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OMOI-KOMI 我流の作法 -読書の覚え-

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私の読書の覚えとして、読後感や引用を書き留めたものです。
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2024年1月の記事一覧

学校の「当たり前」をやめた。 ― 生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革 ― (工藤 勇一)

学校の「当たり前」をやめた。 ― 生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革 ― (工藤 勇一)

(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)

 いつも聞いているpodcastの番組に著者の工藤勇一さん(千代田区立麹町中学校校長)が登場して、ご自身の学校改革のお話をされていたのですが、その内容がとても興味深かったので手に取ってみました。

 まず「はじめに」の章で示された工藤さんの根本的な問題意識。
 工藤さんは、学校教育の「目的」は “「自律」する力を身に付けさせる” ことだと考

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まくらが来りて笛を吹く (春風亭 一之輔)

まくらが来りて笛を吹く (春風亭 一之輔)

(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)

 著者の春風亭一之輔さんは、2012年、21人抜きの抜擢で真打昇進した今最も人気がある落語家の一人です。

 私も時折youtubeで聞くことがあるのですが、確かに語り口は(私のような上方落語に染まっているものからすると、少々アグレッシヴ?に感じるところはありますが)スマートでテンポが良く、マクラでのお客の掴みも卓越していますね。
 定番の

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子どもの算数,なんでそうなる? (谷口 隆)

子どもの算数,なんでそうなる? (谷口 隆)

(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)

 いつも利用している図書館の「新着書」のリストを眺めていて、目を惹いたタイトルだったので手に取ってみました。

 著者の谷口隆さんは数学者です。
 谷口さんは、子どもを相手にした算数の学びの機会を通して、数々の興味深い気づきを得ていきました。

 その中から2つ、特に印象に残ったものを紹介しましょう。

 まずは「第3話 マルとペケ」から。

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ルワンダ中央銀行総裁日記 (服部 正也)

ルワンダ中央銀行総裁日記 (服部 正也)

(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)

 朝のNHKの番組で紹介されていたので手に取ってみました。

 著者の服部正也さんは1918年生まれ、太平洋戦争に従軍後日本銀行に入行。その後、1965年にルワンダ中央銀行総裁として出向したのですが、本書はその時の奮戦記録です。

 着任にして早々、服部氏は銀行の実態を見聞きしそれが予想を超えた状況であることに衝撃を受けました。そこからのス

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チョンキンマンションのボスは知っている アングラ経済の人類学 (小川 さやか)

チョンキンマンションのボスは知っている アングラ経済の人類学 (小川 さやか)

(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)

 いつも聞いているpodcastの番組に著者の小川さやかさんが登場して、本書の内容のさわりを紹介していました。それでちょっと興味を持ったので手に取ってみました。

 私の今まで抱いていた常識とはまったく異なった世界での活き活きとした生活模様はとても刺激に満ちています。

 まずは、“魔窟” ともいわれる香港のチョンキンマンションを中心に暮ら

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吉本興業史 (竹中 功)

吉本興業史 (竹中 功)

(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)

 いつも聞いているPeter Barakanさんのpodcastの番組に著者の竹中功さんが登場して、本書の内容のさわりを紹介していました。
 それでちょっと興味を持ったので手に取ってみました。

 竹中さんは私と同い年なんですね。私も子どものころはよくテレビで「吉本新喜劇」を観ていましたし、当時人気の吉本の芸人さんについてもたぶん記憶の共通

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運を天に任すなんて ― 人間・中山素平 (城山 三郎)

運を天に任すなんて ― 人間・中山素平 (城山 三郎)

(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)

 この前、西和彦さんの「反省記」という本を読んだのですが、その中で西さんの生き方に大きな影響を与えた人物として中山素平さんが紹介されていました。

 本書は城山三郎さんによる「中山素平さんの評伝」です。

 中山素平(1906年(明治39年)3月5日 - 2005年(平成17年)11月19日)さんは、日本興業銀行頭取・経済同友会代表幹事等を

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駅名で読む江戸・東京 (大石 学)

駅名で読む江戸・東京 (大石 学)

(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)

 10年以上前に、「続編」は読んでいます。今回は、思い立って1作目を手に取ってみました。

 こういった「土地にまつわる蘊蓄もの」は気楽に読めて楽しめますね。
 登場する地名はさすがに全部旧知のものばかりですが、その歴史的背景は初めて耳にするものが多く、それぞれに面白いものでした。

 考えてみれば当たり前なのですが、関東地方の土地もかなり

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何とかならない時代の幸福論 (鴻上 尚史・ブレイディみかこ)

何とかならない時代の幸福論 (鴻上 尚史・ブレイディみかこ)

(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)

 この前、ブレイディみかこさんのベストセラー「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」を読んだところですが、今回の本は、いつも利用している図書館の新着本の中から見つけました。

 鴻上尚史さんとブレイディみかこさんの対談集ということで興味を抱いだいて手に取ってみた本です。
 NHK Eテレ「SWITCHインタビュー 達人達」での対談を中

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ホンモノの偽物 (リディア・パイン)

ホンモノの偽物 (リディア・パイン)

(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)

 いつも利用している図書館の「新着本」のリストで目に付いた本です。
 ホンモノの偽物」という気になるタイトルは、私の注意を惹くには十分でした。

 “偽物” をテーマにした著作ですが、対象にしている範囲はいわゆる “贋作” に止まらずかなり広く取り上げているので、その対象ごとに興味深い切り口がいくつも提示されています。

 最初に取り上げて

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サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 (ユヴァル・ノア・ハラリ)

サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 (ユヴァル・ノア・ハラリ)

(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)

 出版当時、非常に話題になった本ですが、数年経った今でもまだ図書館の貸し出しでは待ち行列が続いています。

 私もユヴァル・ノア・ハラリ氏の著作は以前「21Lessons:21世紀の人類のための21の思考」を読んだことはあるのですが、遅ればせながらこちらの本も読んでみることにしました。(私が聞いているpodcastの番組でPeter Bar

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石橋湛山の65日 (保阪 正康)

石橋湛山の65日 (保阪 正康)

(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)

 SNSのお薦めで表示されていたので気になった本です。

 石橋湛山はジャーナリスト出身の政治家。
 戦後、第55代内閣総理大臣の任に就きましたが、その在任期間は65日間という短さでした。
 総理大臣としては自らの健康問題による全く想定外の退任でしたが、ジャーナリストとして、経営者として、政治家・主要閣僚として、教育者としての石橋氏の思想や

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新・世界の日本人ジョーク集 (早坂 隆)

新・世界の日本人ジョーク集 (早坂 隆)

(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)

 かなり以前に、同じ著者による「世界の日本人ジョーク集」を読んでいるのですが、本書は、そのシリーズの3作目(2作目は「続」)です。
 第1作目から約10年の年月を経ているので、ジョークで取り上げられる日本人の特徴もかなり変化したのだろうと思い手に取ってみました。

 この点について、「おわりに」で著者はこう語っています。

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貞観政要 全訳注 (呉 兢)

貞観政要 全訳注 (呉 兢)

(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)

 中国唐代に呉兢が編纂したとされる第2代皇帝太宗の言行録です。
 古来から「帝王学の教科書」とされてきた書物とのことですが、なにぶん文庫本でも800ページ近い大著なので、まずは一通り訳文に目を通すことを目標に手に取ってみました。

 「貞観政要序」には、イントロダクションとしてこう記されています。

 さて、それでは本編の中からの覚えの記録

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