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壮絶な過去、数億円積まれても戻りたくない高校時代

➤前記事である【タクの黒すぎる中学時代】はこちら


1、初日からいきなりの洗礼

※ずっとタクが懸けてきた「スポーツ名」を明かさなかったのは
この高校が今もなお、全国で有名だからです。
歴史もあり、伝統のある強豪校で現在も県1位の学校です。
ご興味あればLineで聞いてください^^   そのスポーツ名を明かします。

心がどす黒くなった状態で、中学生活が終了しました。
高校の入学式は4月7日頃だったと思いますが
4月1日から新一年を迎えて練習スタートという司令を受け
タクの「強豪校での生活」が4月1日よりスタートしました!

この時期、まだ春休みですので
練習は1日中あります。

9時開始、としていますが、実質8時半には
練習を選手同士で始め、監督が練習所に現れる9時には
身体が出来上がった状態になります。

ということは、1年生は逆算するともっと早く
練習場に着き、環境を整えるのだ、と後々に教わりました。

ド緊張の初日、か細~い声で「お、おはようございます」
と言いながら、練習場に入りましたが
すでに練習場の中にいた先輩たちは、驚きの表情です。

「え、うそやろ?あんな弱いヤツ入ってきたん?アリえへん」
「はぁ?あのレベルでウチ入学できたっけ!?」
「あ、待てよ、今日はエイプリルフールや!だからやぁww」

こんな、タクを完全にバカした笑い声が
包み隠さず聞こえてきます。
初日の朝ですから、先輩方もまずは様子見といった感じでした。

ただ、中学3年生のころにお邪魔したときのタクの
プレーはやはり覚えられているんだなぁ、とも感じました。

そりゃあこの強豪校で、今後3年間で歴史を塗り替えるほどの
不名誉な記録をバンバン出すことになるのだから、、、
タクの下手さを覚えられてはいて当然ですよね。

と、まぁこんな感じで非常に痛い空気の中
練習が始まりました。
たまたま、声をかけてもらったので一緒に練習する相手が
できましたが、やはりミス連発。
彼は同じ1年生だったのですが、威圧感がすごかった(汗)

その後、補欠やいわゆる弱いやつは第二練習場に
行くよう指示されます。
この第二練習場はメイン練習場より100mほど離れており
隔離された場所です。
よって、生徒たちだけの空間になります。
(ここで数え切れないレベルのいじめを受けることになります)

メイン練習場や第二練習場での人選は、すべて監督の指示が入ります。
❝誰々がメイン練習場で❞
❝○時に来て練習しなさい❞
❝誰々は○時になったら第二練習場で○○のような練習をしなさい❞

と、細かく時間&場所&相手&練習メニューの指示があります。

よって、メインと第二の練習場は定期的に顔ぶれが変わります。

監督&コーチの紹介をしておきますね。
ずっと「監督」だと言っていたのは、T監督。
彼は現場の監督です。(中学3年のときにお会いした人です)
この人は、我々選手たちから「T先生」と呼ばれます。
そして、現場の先生もう一人がK先生。
彼はたまたま私たち1年生と同じタイミングでこの学校に赴任しました。
ちなみに二人共「教師」ではなく、事務員という立場です。
練習場では、このT先生とK先生の二人が
メインで指揮を執ります。

そして、滅多に顔を出さない総監督のK先生。
彼は実績がすごいので、全日本の強化監督ということで
普段は海外を日本のジュニア選手を連れて飛び回っています。
ちなみに、シンプルに「鬼」ですw
私は嫌いなタイプではなかったのですが、この強豪校の
一時代を築きあげた名監督です。
身長が180を超えているので、総監督がいるだけで
選手たちはビビりますw
「鬼」たる所以も、選手を遠慮なくボコすから、ですw

ちなみに、現場のT&K先生も彼の教え子。
総監督の現役バリバリの「怖さ」を身近に知っています。

タクの高校時代というと、今から20年ほど前なので
パワハラ・体罰という言葉なんてほぼ皆無です。

すなわち、タクもこの学校で
しょっちゅうあざだらけ、ボコボコに殴られました。
※大半はいじめです、また後述します。

最後に外国人トレーナーの先生。
彼もKでややこしいので「トレーナー」にしておきますね。
彼は日本語は片言ですが、非常にそのスポーツに長けて
いまして、週に3回ほど学校に来られていました。

