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超常現象に関する本のレビュー集

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超能力、UFO、幽霊などの心霊現象、未確認動物(UMA)、超古代文明、魔術など、オカルト的なことに関する本のレビューを集めてあります。
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#民俗学

宙【そら】ノ名前

宙【そら】ノ名前

宙【そら】ノ名前

 夜空に輝く月や星を、美しい写真と共に、紹介した本です。

 「星の名前って、こんなにたくさんあったんだ」と、まず、驚きます。
 それと共に、名前の美しさに、惚れ惚れします。

 天文学が好きな方には、必読の本ですね。
 特に好きではない方でも、ページをめくれば、夜空の見事さに引き込まれるでしょう。
 読んでいるうちに、本物の夜空を眺めたくなります。星がきれいに見える

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アジアもののけ島めぐり―妖怪と暮らす人々を訪ねて

アジアもののけ島めぐり―妖怪と暮らす人々を訪ねて

アジアもののけ島めぐり―妖怪と暮らす人々を訪ねて

 アジア各所の妖怪や魔術について、紹介した本です。
 少なくとも、本書が書かれた一九九〇年代までは、アジアのそこらじゅうで、「妖怪や魔術が実在する」と信じられていました。
 本書は、その様子を、レポートしたものです。

 紹介されているのは、インドネシアのバリ島、マレーシアのランカウイ諸島、日本の琉球(沖縄)、マレーシア領部分のボルネオ島で

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悪魔のほくろ―ヨーロッパの現代伝説

悪魔のほくろ―ヨーロッパの現代伝説

悪魔のほくろ―ヨーロッパの現代伝説

 ドイツの都市伝説を集めた本です。全部で、百話以上、載っています。
 都市伝説を研究したい方にとっては、必読の一冊ですね(^^)

 ドイツの話であっても、日本でも、似たものが流通している話もあります。ドイツと日本ばかりでなく、他のヨーロッパの国や、アメリカ大陸でも確認されている話さえあります。
 都市伝説に、国境はありませんね。

 ドイツ独自の都市

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魔女の伝言板―日本の現代伝説

魔女の伝言板―日本の現代伝説

魔女の伝言板―日本の現代伝説

 副題に『日本の現代伝説』とありますね。現代伝説=都市伝説、と考えて、ほぼ間違いはありません。
 つまり、これは、都市伝説の本です。

 二〇一一年現在からすると、「ちょっと昔」の都市伝説を取り上げています。一九九〇年代の都市伝説ですね。
 とはいえ、二〇一一年現在でも、「これ、最近、聞いたなあ」という話もあります。
 もちろん、二〇一一年現在では、あり得な

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日本怪談集 (幽霊篇 下巻)

日本怪談集 (幽霊篇 下巻)

日本怪談集(幽霊篇 下巻)

 日本の怪談を集めた本です。主に、幽霊の登場する話です。中には、幽霊というより、「妖怪」と呼ぶほうがふさわしいものの話もあります。

 この本は、上下巻のうちの下巻です。上巻と合わせて読んだほうが、怖さも、面白さも、倍増します。
 上下巻ともども、日本の幽霊や妖怪に興味がある人には、必読の書です。

 妖怪がお好きなら、同じ著者の『日本怪談集 妖怪篇(上・下)』

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日本怪談集 (幽霊篇 上巻)

日本怪談集 (幽霊篇 上巻)

日本怪談集 幽霊篇 上巻

 これは、題名どおり、日本の怪談集です。主に、幽霊の登場する話を集めています。
 日本の幽霊に興味がある方は、必読でしょう。基本文献の一つだと思います。

 ただし、幽霊というよりは、「妖怪」と呼ぶほうがふさわしいものも、取り上げられています。日本の妖怪に興味がある方も、基本文献の一つとして、必読です。

 妖怪のほうが好きな方は、同じ著者の『日本怪談集 妖怪篇(

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赤ちゃん列車が行く

赤ちゃん列車が行く

赤ちゃん列車が行く

 何度でも言います。
 ブルンヴァン(の著作)を読まずして、都市伝説を語ることなかれ!

 この本の著者、ジャン・ハロルド・ブルンヴァンJan Harold Brunvand氏は、都市伝説研究の第一人者です。
 都市伝説を語る場合、彼の著作を読んでいるか、いないかで、発言の重みが違ってきます。
 もし、真剣に都市伝説を語るのに、「彼の著作を読んでいない」というなら、ま

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