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いろんな人の書くこと論。

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文体って、一体なんのことなのか

文体って、一体なんのことなのか

2018年がもう直ぐ終わるけれど、この一年で最も素晴らしかった出来事は、文体とは何か、がわかったことだと思う。
ごめん、ちょっと興奮して、言いすぎた。
文体とは何か、の、片鱗がわかったことだと思う。

これから書くことは、ひょっとしたら、ライター1年目の人にとっても常識なのかもしれない。え、そんなことも知らずに20年近くライターやってたの?と言われるかもしれない。

なんだけど、わたしにとって、

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編集・ライター養成講座でいただいた質問/71問67答アップします

編集・ライター養成講座でいただいた質問/71問67答アップします

先週の編集・ライター養成講座では、100人弱の受講生のかたにお話させていただき、いま、その時いただいた質問に答え終わったところです。

で、このタイミングで、今回ではなく、半年前の講座でお戻しした質問に対する回答をアップしますー(今期の方々にも参考にしていただきたいため)。

毎回思うのですが、期によって質問されることが全然違って面白いし、毎回質問されることにも、答えることが違って、私自身も楽し

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わかるのに時間がかかるから、わかるために書くんだという話。

わかるのに時間がかかるから、わかるために書くんだという話。

わたしは、わかるのに時間がかかる。

「わかる」の理解度や深度は人によってちがうし、わかりたいと思う範囲にもよるので他人と比べることはむずかしいのだけど、自分ではそう思う。

先日、書くことについて、「なぜ書くんですか」「どういうときに書くんですか」「どうやって書いていますか」などと聞かれて考えた。

わたしはもともと書くことを仕事にしていないので、取材をして書くとか、テーマに沿って書いた経験がほ

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みんな凄くスムーズに書いている気がする

みんな凄くスムーズに書いている気がする

noteをいつも巡回していると(twitterもそうだけど)この人は書くこと、発信することが溢れ出てる人なんだろうなーと感じることがある。

もちろんnoteにしろツイートにしろ表すのはその作品、言葉だけ。

水面下ではどんな想いをしているのか、どれほど時間が掛かっているのかは当事者が書かない限り解らないし、書いてあってもそこまで深く知りようがない。実際の中身は密着取材するくらいでないと解らない。

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時間がない中でやってみよう!

時間がない中でやってみよう!

noteを書き上げるのも理想としてはきちっとネタや構成を吟味し、当然その前提には読者を、ニーズを想定して読まれるように工夫する、ベースとすることが大事なのは間違いありません。

ただ完璧にそれを遂行しようと思っても時間がない時がありますよね。

時間がないから量を少なくする。これは趣味なら別に良いけど、仕事や何か目標がある場合はちょっとよろしくない方向で・・・

時間がないからこそそこでどれだけの

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自分を押し留めるものでなく、動かすものを書きたい

自分を押し留めるものでなく、動かすものを書きたい

数年前、数万円で購入した「あいふぉーん」と、数日前に数千円で買ったタブレット+数千円で買ったカバーについていたBluetoothキーボードとで、それぞれ、書き心地を試している。

WordPressとnote両方で試してみているが、今のところスマホ、タブレットともにnoteはたいへん挙動がよいと感じる。

地味に一番助かっているのは改行かもしれない。
noteや、WordPress新エディタのよう

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「自分自身のこと」ばかり書くことに飽きた。

「自分自身のこと」ばかり書くことに飽きた。

最近、自分が書く文章に飽きた。
というか、「自分自身のこと」ばかり書くことに飽きた。

これまでのnoteを見返すと、だいたいが「わたしはこう思う」「こう感じた」というエッセイ。

まず初めに何かの体験があって、それに反応した自分の気持ちがあって、それを言葉にする。

延々と自己紹介をしているような状況。

そういう書き方、というか自分の文体や自然と出来上がっている「こう書いてこう書いてこう!!」

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3000フォロワーを目指してた僕が立ち止まって気づいた本当に大切なこと