整理すると、このチームの先生(監督&コーチ)たちは
✔総監督K先生➔ほぼ来ないけど「鬼」
✔現場担当T先生➔個人的にすごく嫌いでした
✔現場担当K先生➔理論的指導でこの頃からPCなどを活用
✔トレーナー➔主にレギュラー陣の練習相手

以上の4名がこのチームの指揮官たちです。
ちなみに、総監督だけ「鬼」と表記しましたが、トレーナーを
除くお二人の先生も、ふつうに怖いです。
基本は、しばきます・ボコボコにされますw
(※まぁ、この時代で日本一を目指していたチームなので)
タクは3年間、T先生(以降、T)に最も殴られました。
いわゆる相性が悪かったのと、タクも悪い(要領や、やり方)のと。。。


2、早くも「いじめられ」ターゲットに

さて、タクのほうに話を戻しますが第二練習場には
先生は一切来ませんし、隔離もされている状態なので
顔ぶれによって、タクは「ただただ怖い」と感じることも
多くありました。

初日、ということで様々な先輩や
強豪校には珍しく❝弱すぎる❞という理由でタクを見に来ていました。

時には、遊ばれて相手をされながら、、、も。
初日に覚えている「嫌なこと」のきっかけはここでした。

代わる代わる相手をして下さった先輩に対し
タクの態度が気に食わなかったらしいのです。

早い話、練習が終わって先生方が帰ると
とある先輩に呼び出されて「お前なんやその態度は」
ということで、私が怒らせてしまったT先輩に詰め寄られました。

そして「初日やから1年生の身分を教えといたる」と
タクのお尻めがめて竹刀をスイング!
この時、お尻めがけて竹刀でぶたれるので動かないよう
静止するように指示が入ります。

これがこの部の暗黙のルール「けっぱん」でした。
お尻めがけて竹刀でスイングされるのですが
「お尻」という狙い目にはちゃんとした理由があります。

柔らかく、傷などが目立ちにくく、そしてプレーにも
影響がでにくいと考えられているのです。
とは言え、はやり「めちゃくちゃ痛い」です。
ただ、この時は初日ということでまだ優しいけっぱんでした。
※あくまで「この時に思うと」です。

この❝けっぱん❞には1年生の間、ひたすら苦しむことになりました。

初日の練習が終わって帰宅すると、けっぱんの事実は言わずに
「とんでもない緊張とミスばかりしていた」とだけ両親に伝え
すぐに爆睡しました。
初日ですし、「やり切っている感」だけは出しておきたかったのです。


3、「いじめ」はエスカレート

迎えた練習2日目。

昨日とはまた違う嫌な感情で練習場に入りました。
相変わらず声はか細かったと思います。

すると、先に到着していた先輩方や後に到着された先輩方は
昨日より大きな声で

「え。。。今日ってもうエイプリルフールちゃうよなぁw」
「あいつなんでおんの!?」
「間違ってるやんアイツ!」
「えw エイプリルフールって今日もやったっけw」

まぁよ~く声が聞こえる訳です。
辛かったですね。いや、怖かったですが
緊張もあり、気まずい空気の中、その場にいることが
すごく大変でした。

そして、練習時間が始まりますが相手を自分で探すという
積極性がありません。

同級生や先輩方はもちろん声なんてかけてくれません。
昨日はたまたま運良く、威圧感のある同級生が声をかけて
くれただけで、ひとりぼっちになってしまいました…。

それぞれがペアになり、練習をしだしてもどうすればわからず
タクは棒立ちするしかありません。

そしてT登場。
当たり前に、ぽつんと一人棒立ちのタクに遠慮なく
怒声が降りかかります。
「お前そんなとこで何しとんじゃあ!何しに来たんじゃぁ!」

なんとか近くで練習していた先輩方のところに半泣きながら
入れてもらえました。

Tの指示で第二練習場へ。
そこから徐々に地獄が始まります。

昨日、私に「けっぱん」を食らわしたT先輩も
故障のため、第二練習場の住人化していました。

これより、Tの指示で第二練習場へ行かされた
私はほぼ毎日、いじめを受けることとなりました。

たくさんありすぎて書ききれませんが
とにかく「いじめの理由」が理不尽過ぎました。

✔お前の顔見てるだけで腹たってくる
✔聞き取れなかったため、聞き返すと
「ちゃんと聞いとけやボケ」
この後は、メイン練習場にて、先生方が帰ったあとは
もれなく「けっぱん」です。

初日、二日目、5日目、1週間後…
とだんだん竹刀でフルスイングされる
強さがエスカレート。

2年の男子高校生が、お尻を向けてるだけの人間に
フルスイングするのです。

強さMAXの時には練習場に
バ、チィィィィィン!!

