ロクちゃん

奈良学園大学講師・京都市立芸術大学美術教育研究会・公益財団法人教育美術振興会会員・日本…

ロクちゃん

奈良学園大学講師・京都市立芸術大学美術教育研究会・公益財団法人教育美術振興会会員・日本美術教育学会・日本教育心理学会・日本学術振興会•京都文化芸術コアネットワークメンバー•京都創生推進フォーラム会員 http://sennahouse-ac.net/

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記事一覧

知育と感性の教育心理学をアートの側面

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感覚と表現の脳科学的側面から見ると、アートによる創造心理。

感覚と表現の脳科学的側面から見ると、アートによる創造心理は興味深い研究対象です。 視覚芸術や造形活動を通じて、脳のさまざまな領域が活性化され、感覚情報が処理され…

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計算論的神経科学

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異なるアート思考。

今日は、いつもと異なる思考の違うアートの取り組みを試みました。 その結果、しっかりと本人の個性が発揮され、あらゆる好奇心も生まれました。 そのことが作品として、よ…

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想像と創造と表現からなる美術教育の効果。

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僕の美術教育論3

今日アートに取り組んだ3人が素晴らしかった。年齢は、幼稚園児、小学1年生、中学1年生とバラつきがあったが、アートを取り組むことで共通のコミュニケーションがとれ、…

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僕の美術教育論2

今日のアートの取り組みから。 [僕の美術教育論2] 子どもたちが自分の内面を表現しようとするのは、彼らが成長して自己認識を築き、自己表現の重要性を理解するからで…

ロクちゃん
11日前
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僕の美術教育論1

本日のアートの取り組みから。 [僕の美術教育論] 美術教育が必要とされる理由はいくつかあります。 ▫️美術教育は創造性や想像力を促進し、子どもたちが問題解決や表現…

ロクちゃん
12日前
3

気づきから生まれる作品。

この日は、アートの時間が多く取れなくて未完成に終わりました。 その制作途中で気づきが生まれているのか、生まれたとして、仕上がりにどのような変化が生まれるのかを次…

ロクちゃん
2週間前
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気づき

昨日、大学人間教育学部授業。学生たちと実験研究したこと。画像は学生の作品です。 「気づき」とは。 気づきとは、新しい情報や理解、気づくこと自体を指します。それは…

ロクちゃん
2週間前
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認知と創造

今日のアートは、短時間でしたが、「シマエナガ」を見本を見て仕上げることができました。 シマエナガの淡い色合いは、色鉛筆で表現するには難しいと思われましたが、しっ…

ロクちゃん
3週間前
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工作「鯉のぼり」

今年、新一年生になった児童が今回、みんなが取り組んでいる「鯉のぼり」工作を制作しました。 絵に力強さがあるため、とても迫力があります。そのことから、自信が漲って…

ロクちゃん
3週間前
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おにぎり

今日のアートは、「おにぎり」が描きたいという希望から、それにチャレンジしました。最近は、精神面、技術面を考慮して描く手順を伝え、それを絵として表現するのは、自身…

ロクちゃん
3週間前
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工作をすることでの発達心理学

今日も工作「鯉のぼり」の活動をしました。 工作をすることで発達心理には、以下のような側面があります。 ▫️認知的発達: 工作活動は子どもの認知能力を促進します。材…

ロクちゃん
3週間前
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工作

今回、「鯉のぼり」工作をマンツーマンでしたが行いました。 この工作をすることで、子どもたちは自分の想像力を鍛えることができます材料(画用紙やマーカー、色鉛筆)や…

ロクちゃん
3週間前
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マティスから学ぶ。

マティスと自由なフォルム。 マティスは、自由で流動的な形態を描写することで知られています。彼の絵画は、色彩と形態が絶妙に融合し、視覚的な豊かさを生み出しています…

ロクちゃん
3週間前
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感覚と表現の脳科学的側面から見ると、アートによる創造心理。

感覚と表現の脳科学的側面から見ると、アートによる創造心理は興味深い研究対象です。

視覚芸術や造形活動を通じて、脳のさまざまな領域が活性化され、感覚情報が処理されます。これは、創造性を高めるための基盤となります。
また、アート活動は脳内のドーパミンなどの神経伝達物質の放出を促し、喜びや満足感をもたらすことが知られています。
このような神経生物学的なプロセスが、創造性や表現力を駆り立てる要因となって

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異なるアート思考。

今日は、いつもと異なる思考の違うアートの取り組みを試みました。
その結果、しっかりと本人の個性が発揮され、あらゆる好奇心も生まれました。
そのことが作品として、よく表現されています。

子どもが美術教育を通じて創作意欲を発揮すると、自己表現や想像力が育まれ、自信が増し、問題解決能力や批判的思考力が向上します。
また、創造性や視覚的な感性も発展し、芸術を通じて感情を表現する力が養われることで、心の豊

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僕の美術教育論3

今日アートに取り組んだ3人が素晴らしかった。年齢は、幼稚園児、小学1年生、中学1年生とバラつきがあったが、アートを取り組むことで共通のコミュニケーションがとれ、そのことから成長の兆しが生まれた。

