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代表の姿を見ていると…
勝ち続けてきた人(たち)だけが金メダルを獲れるオリンピック。
どの種目でも、一挙手一投足 強さと鋭さに満ち溢れている姿が印象に残るものです。
しかし、その舞台に出場し 金メダルをかけて争うためには、代表という名の権利を勝ち取る"強さ"が必要で、
その権利を得られなかった人たちは全て 弱い人と呼ばれる世界でもあります。
過去に何度も金メダルを獲ってきた選手でさえ、
負けてしまった瞬間に弱い人と
僕は逆の世界に居るのか…。
生きる道を探して
マイノリティーの世界に飛び込んだ僕ですが…。
「僕がやることは 他の人がやろうとしない」という感じで、
根拠の無い悪口や 無視とか 仲間外れという
嫌な仕打ちをたくさん受けてきました。
集団生活ではひたすら
否定されたり 誤解されたり 無視されたりして、
個性を主張する僕を保証してくれない返事ばかり受け取っていて、
心はいつも半殺しの状態でした。
特にこの1年は、
"Ar
この社会は「マルトリートメント」ばかりだ。⑥
完璧を常に求めるのって…
⑤の最後で プロ意識に関して書きましたが、
完璧を求める方法によっては、心身を傷つけるだけの「マルトリートメント」になることにも気づきました。
どんな職業でも、プロを名乗る人やプロを目指している人に対しては、
"完璧と共感性と強さ"を常に見せてくれるものとして扱い、
心身の弱さや個性が現れた途端に
その人格をけなす傾向が強いように見受けます。
生まれつき 苦手
この社会は「マルトリートメント」ばかりだ。⑤
僕は 今までの集団生活で、数えきれないほどの「マルトリートメント」を受けてきたことが分かりました。
さらに、「マルトリートメント」の家系であり、その悪影響も受け継いでしまっている事実も知りました。
大人になってからこういうことに気づいた僕は、里親などの支援を受けることができません。
犯罪には問われない「マルトリートメント」の言動によって、肉親や親戚に頼ることすらできなくなっている今の状況に、
この社会は「マルトリートメント」ばかりだ。④
違いがあるからこそ…
友田先生はまた、他人との差や違いが、
仲間外れをはじめとする「マルトリートメント」の引き金となる場合もある と指摘しています。
きょうだいを比較しすぎるようなことでも、子どもは傷つきます。たとえば兄の成績を引き合いにして弟にダメ出しをする、親戚の前で妹ばかり褒めて姉のことは無視するというのも、状況や程度によってはマルトリートメントにあたります。
さらに、自分に向けられ
この社会は「マルトリートメント」ばかりだ。③
性行為に関するマルトリートメント
個人的な性欲を満たすためにとる言動を 「性行為」とひとくくりに表すようですが、
他人と一緒に行う場合は、参加者全員の同意が必要です。
同意した範囲外だったり、法律上の年齢に達していない場合は、犯罪にあたります。
また、罪として認定されるかは関係なく、
性行為を目撃したりして心身に悪影響が出た場合も、
「性的マルトリートメント」とみなすべきだと 友田先生は主
この社会は「マルトリートメント」ばかりだ。②
では早速「マルトリートメント」の具体例を紹介します。
体罰、しつけまずは、「体罰」や「しつけ」と称して行われる言動です。
日本には、昔から体罰という風習があります。親や教師などが、子どもに対する教育の一環として、肉体的な苦痛を伴う罰を与えるものです。わたしの子ども時代、学校では、宿題を忘れたら廊下に立たされる、教室で騒いでいたら正座させられる、といった懲罰は日常茶飯事で、特に悪いことを
この社会は「マルトリートメント」ばかりだ。①
わけあって「マルトリートメント」について さらに掘り下げていくことにしました。
今回も、こちらの本を引用しつつ、僕自身の経験と共に説明していこうと思います。
人を傷つける言動は全て「マルトリートメント」
友田先生の著した本では、親子関係での「マルトリートメント」が重点的に紹介されていて、それに関する記事も書いてきました。
しかし、家庭以外の人間関係においても、
「マルトリートメント」と呼ぶ
「レガシー」について考えてみた。
「レガシー」とは
東京オリンピック開幕まで100日を切ったところですが、
観客を入れずに行うべきか、大会自体を無しにするべきか、
という議論が白熱してきました。
当初 オリンピックを招致する際に組まれた計画からは随分かけ離れたものになりそうですが、
「レガシー」という言葉や考え方に関しては、招致活動から
ずっとこだわりを持って発信し続けているようにも見えます。
「レガシー(legacy)
「機能不全」な社会で育った僕は…①
前の記事では、
健全なコミュニケーションや愛情が伴わない「機能不全家族」で育った子どもは、独特の行動傾向を持つ「アダルトチルドレン」だという風に説明しました。
しかし、「機能不全」と言える環境というのは、
家族以外の環境でもなり得ることに気付いてしまいました。
今回も、自らの体験をもとに話していこうと思います。
ありのままに居れない時点で「機能不全」
学校に通っていた時の僕は、下記の記事に
「機能不全」な社会で育った僕は…③
「機能不全」と呼ばれる状態は、複数人居て成り立つ環境において いつでもどこでも起こり得る、と①・②でお伝えしました。
今回は、そういった状況から抜け出すためにはどうしたらいいのか、
僕の持論も交えて 考えていけたらと思います。
「機能不全」な人の特徴
「機能不全」な環境で子ども時代を過ごした人というのは、例外なく
外見に映らない傷をたくさん抱えていると思っていただきたいです。
個人的に抱え
「マルトリートメント」に出会って「みかた」が変わった。①
僕の人生の"見方"が変わった本を紹介します。
福井大学の教授で小児精神科医の友田明美さんが著した『子どもの脳を傷つける親たち』です。
子どもの発達に関して著者自ら20年以上研究してきた結果をもとに、論理的に紹介してくれています。
簡潔に言うと、
・大人の不適切な行動によって、子どもの脳の形が変わってしまう
・正常な発達とは異なる変形を起こした脳は、生涯にわたって心身に影響をもたら
「マルトリートメント」に出会って「みかた」が変わった。②
①に引き続き、
友田明美著『子どもの脳を傷つける親たち』を読んだ感想を述べます。
ここでは、「愛着」と、マルトリートメントの「負の連鎖」に焦点を当てようと思います。
父の家族も母の家族も異常だった
昨今、「愛着障害」という言葉を耳にする機会が増えました。
この「愛着」という概念は、英語では”attachment(アタッチメント)”といい、「子どもと特定の母性的人物(もちろん父親でも構いませ