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#32 週刊囲碁日記/碁会所土日休みの謎/囲碁はゲームか文化か/ガチ囲碁勢とゆったり囲碁勢の共存について/棋士もセカンドキャリアを考える時代

こんにちは。瀧真有子です。GWも終わり、日常が戻りましたね。 囲碁の世界はGWなどほぼ関係ないようです。プロの対局が大型連休と無関係なのはもちろんのこと、イベントなども、囲碁のビジネスの場合、人の余暇の時間をいただいて、自分たちの仕事に変えていかなくてはいけないわけですから、休日は業界人にとって稼ぎ時なのかなかな、と思っていました。 という中で、Xでは、下記のような記事に反響がありました。 麻雀を楽しんでいた方が、囲碁を始めたことで、苦労していることをまとめた内容ですが

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#34 週刊囲碁日記 日本女子囲碁リーグドラフト会議開催/観る碁ファンのための「観るポイント」/碁会所の閉店ラッシュ続く

こんにちは。瀧真有子です。 碁会所や教室で、対局を巡って揉める人って多いですよね。最近もそんな相談を受けて感じたのは、「負け」を受け止めきれない人が多いんだなということです。 囲碁は、敵失などで運良く勝てることはあっても、負けたときはほぼ自己責任です。「自分が弱いから」「自分の判断が間違っていた」という事実しかありません。 負けたくない人は、負けを受け入れ、改善していくしかないのですが、それができず相手や環境のせいにする人も少なからずいるようです。 アマチュアの世界の話

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#33 週刊囲碁日記 映画「碁盤斬り」公開による囲碁界の皮算用は?/本因坊戦開幕・1日制移行による変化/囲碁を教わるならプロかインストラクターか

こんにちは。瀧真有子です。 映画『碁盤斬り』が公開になりましたね。色々忙しくてまだ見ていないのですが、レビューを見ると評判も良いようです。 脚本を書かれた加藤正人さんも囲碁を打たれる方ですし、高尾紳路九段が囲碁の監修をされているようなので、囲碁に関する描写もきちんとしていることと推察します。 ◇映画『碁盤斬り』をもっと楽しむために(後編)~監修・高尾紳路九段のこだわり https://www.nihonkiin.or.jp/etc/writer/column202405

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#31 週刊囲碁日記 世界で結果が出れば流れが変わる?/女子リーグの開幕に期待/日本棋院の選挙は変革となるか

こんにちは。瀧真有子です。 今週のテーマは下記のとおりです。 ・世界で結果が出れば一気に流れが変わる ・女子リーグ開幕への期待 ・日本棋院の選挙で大きな変革となるか 久しぶりに世界戦で日本棋士の活躍があり、囲碁ファンが盛り上がっていたようですね。活躍と言っても、優勝争いではなく、ベスト8に残ったり、女流棋士が中国のトップ棋士に勝った、ということではありますが、今の日本囲碁界にとってはすごいことです。 ◆井山、上野が16強入り!【第2回衢州爛柯杯ワールド囲碁オープン2回

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#30 相撲界との比較にみる、囲碁界活性化のアイディア/他業界から学べることはたくさんある

こんにちは。瀧真有子です。 棋聖戦が終わりましたね。最終局までもつれ込み、一力棋聖の防衛に終わりました。 個人的に一力さんの碁が好みなので、興味深くシリーズを拝見していました。 棋聖戦のサイトでは、囲碁を知らない人にも興味をもってもらうためか、対局地の紹介や、現地にいる棋士の様子など、盤外の情報などもたくさん更新されていましたが、囲碁を知らない人がそれだけで楽しむには中々難しい感じでした。 これは、主催している読売新聞の努力が足りない、みたいなことではなくて、そもそも

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#29 囲碁棋士の賞金が低い理由と価値を上げていくためのアイディア

こんにちは。瀧真有子です。 突然ですが、囲碁棋士の賞金って高いと思いますか? それとも低いと思いますか? 上記は昨年の賞金ランキングの記事です。12年連続賞金王だった井山さんが、1位から陥落し、一力さんが1位になった、ということがメインのテーマで、上野愛咲美さんが女流棋士ながら4位に入ってきた、という話題も盛り込まれていました。そして1位の一力さんの賞金は1億1972万円。 一方、上記は、ゴルフの2023年賞金ランキングです。1位の中島啓太選手の賞金は1億8498万円。

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#28 囲碁界の師弟制度の仕組みを解説/師匠と弟子の特殊な関係