とすごい音が響き渡ります。

ほんとに痛すぎて、今後タクは先輩方から
「お前今日けっぱんな」と言われたその時点から
顔がとんでもなく歪みます。

ただ、先輩の鬼な部分として、この時のタクの
顔色すら許してくれません。

「何やねんお前その顔!」
「何、だれてんねん」
「なめてるから3発な」

とんでもなく理不尽な話だと思いますが事実です。

けっぱん予告される➤恐怖で顔歪める➤加算される

なんとこの構図で、痛すぎるけっぱんが増えていくのです。

すでに1ヶ月間で相当回数、お尻が悲鳴をあげました。
完全にみずぶくれの域を超えています。
16歳のお尻にきれ~いに竹刀の痕が。
一発で、ここにヒットしたんだな、ということがわかります。

それでもいじめは容赦なくほぼ毎日続きました(泣)

たまたま、先輩と関わらないことが多くて
いじめの理由が皆無だったとしても
空き時間などにハめられてしまいます。

例えば、T先輩と仲の良いN先輩がタクは言ってもないのに
タクがいる空間内で
「なぁTよ。コイツ(タク)お前のこと、影で悪口言ってたで」
こんな具合ですね。

このパターンで何度もイジメを受けてきました。
後々分かったのですが、当時のT先輩は故障のせいで
充分に練習ができず、フラストレーションが溜まっていたので
むしゃくしゃしたときは❝タクにけっぱんして発散させよ
という思考だったと推測できます。

ちなみに、先程のN先輩があること・ないことを
タクに聞こえるように
T先輩に告げ口するのを聞かされてしまうと私は
「そんなこと一切言っていません!」と半ば
反射的に言ってしまいますよね?

そうすると…

T&N先輩が芝居ががった口調でこう言うわけです。
はぁ?じゃあお前はN(先輩)がウソついてるとでも言うんか!
とT先輩。
お前ふざけんなよ!そんなことして俺に何の得があんねん
とN先輩。

はい、N先輩はしっかり嘘をついていますし、T先輩を怖がっている
タクがT先輩の悪口なんて言うわけありません。
しかもそれをT先輩本人も分かっているわけです。
N先輩に関しては、T先輩がタクをいじめのを見るのが
楽しいから、です。

一切助けてもくれない他の先輩・同級生たち合計17名も
そのような理由で、基本いじめられているタクを放置
もしくはそれを見てヘラヘラ笑っている状況。

こんな風に詰め、タクに有無を言わさないように
もっていかれます。
で、最終的には、言ってもないのにタクが
T先輩の悪口を言ったとでっちあげられ
N先輩のことを嘘つき呼ばわりした、ということにもなり
より「けっぱん」の回数が増えるだけ。

思えば、入学以降
タクが笑えば
なんかお前ヘラヘラしててむかつくわ
タクが嫌な顔をすると
何だれてんねん
タクが痛みに耐えかね、泣いてしまうと
お前の泣き顔とか見たくないわ、ってかその顔きもい

それぞれこんな理由で、けっぱんの回数が増えていきました。

もちろんけっぱんだけではなく、シンプルに殴る・蹴る
なども常套化していきました。
当然、服の下はあざだらけです。

しかも先輩のやり方がうまいのは
練習中、先生にはバレないよう
露出している顔や腕にはアザを残すような
暴力はせず、練習着で隠れるような部分のみ
集中的に狙うわけです。

また、部則で「電車内は座ってはいけない」
というものがありまして、当然タクはそれを守っていましたが
一緒に電車にのっていた先輩に
今、座らないとドつく」と脅され、座らされます。
すると、タクが電車で座っている写真を撮影され
それをネタに明くる日、しっかりいじめられる
ということも多々ありました。

挙げだすとまだまだキリがありませんし
これを書いているタクのメンタルもしんどいので
この辺でお許しくださいませ(汗)

