マガジンのカバー画像

ネット・知識・情報・メディア・教養・教育を考えるマガジン

146
運営しているクリエイター

#思想

「識別力」を高める一つの道

ここ数回にわたって、嘘か真実か、善か悪かなど、あらゆるモノ、情報、他人などを見極める「識別力」が重要だという記事を書いてきました。これは「賢さ」といったものともニアリーイコールだと思っていて、「識別力」が上がるほど賢明に生きられるようになるだろうと感じます。「識別力」が大事なのはわかった、じゃあどうやってそれを高めていけばいいのか?と次に考えます。これは人によって色々なアプローチ、考え方があるかな

もっとみる

テクノロジーの発達と「識別力」「倫理観」

先日、日曜日に行った読者様との対談感想記事の続きになります。(前回の内容についてはスカイプ対談&自分を知ることの大切さの記事をご覧ください。)対談相手のAさんはIT、テクノロジーの分野と英語に長けた方でしたので、必然的にそういった話題が多くなりました。私自身も以前からAIやネット系の記事を書いたりしており、ITやテクノロジーの発達と社会構造の在り方の変化には常に注目しています。Aさんも私も、テクノ

もっとみる

「崇拝しないこと」が実は一番難しい

ある方と話をしていてこんな話題になりました。生きていく上で一番難しいのは「何かを崇拝しないこと」かもしれないね、という話。以前にこの世のしくみのベースは宗教・思想という記事を書いたことがありますが、いかに世の中が宗教や思想によって支配され操作されているのかということを日々感じながら生きています。人生辛いことが多すぎて、つい宗教や特定の思想や人物にすがりついてしまいたくなる気持ちはわかりますし、私も

もっとみる

あふれるモノと心の「貧困」

外の世界にのまれすぎずに、客観的に、冷静にこの世の中をとらえてみると、「なんでこんなにモノであふれていて必要なモノが何でもあるのに、貧困に苦しんでいる人が大勢いるんだろう?」と疑問に思います。最近知り合った方で中南米の最貧国に行ったことがあるという方がいて、そこで一番強く思ったことは「なんて日本は恵まれているんだろう」ということだったそうです。物質的豊かさという意味では、日本は世界でもトップクラス

もっとみる

何年くらいのスパンでものを見ているか?

私は以前から、「早く」と「もっと」というエゴの暴走が私たちの判断を狂わせ、苦しめるものだと書いてきました(迷走の原因は「早く」と「もっと」の記事など参照)。先日の数値化できない「意識」の変化こそ最重要という記事にも、本当に世の中を大きく変えるには時間がかかること、その人が生きている間に成し遂げられなかったからと言って活動が無意味なわけではないことなどを書いています。私たちはどうしても近視眼的になり

もっとみる

世に遍く「人気者信仰」の危うさ

私自身、数年前から陰謀論系やこの世の闇的な本やサイトを見て勉強したりしていますが、洗脳や思想操作といったものがあまりにも何重にも張り巡らされていて、これまで何段階も「うわー…そうだったんだ、無知だったわ自分…」と反省させられたり、愚かさに気づかされたりしています。日々己の愚かさや無知さ加減と向き合い、反省しながら認識を改めているところです。それは知識レベルでもそうですが、やはり大きいのは思想の部分

もっとみる

「成功を目指さない」という幸せ

前回の記事に、この世のしくみは宗教・思想がベースとなっているということを書きましたが、この話は何重の意味でも真実です。古代から脈々と続く人類支配の歴史が宗教・思想と不可分であるという意味でもそうですし、我々がメディアの洗脳や謎の「常識」という呪縛=思想・イデオロギーに支配されているという意味でもそうです。特に、なんでもかんでも「成功」するのが良いとか、有名になること、人気者になることが良いことだ、

もっとみる

この世のしくみのベースは宗教・思想

言いたいことはタイトルだけです(笑)。というのはさておき、この世のしくみを調べ始め夢中になって掘り下げていくと、必ずぶち当たるのが宗教・思想の話。日本は無宗教の国と言われますが、宗教に対する拒絶反応やタブー感は相当なものだと感じます。実際に義務教育、高校くらいまでを考えてみても宗教や思想についてというのはほとんど何も学びません。大陸から仏教が伝来したとか初めてザビエルがキリスト教を布教しに来た(大

もっとみる

必要性と利益主義の歪みがもたらしたもの

以前から様々なテーマを取り上げてきましたが、やはり私が一番興味があることはこの世のしくみ・構造とじゃあどうすれば良いかという解決策を考えることなんですよね。そのためにためになりそうな思想や哲学に触れたり、宗教について調べたりということを日々やっています。今私が勉強しようと思って読んでいるのが、以下の2冊です。サーカーの思想〈1〉進歩的活用理論(プラウト)―資本主義とナショナリズムを超えて(松岡光喜

もっとみる

「スピ系」と欲望の渦に巻き込むしくみ

ここ数日もずっとこの世のしくみや今までなんとなくアヤシイと思っていたことについて独自に情報収集をしていました。あまりに夢中になって没頭してしまっていたので昨日はnoteの更新すらできず(笑)、他人のあれこれもどうでもよくなり、興味のある対象に集中するってこんな感じなのか…と感じた次第です。私自身、スピリチュアルや目に見えない世界の情報収集をずっとしてくるなかで、「引き寄せの法則」や「ワクワク」、チ

もっとみる

「身体とは?人間とは?」の哲学の時代

2月もあっという間に最後の日に。今月は日数は少ないけれど密度が濃く、意識の変化がダイナミックに起こった1か月でした。まさに「死と再生」「破壊と創造」といった変化が自分の中に起きたように感じます。今月は「資本主義と共同創造」といった大きなテーマを扱い、自分の根幹となる考え方をnoteに吐き出し、言語化しながらまとめていたような感覚です。「自分の人生を生きる!自分らしく生きる!」ということよりも、今の

もっとみる