こんにちは。瀧真有子です。 仲邑菫さんの韓国行きの日程が迫り、国内最後の対局が注目されていましたね。 無事に(?)有終の美を納め、記者会見を行いましたが、このときに持っていた花束が貧相だと言って、怒っている人がいました。 大手メディアでたくさん取り上げられていたので、確かにもっと豪華な花束の方が良かったかもしれませんが、こういうところから、 みたいに、裏読みする人もいるようです。怖い世界です。 日本棋院にとっては、稼ぎ頭のような存在を失うわけですから、野球選手が大リ

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#27 「GOTEKI」が担った役割と飛躍しきれなかった理由

こんにちは。瀧真有子です。 前回の記事でたくさんの反響をいただき、囲碁界の現状や普及へのあり方について、皆さん思うところがあるのだなと実感しました。 囲碁を仕事にしているような方ではなくても、囲碁界の現状を憂い、色々な取り組みをしてくださっている方がたくさんいるのですね。 自分自身がいちファンでありながらも、業界の発展のために色々考えたり、尽くして下さる方がいるということは、つくづく、有難い世界なのだなとも思いました。 その有り難みを実感して、利他的に行動できる人が増

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#25「憧れるのをやめましょう」は囲碁でも同じ/勝ちたい人には憧れない

こんにちは。瀧真有子です。 WBCでの大谷翔平選手の「憧れるのをやめましょう」という言葉、有名になりましたよね。 対戦相手に憧れの選手たちがいるのだけれど、彼らを越えるためには、憧れを捨てなければいけない、という戦ううえでのメンタルを語ったお話でした。 この話、囲碁にも、他の勝負事にも共通しますよね。

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#24「なるべくなら勝てる相手と打ちたい」と思ったことがある人へ

こんにちは。瀧真有子です。 新しい年が始まりました。「今年の打ち初めを済ませた」という方も多いのではないでしょうか。 私はオンラインレッスンが打ち初めでした。碁盤と碁石を使って打つ、リアル対局が人生の大部分を占めている私は、オンライン対局とリアル対局を同じ感覚では打てるようにならず、苦しんでいた時期がありました。 それがここ数年、オンラインの対局やレッスンが増えたことで、かなりリアルに近づいてきた感じがあり、いくつになっても、歩みは緩やかでも成長できるのだな、と感じた新

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#23 解説者よりもAIのほうが正確な時代/解説の仕方は変わるべきか

こんにちは。瀧真有子です。 テレビの囲碁解説にAIが取り入れられるようになり、解説する棋士よりもAIのほうが正確な手や形勢判断をするという、厳しい状況での解説が求められるようになりました。 解説している棋士はどんな気持ちでいるのでしょうか。ちょっとやりにくさを感じているようにも見えますが、皆さんはどう思われますか? 囲碁の解説とはそもそもどんなものか。500人も棋士がいるうち、どんな人が解説を担当するのか。そして今後、解説はどんな風に進化していくべきか、など、提案も含め

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#22 上下関係の強い囲碁界では、誰が上で誰が下なのか

こんにちは。瀧真有子です。 歌舞伎や宝塚、プロ野球、相撲など、古くからある世界は、今でも上下関係が厳しいと言われていますよね。 囲碁界も、同じように上下関係が厳しい世界です。昔ほどではなくなりましたが、目に見える上下関係と、見えない上下関係の両方が存在します。 そんな囲碁界では、「誰が上で、誰が下なのか」「あの先生とこの先生はどちらが偉いのか」など、時々聞かれる内容でもあるので、お答えします。

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#21 囲碁棋士が昔よりも真面目になった理由

こんにちは。囲碁のインストラクターの瀧真有子です。 囲碁や将棋の棋士は、昔は破天荒なイメージがありましたよね。大酒飲みだったり、女性関係が派手だったり、お金の使い方が荒かったりなど、囲碁以外の部分では、昔の大御所俳優のような生き方をしている人がたくさんいました。 それに比べて、最近の棋士は真面目で、どちらかというと地味な感じの人が多く、一見サラリーマンのように見える人ばかりです。 ではどうして、そのように変わってきたのでしょうか。囲碁界特有の変化に加え、社会学的な考察も

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#20 プロ棋士とインストラクター(アマ)との関係性について/お互いが心の中で思っていること

こんにちは。囲碁のインストラクターの瀧真有子です。 囲碁教室などで教えている講師には、囲碁のプロ棋士とインストラクター、他に囲碁愛好家の方などがいます。 プロとアマの違いや、お互いの関係性について聞かれることが多いのですが、立場上、言えないことがある人もいると思うので、忖度しない私が、実情をご説明しようと思います。

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