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語学エッセイ集

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ことばについてのエッセイ集。外国語学習のこと、気になる言葉、好きな言葉をまとめました。また、「激論」したことをこのマガジンに含めています。
文章の書き方やテーマの見つけ方をまとめました。また、英語以外の外国語の話題も取り上げています。哲学…
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#エッセイ

整理整頓と定位置管理

整理整頓と定位置管理

 私の部屋は雑然としている。狭い部屋に7つの本棚がある。きれいにジャンル分けしているわけではないが、同じ作家の本はだいたい同じ場所にあり、外国語の本は外国語の本がある場所にある。

 雑然としてはいるが、どこに何の本を置いているのかは比較的すぐにわかる。間違っても、数学の本が並ぶ棚に小説などは置いていない。

 ちょっと調べものとか、引用したい本があるとき、探しても探しても見つからないということは

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Q. 寛容は自らを守るために不寛容に対して不寛容になるべきか

Q. 寛容は自らを守るために不寛容に対して不寛容になるべきか

「寛容は自らを守るために不寛容に対して不寛容になるべきか」。

長いタイトルですが、これは以前私が読んだ「世界」の特集号に載っていた渡辺一夫さんの論文のタイトルです。

だいぶ前に読んだので、詳しい内容は忘れてしまいましたが、インパクトがあるタイトルなので、タイトルだけはしっかり覚えています。

ときおり、「寛容」と「不寛容」ということについて考えます。

卑近な例を挙げてみますね。

例えば、恋

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語学学習について | シャドーイング

語学学習について | シャドーイング

 外国語の学習方法のひとつに「シャドーイング」(shadowing)というものがあります。
 耳で聞いた外国語を聞こえたまま、そのあとを追うように発音することをシャドーイングと言います。

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自作の俳句短歌に解説を加えるのはおかしい

自作の俳句短歌に解説を加えるのはおかしい

前から思っていること。
俳句や短歌に解説を加えて投稿することは潔くない。
いろいろな思いを「575」「57577」という少ない文字に凝縮させるのが、俳句・短歌なのに、それに解説を加えて投稿することは、俳句・短歌を自ら否定しているに等しい。

別の記事に「実はね、本当はこういうことを表現したかった」と吐露するのはかまわないが、同じ記事内に解説が書いてあると大きな違和感があります。。。
読者の想像力に

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内緒ね | 読むに値しないくだらない記事について

内緒ね | 読むに値しないくだらない記事について

noteの記事の中で、よく読まれているけど「くだらないなぁ」と思う記事があります。

それは、「文章論」「読書論」「幸福論」に関する記事です。

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英語を話したいなら脳内変換アプリをインストールせよ!

英語を話したいなら脳内変換アプリをインストールせよ!

 英語を話せない人は頭に浮かんだ日本語をそのまま英語に訳そうする。だから話せない。
 そのまま訳そうとするのではなく「So what?」(だから何?)を意識したほうがいい。

 ちょっと練習してみましょうか?

 基本的には、第二文型(「AはBである」)と第三文型(「AはBをする」)だけを使う。
 関係代名詞なんて必要ない。

 では早速練習問題です。
 次の日本語を英語に訳してください。
 では

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読書感想文 | 和英標準問題精講

読書感想文 | 和英標準問題精講

 最近暑い。あまり頭を使いたくはない。けれども英語学習はつづけたい。

 毎日、英語の学習というか、趣味で英語を学んでいる。別に普段英語を使わなければならない状況にあるわけではないから、英語に触れる必然性はまったくない。

 けれども、中学生の頃からの習慣だから、まったく英語に触れない日があると気分が悪くなる。普段はどんなに忙しくても、1ページだけでも、読みかけのペーパーバックの英文を音読している

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語学講座 | 吸着音とクリック音

語学講座 | 吸着音とクリック音

00:00 | 00:00

※試聴版です。オリジナル版(03:46)はマガジン購入すると視聴できます。

アフリカの言語で使われる「吸着音」と「クリック音」とは?
真面目な語学講座です。聞いてみてね✨

次の動画の最初のほうで「コサ語」(南アフリカの言葉)が話されています。
けっこうメジャーな言葉でネルソン・マンデラの母語でもあります。
なぜか途中から英語になっていますけど。

https://youtube.com/shorts/lQovSB3nudE?si=u5s11FmsYFl8n40N

ネル

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GACKT | 心は遣っても気を遣いたくない

GACKT | 心は遣っても気を遣いたくない

 昨日、X(旧Twitter)を眺めていたら、GACKTさんの動画が目にとまりました。
 ふだん芸能人の方の動画の類いは、ほとんどスルーしてしまうのですが、気になって見てしまった。

 最初のほうだけちょっとだけ見るつもりが、結局最後まで見入ってしまいました。

 私がアレコレ言うより、実際に動画を見ていただいたほうが早いのですが、GACKTさんの「心を遣っても、気を遣いたくない」という言葉だけ、

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エッセイ | 小説の書き方

エッセイ | 小説の書き方

 noteを始めてから、小説を書くようになった。そして、それなりに、どう書けば読んでもらえるかということを考えるようになった。

 小説は、俳句や短歌とは異なり、文字数の制限がない。だから、どれだけ長く書いてもよい。優れた長編小説も数多くある。

 しかしながら、noteで小説を書くならば、明らかに短編小説のほうが読まれやすい。もちろん、noteでも、優れた長編小説を毎日更新されている方もいるが、

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