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味見係だった私と、母の肉じゃが
リビングにペタリと座り込み、
夕方のニュースを見ているふりをしながら、
小学生の私は自分の名前が呼ばれるのを、今か今かと待っていた。
晩夏の夕刻。
簾をかけているにも関わらず、隙間を縫って入ってくる西陽が眩しい。
腿にあたる籐のゴザは、ヒヤリとして気持ちがいい。
けれど、それ以上に気になって仕方ないのは、
部屋に漂ういい匂いだ。
絶対に夕飯は、あれだ。私の大好物。
間違えるわけない。
ひとり天ぷらランチ、という選択
「天ぷらをお店で食べる」というと、
敷居が高く感じるのは私だけだろうか。
定食屋で、蕎麦の横についている天ぷらではなく、
天ぷら専門店の天ぷら。
関西人だった私が思い浮かべるそれは、寿司以上の高級品だった。
縁遠い「江戸の料理」で、さらに言えば、
銀座や神楽坂などの高級店だけで食べられる
選ばれし大人の料理というイメージだった。
✴︎
わが家は先週末に、初めて、
自分達でテントを建てるキャンプ
のぶしな玄米珈琲と薪窯ラスクと、ものを買うことについて
最近どうも、珈琲との相性がよくない。
味も香りも大好きで、
お菓子のお供になくてはならない存在だったのに。
飲んでいる時はいい。
変わらず美味しく幸せな気持ちで飲めている。
問題はその後だ。
胃のあたりが重たくなって、
一緒に気分も重たくなってしまう。
これはダメだ。
珈琲を飲めないのは悲しいけれど、
現実を受け入れて、前に進まなくっちゃあいけない。
新しい、お菓子の相棒となる飲み物を探
洋菓子屋さんのワンコインクッキーと、思い出の洋館
誰かとゆっくり話したい。
そんな気持ちを満たすため、
北欧暮らしの道具店のインターネットラジオを
愛聴しています。
店長の佐藤さんと、よしべさんの繰り広げる緩やかなトークが心地いいんです。
トークテーマについて、私ならどんな話をするかな?と考えてみるのも楽しい。
そこで、先日「500円以下で叶う、ささやかな楽しみ」というトークテーマの日がありました。
私が真っ先に思い浮かんだのは、
洋菓子屋