タクは喜怒哀楽の感情表現を含め
何をしていてもいじめ受ける
それどころか、何も悪いことをしていなくても
でっちあげによっていじめを受ける
そんな地獄のような毎日を約2ヶ月送っていました。

何とかT先輩のいじめにギリギリで耐えていた頃
輪をかけて血も涙もないA先輩にも目を付けられます。

A先輩はそのスポーツで、中学時代に全国大会でベスト16
この年のインターハイでは、とある種目で2位に入賞します。
さらにそこから、数年後の大学時代に全日本選手権の
とある種目で優勝するなど当時、チームのエースでした。

また、スポーツだけでなく約40人クラスで
勉強で1位を取ったことがあるなど、一目置かれる存在でした。

先生方もA先輩には厳しい指導をしていたようには見せませんでした。

そんな文武両道のA先輩(当時3年生)はT先輩(当時2年生)が
タクをいじめているのを1ヶ月ほど観察し
「俺がいじめても問題ないな」と観察したのか
T先輩以上のひどいいじめ行為を開始してきました。

自分のプレーで納得いかなければ、事実無根の出来事をでっちあげ
容赦なくストレス発散のはけ口として
タクをフルボッコ

もちろん、けっぱんも複数回。
しかもA先輩、すごく力が強くスイングスピードも半端じゃありませんでしたから縮みあがるほど痛烈でした(泣)

T先輩は時折、いじめの力を調節することもあったりと
まだ❝人間らしい❞一面もあったのですが
A先輩は『いじめの格』が全く異なり
タクが泣こうが喚こうが「ボコボコにする」と決めた時は
容赦ありませんでした。
断っておきますが、タクは無実です。
完全にストレスのはけ口だけとしてのサンドバック状態です。
ボコボコにされながら、涙で霞むA先輩を見つめ
「これが本当の鬼だな」と感じていました。

彼が、1ヶ月間ほぼ何もせず
5月からタクへのいじめを本格化させたのにも理由があります。

彼は昨年(2年生のとき)後輩をこれまた、いじめた件で
先生に怒られていた経緯がありました。

私が入学した時のD先輩(当時2年生)はタクと同様
1年生のときに、A先輩からいじめを受けていました。
そのD先輩は秋頃までひたすら我慢していたそうなのですが
ある時、ついに登校できなくなり、A先輩のいじめが発覚。
A先輩はD先輩の自宅に謝罪に行く、ということがあったそうなのです。

つまり、前科ありという訳でした。
彼は人をいじめておかないと気が済まない人だったのでしょう。

2年生のとき、先生方より指導され(どんなレベルかは知りませんが)
自宅に出向き、謝罪までしに行ったのに
私が入学すると再度「いじめたい欲」が
湧き上がったのです。

A先輩は頭の切れる男です。
1ヶ月間、T先輩のタクへのいじめを見て、タクが辛抱強いのか
どうかを観察していたのです。

そして「コイツならいける」と感じたのでしょうか。
T先輩とはまた異なるタイミングでタクへのいじめがスタートしました。
これがだいたい5月頃だったと思います。


4、❝間違った❞伝統校の暗黙のルールと居場所のないタク

さて、ここまで読んでふと気づきませんか?
事件性に発展しそうなヤバイこの事象に対し
まわりの人間はなぜ、誰も何も言わないのか?と。

お答えしますね。

まわりは部内でいじめが起きていることを黙認というか
弱いやつはいじめられても仕方ない❞という暗黙のルールが
流れていました。

むしろ、当然化しているような風潮も流れていましたし
まさに【弱いヤツ = 罪】のような空気感。

先程のD先輩も、当時1年生のときは学年で一番実力が弱い立場。
タクももちろん、学年で余裕の最下位です。
なんてったって、中学時代は府大会にすら出場した経験もなし。
最高成績が、市で3位です。

ちなみに、この1学年、タクの同期たちは実力者揃いでした。
タク以外に5人いたのですが、全員が
全国大会出場経験者です。

チームはインターハイ優勝を目指すという意味において
高校日本一を目指す学校です。

全国から、優秀な中学生たちを推薦で入学させます。

タクの県でいうところの
市大会➤府大会➤近畿大会➤全国大会
という順番に大会グレードがあがっていき
私を除く5人全員が最もレベルの高い
全国中学校大会出場者となります。

