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人間関係・関係性・距離感

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2018年12月の記事一覧

じんわり沁み入る優しいnote

じんわり沁み入る優しいnote

 整理整頓が苦手な私の枕元には本が何冊も積み上がっている。ベッドの物を置けるスペースにもだ。
 母からは時折冗談で「いつか(地震などが起こったら)本に埋もれて死ぬよ」と言われるが、そのたびに私はこう返す。
「本に埋もれて死ねるなら本望だよ」
 冗談か駄洒落か。実際は半分冗談、半分本気といったところだ。
 物心ついた頃から、私は本が好きだ。喋り出すのは遅かったが、文字を覚えるのは早かった。保育園の先

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「幸せだけど、たのしくない」? 夫婦のかたちを考える

「幸せだけど、たのしくない」? 夫婦のかたちを考える

「このままじゃ、パートナーとして好きって気持ちを失っちゃう」

夫にそう伝えたのは天皇誕生日の夜、みんながそわそわするクリスマスイブイブ。ふたりでストーブにあたりながら赤ワインをあけているときだった。

◆   ◆   ◆

2018年は、てんやわんやな一年だった。

まず、赤ちゃんから幼児へ猛スピードで変化する娘との生活は、はちゃめちゃに幸せだった。

腰がすわった、笑った、食べた、歯がはえた、

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ままならない

ままならない

 少しずつ築いていけばいい。これから繋がることができる可能性だって、あるかもしれないから。
だけど、時々不安になる。本当に繋がることができるのか。繋がりたいと思う人と、心を通わすことができるのか。

 ……障害を言い訳にするつもりはない。「健常者」と呼ばれる人たちだって悩んだり、迷ったりすることがあるというのも、少しはわかっているはずだ。
だけど、自分の障害にもっと早く気付けていたら、こんな風に悩

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23歳の地図

23歳の地図

23歳になった。東京に出てきて4年が経った。

1年大学進学に遅れた僕は、この年で学生生活を終える。この街に出てくれば何かが変わると思っていた、というセリフを大学4年間で何度吐いたか知れない。

23歳になれば、ちゃんと朝ご飯を食べられると思っていた。もしくは、だれかとちゃんと朝を過ごしていると思っていた。相変わらず朝に弱いし、珈琲マシンを購入する勇気は出なかった。

23歳になれば、ちゃんとした

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好きな人にきちんと伝えないのは逆に失礼なのかもしれないと思った話

好きな人にきちんと伝えないのは逆に失礼なのかもしれないと思った話

ここ数年、好きな人ができても、いつの間にか自然消滅することが多いです。だんだん連絡が返ってくる頻度がすくなくなり、いつの間にか途絶えている ── 。悲しいかな、そういうことばかりです。

そういうのもう繰り返したくないなーと思い、cakesを読んでいたらたまたま見つけたヨダエリさんの連載「初デートの待ち合わせは20時」を読んでいます。「あぁ、これ自分だな」とか「たぶん向こうは興味がなくなっているん

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東京で暮らすということ

東京で暮らすということ

2016年1月、住み慣れた街を出て、東京にきた。

きっかけは、店舗の店長として売り上げが下降している店舗の再興のため、また、関東の店舗に新しい風を、という名目で1年だけでいいから転勤しないかとお誘いがあったから。面白そうだったからその場で快諾した。

正直なところ、それまで東京に住みたいなんて全くもって思っていなかった。

あれから3年、私はまだ、東京にいる。

東京に残ろうと思ったのは、不退転

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東大を舐めるな、に思う

東大を舐めるな、に思う

「東大を舐めるな」というnoteがバズっている、らしい。

「らしい」というのは「下のnote」にそう書いてあったからで、実際にどんだけバズったのかは、よくわかっていない。
noteはホーム画面しか見ないわたしが「下のnote」を見つけたのは、Twitterのフォロワーさんから流れてきたってだけなので。まぁ、なるほどなーとおもって見てたのですが。

で、ちょっと興味を持って「東大 舐め」でnote

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対話は難しい…

対話は難しい…

サボっていた訳ではなく、誰も投稿を期待してない中で一人でも多くの方に読んでいただくためにあれこれ考えていたら月日が経っていました。

という訳でいきなりのtwitterのリンクを貼り付けてみます。

この言葉の展開にグッときました!
「共話」初めて聞く言葉です。

12月8日に東京で開催されたsoar conferenceに参加しました。テーマは「語り」

ゲストは浦河べてるの家の向井地さん、そし

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自分を認められない、他人も認められない
それじゃぁ悲し過ぎる

自分は認められない、他人は認められる
きっとかまって欲しいんだ

自分は認められる、他人は認められない
まぁある意味フツーかな

自分を認められる、他人も認められる
うん、そのままでいこう

今日はどこにいるのかな。

やさしさって、なんだろう

やさしさって、なんだろう

「あなたって、中途半端にやさしいよね」

大昔、まだ学生のころに付き合っていたひとに言われたことがある。その彼女とはほどなくして別れた。なんとなく、もう終わりが見えかけていた。

客観的に見てもまぁ、わたしは「やさしい」といわれるほうだとおもう。自分がされたらうれしいだろうな、とおもう行動を、自分の周りのすきなひとたちには取ってきた。その結果、頼りにされたり、すきでいてもらえることがうれしいからだ

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好きな人には、素直に好きだと言いたい

好きな人には、素直に好きだと言いたい

恋愛でなくとも、あぁこの人好きだなぁと思うことってある。性別も年齢も何もかも関係なく、ただただ純粋にある、好きという想い。

好きだと思った人には、素直に好きだと伝えたい。

家族でも、近しい友達でも、真っ直ぐに"好き"や"ありがとう"を伝えたい。普段はふざけ合っていても、誕生日やお祝い事の時には必ず日頃の感謝や大事な想いを伝えるようにしている。

言わないと伝わらないこともあるから。

言えない

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