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自分とは

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自分について知る。自分の成長のためにどうすべきか、を記載しております。
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#ビジネスデザイン

自分の考えを持ち続けることは大事

自分の考えを持ち続けることは大事

中学校で「事業開発のお仕事」をお話ししてきました。

生徒さんだけでなく、先生、父兄の方にも聞いていただき、大変嬉しかったです。

特に関心を持って、聞いてもらえたのが、「自分の考えを持ち、行動すること」のページでした。

これからの時代、様々な情報が飛び交い、AIが賢くなり、自分自身で考えることなく、あらゆる場面で誘導されやすい状況が増えてくるのではないでしょうか。

そうなると、ますます、「自

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中庸の徳

中庸の徳

孔子の言葉に

中庸の徳たるや、それ至れるかながあります。

どちらにも片寄らない中庸の道は徳の最高指標である、ということを述べています。

極端に多すぎてもだめだし、少なすぎても良くない。私は、物事を白黒ハッキリさせる気質があり、よく同僚に「ゼロか100ではない」とたしなめられます。

この世の中は、

自然例えば、葉っぱの色ひとつ取っても、極端ではない。

その環境に応じ、葉の色は違う。

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問いの対象を探る楽しさ

問いの対象を探る楽しさ

私が今取り組んでいるプロジェクトの一つに、「対象の本質」を見極めるという作業がある。

これが、今の私には、めちゃくちゃ楽しくて仕方がない。

あらゆる可能性を排除せず、様々な角度から対象をじっくり見ている。「哲学」の楽しさにも通じているかもしれない。

世の中にあるもの、私達の目に映るものは、物事の一部にしか過ぎない。

それは裏側に回ってみれば見えるというものではない。

洗練された問いを繰り

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意識と無意識による創造

意識と無意識による創造

「あ、閃いた!」ということはないだろうか。

これは一体何処から来るものだろろうか?

考えても考えても浮かんでこないのに、何かの拍子に突然思い浮かぶ。

創造の4Bタイムというのがある。Bed、Bar、Bus、Bathの時、すなわち、リラックスしている時に「閃き」は起こりやすい。

化学者ケクレは夢の中で、蛇が自分の尾を呑み込むのを見て「ベンゼンリングの考え」を完成させている。

心象の具象化で

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出来ることから始めよう

出来ることから始めよう

スティーヴン・スピルバーグ監督「シンドラーのリスト」をご覧になったことはあるでしょうか。

第二次世界大戦中、千人以上のユダヤ人を救ったオスカー・シンドラーのお話です。

戦争が終わり、シンドラーの手元に車が一台残っていました。

それを見て、シンドラーはこれを売っていれば、まだ何人かのユダヤ人を救えたと後悔します。

救われたユダヤ人たちが、シンドラーに指輪と共に、「ユダヤ教のタルムードの教え」

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過去に囚われず、思想を抱く

過去に囚われず、思想を抱く

イギリスの経済学者ジョン・メイナード・ケインズ曰く、

この世で一番難しいことは新しい考えを受け入れることではなく、古い考えを忘れることだ。

古い考えに囚われ、その延長で創造してしまう。それは、みんなの記憶にもあるので受け入れやすい。

過去の成功は忘れがたい。その方が成功する確率が高い、と感じているから。

しかし「新しい考え」は、作られ方が違う。

現時点から未来を見ているイメージ。大事なこ

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縦の関係より"横の関係"を作ろう (40)

縦の関係より"横の関係"を作ろう (40)

垂直に伸びる階層「縦の関係」による組織のコントロールは、上下の格差を生んでおり、多くの制限を感じられる。

「上司は偉いので、部下は無条件で上司に従うべき」

部下は何も考えず、言われたことをそのまま実行しなければならない。

そこに「個々の考え」は求められない。

しかし、今、日本の会社で学校で社会で問われ始めたことは、

「一人ひとりが自らの考えに基づき、自主的に行動する」こと。

もちろん、

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未来はあなた次第

未来はあなた次第

パロアルト研究所の研究内容の将来予測を再三に渡って求めるゼロックス本社に対して

アラン・ケイの回答が、

未来を予測する最善の方法は、自らがそれを創り出すことだ未来は、誰にとっても今そこに存在しているものではない。

我々が出来ることは、今そこにあるものに対し、力を尽くすこと。

それが、我々が見えている世界であり、我々が創造した世界である。

私が見たいワクワクした世界は未来であり、信念を持っ

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複雑な世界では、答えより「質問」の方が価値が高い

複雑な世界では、答えより「質問」の方が価値が高い

答えを知っている専門家がいる。

しかし「専門家とは、自分が知っている、が故に考えることをやめてしまう人のことだ」

近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトは述べている。

何かを知っていれば、尋ねる必要がない。尋ねなければ、自分の知識のみに頼ることになる。

それはいづれ時代遅れの知識に成り果てる。

疑問を抱かなくなった瞬間、成長は止まる。答えを導き出した先にまた課題が生まれる。

「なぜ、そ

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最適化の先

最適化の先

技術を通して、人は最適化を考える。

最適化は、資源、時間、手間の効率を上げる。

よって、人は、技術と最適化により進化する。しかし、そこで終わらない。

行き着いた最適化の果てに、また、複雑が生まれる。

世界は変わっていない。

人が複雑を求めている。

複雑には何があるのか。

複雑という課題がそこにあり、課題を解決したい人がいるということ。

技術がいかに進化しようとも、人は

問いをやめ

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正解はたくさんあり、そして正解は存在しない (60)

正解はたくさんあり、そして正解は存在しない (60)

GE社は、エジソンが世に送り出した「白熱電球」の事業を今年度、手放しました。

1879年、人間の活動時間を拡張するという大きな生活変化をもたらしたイノベーションは、

今のGEにとっては正解でなく、新しい正解を求めています。

その時、その場所、その受け手などの違いによって、正解であったり、正解でなかったりします。

砂漠にいるときの「水」の価値は高く、

江戸時代の「大トロ」の価値は低かった。

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信じているから見えている

信じているから見えている

2018年香港大学での、ジャック・マーのスピーチです。

起業家と科学者は色々な意味で似ていて、どちらもリスクを取ってイノベーションを起こす必要があります。

科学者は正しいやり方を知っている、起業家は効率的なやり方を知っている。

ほとんどの人にとっては、見てから信じるということになります。

でも私たちにとっては、

信じているからこそ見えているのです目に見えることは事実。

だから、信じられ

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新しい自分を発見する

新しい自分を発見する

最近、毎日ウォーキングをしています。

在宅勤務が続き、ストレス解消と体力維持のためです。

しかし、二カ月も続けると、ルートオプションが尽き、飽き始めている。

そこで、同じルートを逆方向から歩いてみました。見える景色が変わり、

新しい発見がとても楽しい。

集中してルーティンワークにて成果を出している中、突然環境が変わり、大きな課題に直面した場合、

いつもと違うやり方を用いて、解決すること

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自分を取り戻す

自分を取り戻す

自分の意見がなかなか言えなかったり、なんとなく誰かの言ってることに従ってしまったり、

あるいはそばにいる他人の感情に振り回されたりすることはないですか?

他人との間に生じる問題と、感情が一緒に起こり、両方ともすっきりした形にならず、自分の中で抱え、蓄積されていく。

問題解決を優先にし、自分の感情を抑え込む。

それでは、自分はどうなるんだろう。自分自身が持ち得る唯一の真実は、客観的事実と自分

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