  • 県チャンピオン

  • 近畿大会2年連続優勝

  • 全国3位

  • 全国ベスト16

など、タク以外はみな中学時のその戦績が
スポーツ誌にカラーで記載されるなど
輝かしい記録の持ち主揃いでした。

そう、タクだけこのチームにいることも
含め完全に『場違い』甚だしい訳です。
チーム的に見ると、タクを除けば
「当たり年」であり、期待値充分の1年生達
となります。

悪い伝統ですが、1年生の❝一番弱いヤツ❞は
先輩たちのストレス発散専用(いじめ対象者)と化されるのです。

改めて考えると、明らかにタクだけ
「めちゃくちゃ弱い」わけで、すごく目立ってしまうのです。

だからいじめられて当然、というわけではありませんが
自分がターゲットとなることに関しては
納得せざるを得ませんでした。

この最強の同級生たちが助けてくれるのか
と言えば、それもあり得ません。
3年間で一度も「大丈夫?」などの声掛け一つありませんでした。

大人になっても、未だにみんなしてタクをバカにしている…
と聞いたこともあります。

むしろ同級生のGくんも時には私に危害を加えることも
多かったです。

じゃあ、部活を除くクラス内ではどうなんだ?
って話ですが、クラス内でも簡単に
あいつはダメなやつ」のレッテルを貼られました。

一応、タクもクラス内で、バカにはされまいと
そこだけは明るく振る舞おうと頑張りました。

が…これをチームメイトたちは良く思わなかったのか
40人を超えるクラス中でも
✔部内でのタクのポジション
✔中学時代は全国どころか県の試合にすら出ていない
✔ぱしり同然扱い
✔タクを除く5人は仲良くやってる
✔高校に入ってからも試合ですぐ負けている

など、タクの痛いところばかりをクラスでも
言いふらしますし、実際にGくんは
危害を加えてくる、なんてこともありました。

このクラス自体も各クラブの「スポーツ推薦」
で集まった血気盛んなクラスです。

一ヶ月も経たないうちに、クラスでも
「タクはバカにしてOK」なる空気が即、蔓延します。

体育会系の面々はこういう空気感の察知には
長けているので、すぐにヒエラルキーの最下層に
タクのポジションが決定しました。

クラス内で大きくいじめられる、ということは
ありませんでしたが、基本はクラス内でも
バカにされることや、ぱしりにされることなどは
普通にありました。
※これでもまだ部内より全然マシだったのです。

そんな訳で、同級生のチームメイトたちは
助けてくれるどころか
クラスでも部内と同じポジションに仕立てた
と言った方が正しいかもしれません。

これで、部内・クラス内でも
ほぼ変わらず「居場所のない状態」で
入学した1ヶ月後の5月には
やはり残念な立ち位置に決まっていました。

唯一、話がもともに出来たのは
昨年、いじめを受けていたD先輩くらいです。

もちろん、いじめに立ち向かう訳ではなく
二人になったときに寄り添ってくれる、というイメージです。

私を助けるとその矛先がD先輩に向いてしまいますし
私自身もいじめから救ってほしい、なんて
思ってはいませんでした。

ただ、唯一の話し相手になって下さるだけで充分だったのです。
居残り練習も彼が卒業する2年間は補欠同士
よく一緒にやっていました。


5、初の不登校に

夏頃に向けて、いじめはエスカレートの一途をたどります。
殴る・蹴る・けっぱん、は当たり前に
「お前、なんで今日も生きてるん?」
「生きてる価値とかあると思ってんの?」
「顔見るだけできしょいし、吐きそうやから早く○んで?」

こんな言葉たちを何度聞いたのでしょうか。

多少は右から左へと受け流していたので
完全には覚えていませんが

リアル暴力 + 精神的口撃

でおかしくなっていました。

  • 顔に表情がなくなる

  • 姿勢が猫背でうつむき

  • 喜怒哀楽の消失

  • 大きい声が出ない

などが多発していました。

先生のいる練習中は

「おい、タク!お前弱いくせに元気もないんか!
大きい声くらい出してみろ!」

と、よく怒られていましたが「大きい声」
がいじめによって、でなくなっていたわけです。

そういえば、1日練習の日には教室が空いていないので
いじめを回避するため、汚くて臭い便所で
食事を摂取する、なんてこともしていました(泣)


