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のぶしな玄米珈琲と薪窯ラスクと、ものを買うことについて

最近どうも、珈琲との相性がよくない。

味も香りも大好きで、
お菓子のお供になくてはならない存在だったのに。

飲んでいる時はいい。
変わらず美味しく幸せな気持ちで飲めている。

問題はその後だ。
胃のあたりが重たくなって、
一緒に気分も重たくなってしまう。

これはダメだ。
珈琲を飲めないのは悲しいけれど、
現実を受け入れて、前に進まなくっちゃあいけない。

新しい、お菓子の相棒となる飲み物を探そう。

紅茶も好きだけど、
甘ーいお菓子に合う、苦味のある飲み物も欲しいんだ。



そうして出会ったのが、「のぶしな玄米珈琲」。

最近お世話になっている、
わざわざさんのオンラインショップで見つけた。

わざわざさんは、長野県東御市とうみしのパンと日用品のお店。

1.長く使えるもの
2.飽きのこないもの
3.暮らしに寄り添うもの
4.きちんと作られたもの
5.環境に配慮したもの
「わざわざで買い物をするとごみが殆ど出ない」そんなしくみを目標としています。
    〜「パンと日用品の店わざわざ」HPより

こんな基準で商品を選ばれたり作られたりしているから、買う側にもなんだか安心感がある。
正直ここのところ、買うという行為には、とっても後ろめたい気持ちがついてくる。

オンラインで注文すると、届いた段ボールや梱包材は、開いた瞬間からごみになる。
買ったものは使ったり食べたたりした後、ごみになることも多いし、置いておくと家の中の自由にできるスペースが減る。
スペースを増やそうと断捨離すると、大量のごみに辟易する。その繰り返し。

でも、このお店で買えば、ものやお金の循環を少し感じることができて、買うという行為を肯定してもいいような気持になる。
オンラインのページでは、一つ一つの商品が読み物みたいに、愛をもって紹介されているのもすごく好き。


ページを繰っていて、ひときわ爽やかな、
のぶしな玄米珈琲のパッケージに心惹かれた。

自然に囲まれた場所で飲む珈琲は、
格別に美味しい。
キャンプで朝に飲む珈琲の清々しさのように。
パッケージから、
この玄米珈琲を飲めば、そういう体験ができそうだと想像をした。

お米だから、ノンカフェイン。グルテンフリー。
私の疲れた胃にも優しそう。



あと、やっぱりお菓子も気になる。
せっかく珈琲を買うのだから、
珈琲に合うものを一緒に注文しよう。
まだ、パンは頂いたことはないけれど、
お菓子がおいしければ、次回はパンもお願いしてみよう。


「お菓子」の文字を押して、
いくつかあるお菓子から、薪窯ラスクを選んだ。

一つ一つ丁寧に手作りされている写真が、
甘く優しく、美味しそう。

それから、やっぱりこんな作り方が、今の私の心を掴む。

パンを焼いた後の余熱を利用しエネルギーを無駄に余すことなく使う、いわば省エネラスク


✴︎

そうして、注文したものはすぐに届いた。
包みは最低限で、通販で送るための梱包に、
プラスチックは使われていなかった。

なんだかそれだけで、すでに嬉しい。


さっそく珈琲を淹れてみる。

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お湯を注いでいる時の香りは、「玄米茶」だったので、ちょっと驚き。
これが本当にコーヒーになるのかな、と不安がよぎる。

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けれど、飲んでみると、
玄米の香り豊かな「珈琲」だった。
キャンプ場というよりは、田園風景が目に浮かぶ。丁寧に作られたお米の風味がする。
そして、苦味が強い。
お菓子があるときには、これくらいでもちょうどいい。

ラスクは、バリッと噛み応えがあり、
ほのかにシナモンの香り。
噛めば噛むほど、甘みを感じる。
優しい甘さで、ついつい次に手が伸びてしまう。

お皿のラスクがなくなったので、
試しに、珈琲にミルクと少しの砂糖を加える。
こうすると、苦味はまろやかに、
飲みやすいカフェオレになった。

これなら、お菓子がなくても、
作業の片手にも、気楽に飲める。


のぶしな珈琲に出会って、
私の珈琲時間は、より健康的で、また豊かな時間になってくれそう。一安心。

それから、次はパンをお願いしてみようかな。
引っ込んでいた買い物欲が、少し、刺激されたようだ。
(いや、やっぱり食欲かな?)

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