育休から育業へ その4.21 育業できない環境に居たらの番外編 ご参考 当たり前過ぎて意識しなくなっていること
·欧米に比べ文化的に日本に近い中国との比較研究
経緯
その1では、男女雇用機会均等をリファレンスにその定着経緯を40年振り返って反省を活かそうというお話でした。
その2では、年次有給休暇取得の荒業をご紹介。工夫次第では結構イケるので実行あるのみというお話でした。
その3は、その2を横に置きつつコロナ禍でできたことはそれが育業に置き換わってもできるでしょ、やるなら今でしょというお話でした。
その4.0は、そもそも育業の対象者にならない方々も居て、そのソリューションとしては思い切って転職するか、親族に思い切り甘えちゃおう…というお話でした。
その4.1は、その4.0の本編からは少し逸(そ)れるので外した話を、次の一歩へ(空気を敢えて読まずに思い切って取得しちゃう、転職しちゃう、親に甘えちゃうなどなど)踏み出す背中を押す意味でのご参考の話でした。当たり前過ぎて意識しなくなっていることかも知れませんが、そもそも人類のの進歩の建付けとしておばあちゃんに甘えちゃうってのは基本なのでそれを免罪符として甘えちゃえというお話でした。
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今回は、その4.0の本編で焦点がぼやけるので取り上げなかった素材の内、事前調査で深堀りした際に知識としてご紹介したいと強く感じた素材を羅列させて頂きます。まぁご参考ってことでご容赦下さい。
祖父母に甘えちゃえと言って良いのか深堀りしました。まぁ何事も諸刃ってとこ。詰まりメリット/デメリットは何でも有るし、表裏一体という場合もありますよね。そんな事を前提にしつつの事前調査。結構研究領域としてはピンポイントなのでそれなりに手間が掛かりました。その中で特にデメリットが見えにくいので、そちら側を補完するこんな研究が面白いということで、ご紹介したいと思います。
切り口は、祖父母の育児参加がこどもの人格に与える影響。
そもそもどんな研究をされている方の知見かというとお茶の水女子大学から慶應義塾大学、立命館大学という感じて大学での研究畑の方とお見受けしました。
研究領域は、早期養育環境が幼児のパーソナリティ発達および社会適応に及ぼす影響―国際比較研究。
「子どものパーソナリティの発達をめぐって、行動学および認知神経学の手法を用いて、0-3歳の人生早期段階から、乳幼児の個性の発達のプロセスおよび様々な影響要因(遺伝要因と環境要因)について検討している。」
とのことです。物理屋の私には順当なアプローチかと思います。特に海外との比較でも、欧米などではなく歴史的に強く影響を受け続けた中国を比較対象に選ばれて居るのも順当な感じです。
はっきり言って、私は海外畑とは言え全世界を知っている訳ではなく北米、欧州、中東、アジアの業務上で深くお付き合いさせて頂いた国々のみ。しかも中国は、特に男性には楽しい国らしく(笑)私には担当させてもらえませんでした。
とは言え、上述の実体験に教養レベルでの知識を加えると中国との比較という選択は面白い。
至近の中国は共産党さんが管理されているエリート政治なので少しバイアスが掛かって居ますが、物理屋のスケール感覚からはそれは至近の一瞬の話って感覚かなぁ…
「中国で生まれ育ち、現在日本で子育てを行っている経験を生かし、日本と中国を比較した”ユニーク“な研究を行っている。中でも孫が着目するのは、家族、それも祖父母の関わりだ。」
(さもありなん。お名前を見て直感的に想像した通り。特長を活かした現実的な研究領域の設定。)
という事なのでそれも鑑みて研究された“ユニーク”な成果を拝見させて頂くことにしました。
で、背中を押させて頂いた祖(父)母の育児参加ですが、ザックリ私の理解を言うと
中国ではデメリットが優勢
·子どもの感情コントロールが不安定になる
·母親に対して分離不安を抱く
(要はめんどくせぇっ〜、ウザイってやつ)
日本ではメリットが優勢
·子どもが精神的に安定する(上手に(母)親をサポートするので)
·子どもの遊びが豊かになる
詳細は以下からの辿って頂きたく。
と言うことで、本邦では
祖父母に甘えちゃえ
と言って良さそうだとの結論でした。
つづく
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