そして…一応6月末までは
親や先生には一切「いじめ被害」等の真実は告げづに
1日も休まず耐えていました。

そしてとうとう、、、
7月上旬だったと思いますが、A先輩&T先輩の
ダブルいじめ、クラス内でも居場所がない
という理由で、登校できなくなりました。

前日に何か特別ないじめを受けた、とかではありませんが
毎日のいじめの蓄積でしょう。
帰り道にふと
「明日から学校行かんとこ…」と自然に決心していました。

そしてその夜、初めてこの2ヶ月間のひどいいじめの
全容を話しました。

両親も全力で心配してくれましたが、立場的にツライのが
主に父親が頭を下げて弱い息子を入学してくれるよう頼んだという
経緯があります。
また、Tに頼んで入学したのですが、Tは父よりうんと年下です。
タクを入学させてから、父は気を遣ってTに敬語で話すようになって
いました。(立場的には当然かもしれませんが)

ですから、学校や監督サイドに
「おい!うちの大事な息子が、お前らの管理不届きで
いじめを受けてるぞ!」
なんて言える立場ではないのです。
何の実績もない、チームにとってお荷物の息子を
無理やり入学させてもらっている立場ですから。

この事実を当時の私も重々承知でした。
中学3年生のとき、父親にお願いしてレベルの高いところで
プレーがしたい、という背景や頭を下げて学費の高い私立の
強豪校に入学させてもらっていたこと…

このことより

いじめを受けるのもどこか覚悟の上で
なんとか3年間、必死に耐えようとしていたのも
なんとか過保護の両親に心配をかけまいと登校し
家では「頑張って」笑顔になっていたことも…。

ただ、、、もう…..我慢の限界でした。
さすがに「生きていくのがツライ」と感じ、全てを
話すことにしました。

まずはお尻や身体中のアザなどを見せ
気づいたときには、ダムが決壊する勢いでわんわん
泣き叫び、両親に話しました。

あのときタクが「強豪校でプレーがしたい」と
言ったばっかりにこうなってしまった。。。
だけどもう…さすがに耐えきれない…
ごめんなさい…と。

一緒に母親も泣いてくれていたと記憶しています。

今、こうやって書いてて気持ちのいい思い出ではないですが
全力で泣き倒し、謝り倒し
「たったの3ヶ月で弱音吐いてごめん」
「もうムリや…」

と懇願したことを思い出します。

中学3年間で黒く醜いことをしてしまった自分への
戒めだ、禊だ、とずっと耐えてきましたが
さすがにもう限界でした。

父親は明日仕事があるのに夜中までしっかり話を聞いてくれました。


そして、翌日の朝。
平日は朝練があるので、毎日6時半には家を出ていましたが
8時頃まで待って、現場担当であるTに電話をかけました。

本当なら、電話すらもしたくないのですが
そこはスポーツマンである両親です。
「休んでもいいけど、勇気出してあんたの口から先生に言いなさい」
と、母親から諭され、渋々Tに電話しました。

自宅で最も緊張した瞬間かもしれません。

震えながら、まだ16歳でしたから
キレイにわかりやすく話せたかも定かではありません。
挨拶➤結論➤理由
という順番で一応、意識して話しました。

半泣き状態で全てを語っている状況の中
Tは黙って聞いてくれていたと思います。

最終的に
「・・・ですので、しばらくお休みをいただきます」
と告げると、ここだけは強い口調で
「2日以上はアカン。今日はええけど
明日、おれんとこ来て詳しい事情を話しにこい」
こう言われ、無意識的に「ハイ」と答えていました。

恐らく、日々の先生や先輩の
『どれだけ白だったしても、❝これは黒や!❞
と言われれば、「黒です」』
と答えてしまう指導や教育が
身に染み付いていたのでしょう。

電話はそこで終了しました。その日はゆっくり過ごしましたが
やはり心中穏やかではありませんでした。


迎えた翌朝、練習場にはいかずTのいる事務所へ。
朝のSHRが始まる時間まで事細かに説明し、この時は
主にA先輩とT先輩のことを言いました。
※メインは主にこの2人ですが、細かいことなど
しっかり数えれば同級生を含め10名程にも及びます。

