竜州はわが手に落ちた【瓦氏夫人第23回】

*『倭寇の海英傑列伝 瓦氏夫人』は、16世紀の広西壮族の女性で、一軍を率いて倭寇に勝利したスーパーヒロイン、瓦氏夫人をモデルとして描く大河小説です。6月にその上巻である『花蘇芳の山の巻』を、秋頃に下巻『仏桑花の海の巻』を刊行予定ですが、それに先行して、ここで全編を連載しています。(…

【ざっくり中国史㉕】満州事変と日中戦争

日本による満州の占領策略と「国民党」と「共産党」の争いが同時進行していく中、満州の方で怪しげな動きが見られます。 日本軍が、満州の柳条湖のほとりで日本が経営していた南満州鉄道を自ら爆破し、それを中国軍のしわざとして軍事行動を開始し、満州を占領します。 これが満州事変です。中国では…

国境を越える機は熟した【瓦氏夫人第22回】

*『倭寇の海英傑列伝 瓦氏夫人』は、16世紀の広西壮族の女性で、一軍を率いて倭寇に勝利したスーパーヒロイン、瓦氏夫人をモデルとして描く大河小説です。6月にその上巻である『花蘇芳の山の巻』を、秋頃に下巻『仏桑花の海の巻』を刊行予定ですが、それに先行して、ここで全編を連載しています。(…

【ざっくり中国史㉔】「国民党」と「共産党」

中華民国が建国されてすぐの頃、第一次世界大戦が勃発します。 中国大陸に進出していたヨーロッパ各国は、ヨーロッパでの戦争にかかりきりになっていたため、ヨーロッパ各国による中国への圧迫が和らいだわけですが、これをしめしめと近寄ってきたのが日本です。 日本はドイツ帝国が保有していた中国…

【ざっくり中国史㉓】清の滅亡と中華民国の誕生

日清戦争の最中、中国大陸から遠く離れたハワイで興中会という革命組織が結成されます。これが300年近く続いた清の打倒への第一歩となるわけですが、これを結成したのが孫文です。 孫文は農家に生まれ、13歳の時にハワイに渡り、帰国後は香港で西洋医学を学んでいました。 孫文は早いうちから欧米の…

漢字の起源と誕生の背景:殷王朝の宗教儀礼

前の記事で、交易や会計での必要性が人類史において文字を生み出す契機となったと述べた。 しかし、世の中にはそれ以外の理由で生まれてきた文字がある。そのなかの1つが漢字だ。私たちが普段つかっている漢字は、実は交易や会計とは別の理由から生まれたと考えられている。 漢字はどこから生まれた…

【ざっくり中国史㉒】清 後編

ヨーロッパなど圧力に押され、国内情勢がどんどん崩壊していくわけですが、その過程をざっくりみていきましょう。 アヘン戦争歴代の王朝と同じく、清も対外関係は基本的に朝貢しか認めていませんでした。18世紀末、イギリス大使のマカートニーが対等な外交関係をもとめてやってきますが、交渉が決裂し…

【ざっくり中国史㉑】清 中編

清王朝は、後金を建国したヌルハチから最後の皇帝、溥儀(映画『ラストエンペラー』の主人公でも有名ですね)まで、12人の皇帝がいたわけですが、約300年も続く清王朝については、これからは一人一人の皇帝を軸にみていきたいと思います。 そして【ざっくり中国史㉑】において、清の創成期から発展期に…

【ざっくり中国史⑳】清 前編

話を少し遡って、【ざっくり中国史⑯】の頃に、北方の異民族、女真族のワンヤンアグダが金という国を建てましたね。思い出してください。 その金が13世紀に滅亡したあと、その後どうなったのでしょうか。 まず、女真族の中で内乱が起きます。女真族の中でもいくつもの部族に分かれて生活をしていまし…

ユーチューブの歴史系(主に中国史)チャンネル動画のコメント欄で時々見かけるJさん(仮名)。その人物に対する好き嫌いの激しさは宮城谷昌光氏に似ている(もっと激しいが)。まあ、面白いからブログや個人サイトを立ち上げていただきたいが。