3000フォロワーを目指してた僕が立ち止まって気づいた本当に大切なこと

去年の3月に1年間の毎日更新を目標に立てて、その時に1年後=つまり今年の3月までにフォロワー3000人という目標も立てたんですね。

で、結果的には365日更新に届く前の315日くらいで挫折しまして、おまけに精神的にも落ち込んでそこからパタリと2ヶ月ほどSNSを一切見ずに引きこもってました。

フォロワー数的には目標未達の2000人止まりだったので、有言実行もできずに道半ばで倒れた感じの残念賞。で

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読まなきゃ書けないかもよ!?

読まなきゃ書けないかもよ!?

毎日、少なくとも継続的に書き続けている人にはスランプというか、どうにも書けない日が続くこともあるでしょう。

それは疲れだったり、忙しさだったりで物理的に、原因がはっきりしているものなら気にならないでしょうけど(だって仕方がないし、どうしてもなら捻出するしか無い)

物理的にも心理的にも余裕があるのに書けないという時は困りますよね。

1つは他人のnoteをどんどん読んでみてはいかがでしょう?ネタ

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noteで書くことは、少しこわくて、それ以上に楽しい。

noteで書くことは、少しこわくて、それ以上に楽しい。

書くことは楽しくて、少しこわい。

毎日書きたい気持ちはあって、書くことは楽しくて、書き終わったらすっきりして勢いで投稿できるのに、投稿したあとからこわくなる。

でも、こわくても、投稿したnoteへいただくスキとかが、私を満たしていることも事実だから、やっぱり書いて投稿するのだけれど。

**

書くことで自分に向き合う時間は、私が思うよりもきっと、私にとって大事な時間だ。

noteで毎日書い

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溢れてほしいのは、今このときなのに。

溢れてほしいのは、今このときなのに。

夜、寝ようと横になってから、頭の中の私がものすごい勢いで話し出す。

しんと静かな状況を待ちわびていたかのように。

だばだばと言葉が溢れて、でも、スマホを開いてしまったら寝れなくなるとわかるから、ただ垂れ流すだけなのが、悔しい。

***

ああ、私、寝ようとしてから言葉が出てきて、それをつかまえられないのが悔しかったんだな。

だってさ、なんで寝る前なの。こうしてnoteを書いているときじゃな

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今朝で朝日記を続けて600日目でした!一行でもいいから必ず書く。
朝のルーティンを決めておくと、今日のコンディションも分かるのでオススメです☆
私は日記だけは絶対で、ベースは【窓開ける→お手洗い→洗顔→体重測定→ベットメイク→日記→朝食】の順番がお決まり。潜在的なやる気を客観視。

あなたのお耳に

あなたのお耳に

「聴く小説」ということで、

これまで「あなたを殺せば」、「極楽への帰路にして、僕は君を想う」、「透明でまっとうな新しい日々」、「赤鬼、吼え」、「深夜0時の虫と蜜」の5作品を音声ファイルとして投稿しました。

全部、毛色のちがう物語なので
なんか引っかかってくれたらいいなあって思って。

今現在の手順としては
「読み上げ君」のアプリで音声ファイルを保存し、それを「iMovie」で連結させ、アップロ

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「という」と「こと」を減らすだけで、文章はぐっと読みやすくなる

「という」と「こと」を減らすだけで、文章はぐっと読みやすくなる

と思っている話です。もはやタイトルでぜんぶ言ってしまった。
せっかくなのでもう少し続けます。

2020/05/03追記:第二弾?書きました

なぜこの記事を書こうと思ったか。
先日、執筆した「はじめてのUIデザイン」の一般販売がスタートしまして。

この本がまだ初稿になる前、共著者のみなさんと執筆真っ最中の頃に何度か打ち合わせがあったのですが、そこで「書籍的な文章を書き慣れてない人って、"という

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