全て話すとTは
「舐めとんなアイツら」こう言い残し
私を教室へ向かわせました。
そこで何か具体的な指示があったわけではなく
Tに事情を説明だけする形となりました。

放課後、いつもの3倍は緊張して練習場へ。

結果から言うと二人の態度は変わってはいました…が
✅フル無視
✅二人揃ってタクが視界に入ると「キショ」とささやくように連発

こうなりました。

確かに、乱暴やけっぱんはなくなりましたが
聞こえるように

「あぁあ、ほんますぐチクるヤツキモイわーー」
「早く○んだらええのになぁ」
「まじ視界入るだけでキショすぎるわー」

完全にわざとです。
彼らの視界に入ればこのような声が大きく聞こえてきます。

もしくは「キショキショキショキショ」と二人で連呼。

う~ん…これは暴力的なイジメが収まったとは言え
気まずかったですねぇ(汗)

まわりの人間も絶対的エースA先輩の味方ですから
どちらかと言うと「ほんまっすよねぇ、マジあいつキモいっすよねぇ」
のような同調傾向でした。

とは言え、ボコボコにされる、ということはここから
98%ほどなくなりました。

身体精神 の両面からいじめに合っていましたが
Tに報告したことで、精神面のみ、となりました。

もちろん、集団での「タクとかマジウザイ・キショい」
という空気はひしひしと感じていたので
ツライ気持ちは一切消えてはいませんでした。

結局、A先輩とT先輩、他の先輩方や同級生たちとの
溝は開いたまま、や、むしろ歪な形になった状態で
地獄の1年間が終了していきました。


6、 2年生に…。

肝心のタクの、スポーツの実力はと言うと….

確実に強くはなりました!!

が、元々の実力が底辺すぎたので
その伸びしろに関して、先生方や先輩、同級生たちが
評価してくれることなど、一度もありませんでした。

ただただ、過酷ないじめと大きすぎる環境の変化に
心身ともに痛い思いをして
【奇跡的にやめることなく】2年生へあがれました。

タクが2年、3年になるにつれ
実績のある強い後輩達が何人も入ってきましたが
やはり、弱いタクのことをバカにした態度が
伝わってきます。

ただ、地獄のような1年生のときに経験した
いじめ被害は一切なくなりました。

これは謎の伝統である
「1年生の最も弱いヤツがいじめられる」
という暗黙のルールの元、T先輩ですら
いじめてはきませんでした。

視界に入れば名前を出さないけども
「あいつ○んでくれへんかな」や
「キショキショキショ」と連呼されることもなくなりました。

ホントに変な伝統です。

良かったのは、タクが2年生、3年生になるにつれ
タクが被った「いじめ」がほぼ皆無になったこと。

後輩たちはいじめられなくなりました^-^

T先輩は3年生になって、故障も治り自身の練習に
熱を入れることができたからか
まったく1年生をいじめてはない、とまでは言い切れませんが
2年生のときにタクをいじめていたような
ひどいレベルのことはしなくなりました。

同級生は、いじめを後輩にすることはありませんでしたので
自然と「いじめ」はなくなっていきました。


7、高校生活を経て得たもの

現在35歳。
高校卒業から、17年の歳月が流れましたが
未だに思います。

「あの一年が地獄過ぎた」
「何億積まれてもあの頃に戻りたくない」
「やっぱり背伸びせず、父親の言う通り、素直に地元の公立に通っておくべきだった」
「失うものが大きすぎた」
「あの3年間を奇跡的に耐えたにしては、人生のリターンが少なすぎる」

得ることはできたのは
鋼のような強靭な精神面(メンタル)
✅いじめは何があっても許してはならない、という信念
✅ちょっとだけそのスポーツが強くなれた

です。

また、この高校3年間での友だちは皆無です。
クラスメイトも基本タクをバカにしてくるような
連中ばっかりだったので今でも大嫌いです。

友だちどころか、味方がほぼ0で人脈も作れず、でした。

とにかく、この地獄のような高校生活から
卒業できることのみを夢見ていたので
卒業できたときには、嬉しすぎて軽く浮いていましたね w

当時の同級生や先輩・後輩たちとは一切連絡を取っていません。

当たり前ですが、連絡を取りたいなんてこれっぽっちも
思っていません。
17年が経った現在でも、です。

そのスポーツは、好きではあるので
今も定期的にやっています。

そうすると、会いたくない人物と会場で会ったり
やつらの情報は嫌でも入ってきます。

当時タクと関わっていた同級生や
先輩たちは未だに私をバカにしているそうです。

社会人になって、彼らは立派に家庭を築いているのに
不思議ですよね(呆れ)
まぁ「バカにされている」という情報を聞いたところで
なんとも思いませんし、相手にしませんが。


