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2024年1月の記事一覧
学校の「当たり前」をやめた。 ― 生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革 ― (工藤 勇一)
(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)
いつも聞いているpodcastの番組に著者の工藤勇一さん(千代田区立麹町中学校校長)が登場して、ご自身の学校改革のお話をされていたのですが、その内容がとても興味深かったので手に取ってみました。
まず「はじめに」の章で示された工藤さんの根本的な問題意識。
工藤さんは、学校教育の「目的」は “「自律」する力を身に付けさせる” ことだと考
子どもの算数,なんでそうなる? (谷口 隆)
(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)
いつも利用している図書館の「新着書」のリストを眺めていて、目を惹いたタイトルだったので手に取ってみました。
著者の谷口隆さんは数学者です。
谷口さんは、子どもを相手にした算数の学びの機会を通して、数々の興味深い気づきを得ていきました。
その中から2つ、特に印象に残ったものを紹介しましょう。
まずは「第3話 マルとペケ」から。
ルワンダ中央銀行総裁日記 (服部 正也)
(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)
朝のNHKの番組で紹介されていたので手に取ってみました。
著者の服部正也さんは1918年生まれ、太平洋戦争に従軍後日本銀行に入行。その後、1965年にルワンダ中央銀行総裁として出向したのですが、本書はその時の奮戦記録です。
着任にして早々、服部氏は銀行の実態を見聞きしそれが予想を超えた状況であることに衝撃を受けました。そこからのス
チョンキンマンションのボスは知っている アングラ経済の人類学 (小川 さやか)
(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)
いつも聞いているpodcastの番組に著者の小川さやかさんが登場して、本書の内容のさわりを紹介していました。それでちょっと興味を持ったので手に取ってみました。
私の今まで抱いていた常識とはまったく異なった世界での活き活きとした生活模様はとても刺激に満ちています。
まずは、“魔窟” ともいわれる香港のチョンキンマンションを中心に暮ら
運を天に任すなんて ― 人間・中山素平 (城山 三郎)
(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)
この前、西和彦さんの「反省記」という本を読んだのですが、その中で西さんの生き方に大きな影響を与えた人物として中山素平さんが紹介されていました。
本書は城山三郎さんによる「中山素平さんの評伝」です。
中山素平(1906年(明治39年)3月5日 - 2005年(平成17年)11月19日)さんは、日本興業銀行頭取・経済同友会代表幹事等を
駅名で読む江戸・東京 (大石 学)
(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)
10年以上前に、「続編」は読んでいます。今回は、思い立って1作目を手に取ってみました。
こういった「土地にまつわる蘊蓄もの」は気楽に読めて楽しめますね。
登場する地名はさすがに全部旧知のものばかりですが、その歴史的背景は初めて耳にするものが多く、それぞれに面白いものでした。
考えてみれば当たり前なのですが、関東地方の土地もかなり
何とかならない時代の幸福論 (鴻上 尚史・ブレイディみかこ)
(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)
この前、ブレイディみかこさんのベストセラー「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」を読んだところですが、今回の本は、いつも利用している図書館の新着本の中から見つけました。
鴻上尚史さんとブレイディみかこさんの対談集ということで興味を抱いだいて手に取ってみた本です。
NHK Eテレ「SWITCHインタビュー 達人達」での対談を中
サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 (ユヴァル・ノア・ハラリ)
(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)
出版当時、非常に話題になった本ですが、数年経った今でもまだ図書館の貸し出しでは待ち行列が続いています。
私もユヴァル・ノア・ハラリ氏の著作は以前「21Lessons:21世紀の人類のための21の思考」を読んだことはあるのですが、遅ればせながらこちらの本も読んでみることにしました。(私が聞いているpodcastの番組でPeter Bar
新・世界の日本人ジョーク集 (早坂 隆)
(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)
かなり以前に、同じ著者による「世界の日本人ジョーク集」を読んでいるのですが、本書は、そのシリーズの3作目(2作目は「続」)です。
第1作目から約10年の年月を経ているので、ジョークで取り上げられる日本人の特徴もかなり変化したのだろうと思い手に取ってみました。
この点について、「おわりに」で著者はこう語っています。
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