僕の美術教育論3
子ども(障害児)に対して美術教育を促すことは、身体的・精神的な自立の成長を遂げます。
美術教育、創造的な表現を通じて自己を発見し、成長することで、自信や自己肯定感が高まります。
また、

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僕の美術教育論2

今日のアートの取り組みから。

[僕の美術教育論2]

子どもたちが自分の内面を表現しようとするのは、彼らが成長して自己認識を築き、自己表現の重要性を理解するからです。
子どもたちは、感情や思考を他人と共有し、自分の存在を確立したり、他者とのつながりを強めたりするために表現します。
また、好奇心や想像力が旺盛な子どもは、自分の内面を表現することで、世界を理解し、新しい経験を得る手段として活用します

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僕の美術教育論1

本日のアートの取り組みから。

[僕の美術教育論]
美術教育が必要とされる理由はいくつかあります。
▫️美術教育は創造性や想像力を促進し、子どもたちが問題解決や表現力を発展させる手段となります。
▫️美術を通じて自己表現や感情の表現を学び、自己理解や自己肯定感を高めることもできます。
▫️美術は文化や歴史と密接に関連しており、美術教育は文化理解や多様性の尊重を促す重要な役割を果たします。
▫️美術

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気づきから生まれる作品。

この日は、アートの時間が多く取れなくて未完成に終わりました。
その制作途中で気づきが生まれているのか、生まれたとして、仕上がりにどのような変化が生まれるのかを次回、大学の授業で議題にしたいため考察してみました。
気づきは、障害児が自己理解を深める上で重要な役割を果たします。
美術教育などの活動を通じて新しい経験や感情を体験することで、彼らは自分自身や自分の感情について理解を深めることができます。ま

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気づき

昨日、大学人間教育学部授業。学生たちと実験研究したこと。画像は学生の作品です。
「気づき」とは。

気づきとは、新しい情報や理解、気づくこと自体を指します。それは、何かに関して突然気づくことや、以前に気づかなかったことに気づくこと、あるいは新たな視点や理解を持つことです。
気づきは、日常の経験や学習の過程で得られることがあります。それはしばしば、問題の解決や創造的な発想の源となります。

障害児に

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認知と創造

今日のアートは、短時間でしたが、「シマエナガ」を見本を見て仕上げることができました。
シマエナガの淡い色合いは、色鉛筆で表現するには難しいと思われましたが、しっかりと仕上げられました。(感動)。

アートは視覚情報を通じて認知を刺激し、新しいアイデアや視点を生み出す力を持っています。
視覚的な刺激は、個々の経験や感情と結びつき、創造的な思考を促進します。
アートは視覚情報を自由に解釈し、異なる見方

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工作「鯉のぼり」

今年、新一年生になった児童が今回、みんなが取り組んでいる「鯉のぼり」工作を制作しました。
絵に力強さがあるため、とても迫力があります。そのことから、自信が漲っていると考えられます。

アート活動は単に結果だけでなく、その過程自体も成長を促す重要な要素です。
描く手法を工夫したり、色鉛筆の持ち方を調整することで、子どもは自己表現の手段や技術的なスキルを向上させることができます。
このような積極的な試

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おにぎり

今日のアートは、「おにぎり」が描きたいという希望から、それにチャレンジしました。最近は、精神面、技術面を考慮して描く手順を伝え、それを絵として表現するのは、自身の持つ創作力で仕上げています。
画像の最後に載せている絵は、自身が描きたいという意識から生まれたもので、僕は全く指導をしていません。
このようなアートプロセスは、障害児の自己表現と創造力を尊重する素晴らしい取り組みと考えられます。
アートを

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工作をすることでの発達心理学

今日も工作「鯉のぼり」の活動をしました。

工作をすることで発達心理には、以下のような側面があります。

▫️認知的発達: 工作活動は子どもの認知能力を促進します。材料の選択、計画立案、問題解決、空間認識などの認知的スキルが向上します。

▫️感情の発達: 工作を通じて子どもたちは自己肯定感を高め、成功体験を得ることができます。同時に、失敗や挫折を経験することで、ストレス耐性や自己調整能力も発達し

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工作

今回、「鯉のぼり」工作をマンツーマンでしたが行いました。
この工作をすることで、子どもたちは自分の想像力を鍛えることができます材料(画用紙やマーカー、色鉛筆)や道具(ハサミ)を使って自分のアイデアを形にする過程で、新しいアイデアや解決策を生み出すことができると予想した活動を行いました。

その結果、工作を通じて子どもたちは物事を視覚化し、空間認識能力を向上させることもできます。
これらの経験は、創

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マティスから学ぶ。

マティスと自由なフォルム。

マティスは、自由で流動的な形態を描写することで知られています。彼の絵画は、色彩と形態が絶妙に融合し、視覚的な豊かさを生み出しています。

マティスの自由で豊かな色彩感覚は、彼が色を直感的に用いて表現することにあります。彼は色彩を厳密な現実主義ではなく、感覚的な表現として捉え、色彩の力とエネルギーを最大限に引き出します。彼の絵画は、豊かな色彩が自由に舞い、観る者の感情や

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