8、伝えたいメッセージ

ここまで長い長いタクの昔話にお付き合いいただき
感謝でしかありません。

タクの人生やマインドはこの3年間で根幹は形成されました。

そうです。

✔ハングリー精神
✔見とけよお前ら

という精神で確立されているのです。

当時は何度も、亡くなったおばあちゃんの元(天国)に
いかに楽に、どうやったら行けるのかを本気で
考えていました。

高校1年生のときは、お風呂場でカミソリを手に取り
左手首を….(続きはご想像にお任せします)
ちなみに、証拠は現在も残っていますけどね(汗)


「いじめ」という単語やニュースが流れたりするだけで
今でもあの頃を思い出しては、心底イヤ~な気持ちに襲われます。

「いじめ」が原因で命を絶ってしまう
小学生や中学生がいる現実を知ったとき
どうしても自分ごとのように捉えてしまいます(泣)

もし今、これを読んでいるあなたが
いじめ被害に合っているのなら、何の遠慮もなく

その場から離れてください。

それは「逃げ」ではありません。

立派な戦略です。

綺麗事なんて無視してください。
大切なのは「今を生きるあなた」そのもの。

命より大切なことなんて、この世にはありません。

これは学校に通う学生や
パワハラ被害に苦しむ社会人のあなたも同じ。

どのステージにおいても
「いじめ」は「いじめ」
これはただの悪でしかないのです。

ここから良い空気や出来事は一切生まれません。
憎しみ・悲しみ・怒り・憎悪・復讐心を生み出します。

✅ぜっっっっ対に「ムリ」だけはしてはいけません。

どうしても、、、
良くないことを考えてしまうのであれば
私を頼ってください。
タクの公式Line

『辛い環境を変える』
これだけでパッと視界が明るくなります。
数億積まれても戻りたくないほど暗黒時代であり
いじめを受けてきたタクの絶対的な答えです。

タクの社会人編はこれからご紹介しますが
私の場合「自分で稼ぐ力」を身につけたことで
人生が180度変わり、一変しました。

  • いじめを回避する

  • 人生をより良いものにする

これは人の数だけ、方法は存在すると思っています。

✔いじめ
✔パワハラ

を絶対に許してはいけません。
それを我慢することもオススメしません。

どうか、タクの人生史を読んで下さっている
あなたには幸福な人生を歩んでほしいと願っています。


紆余曲折しかない人生において
私は現在、ありがたいことにFIREできました。

人には優しく。
自分には厳しく。

これをモットーに大好きなコンサル業を行っています。

日々感謝でしかありません。

タクのコンサルを受けた生徒様は
成果を出されたり、タクのような人間に感謝して下さることが
嬉しくて仕方ないのです。

感謝されると、こちらが感謝したいくらいです。

小さい頃、誰もが教育を受けた

自分がされて嫌なことは相手にするな

これにプラスして

  • 相手が喜ぶことを優先。

  • 相手が喜ぶことは何か考える。

  • 相手の幸せのきっかけを作る。

この「相手」とは誰かわかりますよね??

コンサル生の皆様のことです^-^

あの地獄の日々から、もう17年も経つのに
「いじめ」「暴力」という現場やワードには
すごく敏感です。

あの地獄のような3年間の「痛み・苦しみ」を
コンサル生様へは
【幸せのお手伝い】として還元できている。


ここまでお読みいただき本当にありがとうございました。


次章は、タクがいかにしてか【ネットビジネス】と
出会い、現在に至るのか…
こちらをまとめてみました。

➤初めて「権利収入」という世界を知る~社会人編~


ビジネスに興味がなくても
タクのここまでの経験は、この記事をお読みのあなたの
役に立つかもしれません。

もし「いじめ被害」やそういったことでお困りの場合でも
遠慮なくご相談くださいね。

私で良ければ人生相談にものらせていただきます^-^
✅タクの公式Lineはこちら

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