記事一覧
#32 週刊囲碁日記/碁会所土日休みの謎/囲碁はゲームか文化か/ガチ囲碁勢とゆったり囲碁勢の共存について/棋士もセカンドキャリアを考える時代
こんにちは。瀧真有子です。GWも終わり、日常が戻りましたね。
囲碁の世界はGWなどほぼ関係ないようです。プロの対局が大型連休と無関係なのはもちろんのこと、イベントなども、囲碁のビジネスの場合、人の余暇の時間をいただいて、自分たちの仕事に変えていかなくてはいけないわけですから、休日は業界人にとって稼ぎ時なのかなかな、と思っていました。
という中で、Xでは、下記のような記事に反響がありました。
#31 週刊囲碁日記 世界で結果が出れば流れが変わる?/女子リーグの開幕に期待/日本棋院の選挙は変革となるか
こんにちは。瀧真有子です。
今週のテーマは下記のとおりです。
・世界で結果が出れば一気に流れが変わる
・女子リーグ開幕への期待
・日本棋院の選挙で大きな変革となるか
久しぶりに世界戦で日本棋士の活躍があり、囲碁ファンが盛り上がっていたようですね。活躍と言っても、優勝争いではなく、ベスト8に残ったり、女流棋士が中国のトップ棋士に勝った、ということではありますが、今の日本囲碁界にとってはすごいこ
#30 相撲界との比較にみる、囲碁界活性化のアイディア/他業界から学べることはたくさんある
こんにちは。瀧真有子です。
棋聖戦が終わりましたね。最終局までもつれ込み、一力棋聖の防衛に終わりました。
個人的に一力さんの碁が好みなので、興味深くシリーズを拝見していました。
棋聖戦のサイトでは、囲碁を知らない人にも興味をもってもらうためか、対局地の紹介や、現地にいる棋士の様子など、盤外の情報などもたくさん更新されていましたが、囲碁を知らない人がそれだけで楽しむには中々難しい感じでした。
#29 囲碁棋士の賞金が低い理由と価値を上げていくためのアイディア
こんにちは。瀧真有子です。
突然ですが、囲碁棋士の賞金って高いと思いますか? それとも低いと思いますか?
上記は昨年の賞金ランキングの記事です。12年連続賞金王だった井山さんが、1位から陥落し、一力さんが1位になった、ということがメインのテーマで、上野愛咲美さんが女流棋士ながら4位に入ってきた、という話題も盛り込まれていました。そして1位の一力さんの賞金は1億1972万円。
一方、上記は、ゴ
#28 囲碁界の師弟制度の仕組みを解説/師匠と弟子の特殊な関係
こんにちは。瀧真有子です。
仲邑菫さんの韓国行きの日程が迫り、国内最後の対局が注目されていましたね。
無事に(?)有終の美を納め、記者会見を行いましたが、このときに持っていた花束が貧相だと言って、怒っている人がいました。
大手メディアでたくさん取り上げられていたので、確かにもっと豪華な花束の方が良かったかもしれませんが、こういうところから、
みたいに、裏読みする人もいるようです。怖い世界で
#24「なるべくなら勝てる相手と打ちたい」と思ったことがある人へ
こんにちは。瀧真有子です。
新しい年が始まりました。「今年の打ち初めを済ませた」という方も多いのではないでしょうか。
私はオンラインレッスンが打ち初めでした。碁盤と碁石を使って打つ、リアル対局が人生の大部分を占めている私は、オンライン対局とリアル対局を同じ感覚では打てるようにならず、苦しんでいた時期がありました。
それがここ数年、オンラインの対局やレッスンが増えたことで、かなりリアルに近づい
#23 解説者よりもAIのほうが正確な時代/解説の仕方は変わるべきか
こんにちは。瀧真有子です。
テレビの囲碁解説にAIが取り入れられるようになり、解説する棋士よりもAIのほうが正確な手や形勢判断をするという、厳しい状況での解説が求められるようになりました。
解説している棋士はどんな気持ちでいるのでしょうか。ちょっとやりにくさを感じているようにも見えますが、皆さんはどう思われますか?
囲碁の解説とはそもそもどんなものか。500人も棋士がいるうち、どんな人が解説
#20 プロ棋士とインストラクター(アマ)との関係性について/お互いが心の中で思っていること
こんにちは。囲碁のインストラクターの瀧真有子です。
囲碁教室などで教えている講師には、囲碁のプロ棋士とインストラクター、他に囲碁愛好家の方などがいます。
プロとアマの違いや、お互いの関係性について聞かれることが多いのですが、立場上、言えないことがある人もいると思うので、忖度しない私が、実情をご説明しようと思います。
#18 伝統と格式を捨てて、痛みを共なう改革ができれば、囲碁界は変わるかも
囲碁界が大変な状況のようですね。皆さん囲碁界の未来を心配していて、いろいろな分析や提言をされていますが、私も、自分なりに考える問題点や提案をしたいと思います。
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