思えて、本質はけっこう戦慄的な話でした。

田舎と都会の小学校の授業交換プログラムでその友人がある地方都市、田舎と呼べる町に住んでいたときのこと。

友人が住んでいる田舎の「A小学校」と都会の「B小学校」が提携をしていて、その両校で授業の交換プログラムがありました。

友人の子が通う田舎のA小学校の校長は、都会のB小学校に対して、何やらライバル心

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9月から仕事をせずインプットに充てる日をつくります

9月から仕事をせずインプットに充てる日をつくります

こんばんは。
倉敷の美観地区で『株式会社行雲』という会社をやっている犬養といいます。

一ヶ月ほど前、こんなnoteを書きました。

おおよそこういうような意味でした。

この4年間、「全く仕事をしていない」という完全オフの日は、一日もありませんでした。
それは全く自慢したいわけでもなく、人に強制したり推奨したりしたいわけでもなく、ただ自分の興味とワークスタイル、あとは仕事や経営に対してのストレス

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ウイルスよりも人を怖がる時代の対処法

ウイルスよりも人を怖がる時代の対処法

昨日は弊社で『コミニケーションミーティング』といって、社員みんなを集めて終日ミーティングやディスカッションをする日でした。

今回のディスカッションで設定したテーマは「コロナってみんなにとってはどこが怖いか」。

・感染したら死ぬかもしれない
・身近な人にうつすのが怖い
・仕事がなくなるのが怖い
・感染して人から何か言われるのが怖い

などなど、いくつか怖い理由を想定していた中で、一番多かったのは

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日替わりで大学生のキッズシッターが来ていた話

日替わりで大学生のキッズシッターが来ていた話

僕の幼少期の話として、ちょくちょく人に話してることを書きます。

我が家は、両親共働きでした。
母親はだいぶハードに働く人間で、平均帰宅時間はだいたい夜の9時か10時。

一人っ子の僕は、家でほぼずっと一人になるので、幼稚園から小学校までの間、毎日うちにはキッズシッター(お手伝いさん)が来ていました。

よくあるお手伝いさんと違うのは、それが大学生のお兄さんお姉さんだったこと。

ここではその我が

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いかがわしいものに救われることもある

いかがわしいものに救われることもある

今日は僕が大好きな曲から、よく思ってることを書きます。

Spotifyで好きな曲をシャッフルでかけていたら、THE BOOMの『ウキウキルーキー』が流れてきました。
大好きなんですよね、この曲。

どういう曲かを一言で言えば、小さい頃、町にいる怪しいおじさんに出会って仲良くしてもらった思い出を歌っている曲です。
(作詞をした宮沢和史さんの実体験かどうかは存じないのですが)

いかがわしいものが拠

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