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わたしが、おちこむときは。

わたしが、おちこむときは。

わたしが
なんだかおちこんで
なんでもネガティヴになってしまうときは
たいてい

おなかがすいている
体が冷えている
疲れている
生理前

のいずれかである

と、書いてしまうと
あー、わたしも動物なのだ
意識も、体の一部なんだなと
あらためて気づかされる

意識は、けっこうくせもので
思い込んでいることの積み重ねだから
簡単に事実とはちがうことを認識してしまう

だけど、感じている本人には
それ

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人の美しさについて

人の美しさについて

人が人に感じる美しさにおいて
造形の占める割合は
非常に少ない

見た目の良さはわかりやすいけど
それを美しさの全てだと思ってしまったら
浅すぎて勿体無い

全く関係ない、とは言わない
しかし、見た目ではないところから感じる
美しさというものが確かにある

それも見た目と同じで
たくさん持っている人もいれば
あんまり持っていない人もいるのだろう

あるいは、人と人においては
その間に築かれた関係性

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ありがとう、と言ってみている

ありがとう、と言ってみている

家族や同僚など、一緒にいる時間が長い相手だと
つい、何かやってくれても「あたりまえ」になってしまって
気づかぬうちに、お互いの気持ちに溝ができていたりする

一緒にいる時間が長い相手とこそ
すごく良くなくても、ほどほどに良い関係を築いておきたいから
小さなことでも、ありがとう、と伝えてみることにした

仕事の同僚や相手だと、
何かやってもらうと、今度はつい、すみません、と言ってしまいがちだけど

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予定を変更したら

予定を変更したら

とあるカフェの店長さんのツイートを見て
お店が大変そうだ、と思ったので、応援したくて
ちょっと予定を変更してお店へ行ってみたら
二階席は満員で、一階の相席にちょこんと座って
大好きな豆花とコーヒーいただいて

そうこうしてたらどんどんお客さんがきて
5人グループの人たちも来て
わたしの座っていた席が大きめのテーブルだったから
お二階へ移っていただけるでしょうか、と聞かれ

本でも読もうか、と思って

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家族こそ、他人

家族こそ、他人

わたしは両親から産まれたので
遺伝子的にはつながっている
また、姉や弟も同じ両親から産まれたので
遺伝子的にはとても近い

しかしながら
逆に言うと
それだけのことだ

選んだわけでも
納得したわけでもなく
気がついたら両親も姉もいて
そのうち弟も生まれた

例え喧嘩別れをしたとしても
遺伝子的には近い、ということは変わらない
そういう意味では切れることはない

もちろん、家族と仲が良ければそれは

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不満を言う人は、弱音を吐けない人

不満を言う人は、弱音を吐けない人

わたしの父は、七十歳を過ぎた。
朝起きた瞬間から、本当にずっとしゃべっていて、
気難しいが基本的には愉快な人だ。

しかし同時に、不満をものすごく言う。
テレビを観ているとかならず言うし
普通に話していても、昔の嫌な思い出をすぐに掘り起こし、文句を言う。

楽しく話をしていたのに、気づくと
「あのやろうが」「こんなやつ」と言い出すので
そんなことばかり思い出したら、楽しくなくない?ときいてみた。

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0か100かは、もしかして

0か100かは、もしかして

人事を担当している友人が
20代や30代に入ったばかりくらいの年齢の人たちについて
こんな話をしてくれた

今の若い人は、コミュニケーションについて
できるかできないか、に二分されてる。
LINEやチャットでメッセージを送れば、
返事がなくてもそれ以上は何もしない、わたしは打診はしました、みたいな
自分の枠以上何かするべきとも思わないタイプと、
コミュニケーションおばけといわれるような
どんどんリ

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女性は別人にもなる

女性は別人にもなる

ここ数年、生理前なると精神的に不安定になりやすい
ということに気がついた

もともと生理痛はなかったので
ほとんど気にしたことがなかったのだけれど
何年か前に、これはおかしいぞ?と自分でも思って
調べていくうちに『PMS(月経前症候群)』というものを知り
そうだ、わたしのメンタルが落ちやすいのは生理前だぞ、と気がついた

昼間までやる気に満ち溢れて元気に動き回っていたのに
夕方くらいからなんだかマ

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したためる

したためる

したためる、という言葉に出会った
したためる、には
整理する、片付ける
ととのえる、料理する
食事をする、食べる
書きしるす
という意味がある

したためる、と聞けば
手紙をしたためる、という言葉が浮かんだ

そしてふと、
手紙を書いてみよう、と思った
出すかはわからないけれど
書きつらね、したためた手紙を
それも、手書きで

パソコンで書く言葉と
手で書く言葉は
同じわたしからなのに、違う形にな

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最強の「これからの家族のカタチ」かもしれないぞ

最強の「これからの家族のカタチ」かもしれないぞ

小学校から大学まで一緒の友人と
まるで高校生みたいに、一日思い切り遊んだ。

車だして
サザンオールスターズをかけながら
茅ヶ崎の友人のパン屋さんに行って

日差しにヘロヘロになりながら海まで歩いて(駐車場から遠い!)
足だけ入って、石を拾って、岩についた生き物にギョッとして

教えてもらった素敵なカフェに行って
美味しいサンドイッチと水出しコーヒー

地元に戻って時間つぶしにドンキに行ったら

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なんでわからないのか、わからない。その恐怖。

なんでわからないのか、わからない。その恐怖。

わたしの通っていた小学校は受験校で、
ほぼ全員が中学受験をする学校だった。

6年生になると、成績順にクラス分けされ
年間10回あるテストの結果でクラスが変更される。
それに加え、ほぼ全員が塾にも通い
昼間も、夜も、両方受験のための勉強をしていた。

小学5年生の終わりに、自分の成績順位が記された紙が配られ
6年生から自分がどのクラスになるのかを知らされた。

その紙に記された順位は、
全体、12

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許される必要などない

許される必要などない

わたしが何かをすることに
誰かに許される必要などなくて
誰かに許しを乞う必要もなくて

それが今の時代であり
自由であるとはそういうことなんだろう

もちろんだからと言って
何をやってもいいということではない

自分で考えて
やると決めて
やったことがひき起こした結果については
その責任を負う

その責任の段になって
こんなつもりじゃなかったんです、とうろたえる時
一体誰に何の許しを乞うているのだ

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自分を開くこと

自分を開くこと

誰に会っても
本を読んでも
自分が開いていなければ
ほとんど入ってこない

悩んでいると
何人もの人が
やってみれば
動いてみれば
会ってみれば
と言ってくれる
けれど

わたしはずうっと
自分が開いていなかったから
思うように結果は出なかった

ずっと覚えていることがある
とあるカフェで
少年から青年になりかかった子が
オーナーに相談をしていた

オーナーは、長いこと話を聞いたあと、
「とにかく

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記憶と感覚の更新

記憶と感覚の更新

久しぶりの場所に行った
久しぶりと言っても、数ヶ月ぶり程度なのだけれど
以前はよくきていた場所で
そしたら、とても不思議な感覚があった

その時、実際にわたしがここで見て感じている情報と
かつて、わたしがここで見て感じていた記憶が
重なり合って、
過去と今の感覚が行ったり来たりするような
そして、だんだんに混じり合って
ひとつになっていくような
そんな感覚だった

きっとこうして、
記憶は重ねられ

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