徳山亮伍

立命館大学2回生。 履正社高校サッカー部出身。 文章力を鍛えたいのでコメント、感想、添…

徳山亮伍

立命館大学2回生。 履正社高校サッカー部出身。 文章力を鍛えたいのでコメント、感想、添削などいただけると幸いです。

マガジン

  • 90秒で学ぶ!井沢元彦「逆説の日本史」(小学館)

    90秒で学ぶ!をテーマに井沢元彦「逆説の日本史」(小学館文庫)を一章ごとにまとめていきます。 面白いので、よかったら「逆説の日本史」購入してください。 ※90秒要約には個人の考察も含んでおります。

  • 蒼き狼に会いに

    モンゴルに大学生が1人旅。日本では考えられないような事ばかり。異文化の中で感じた事、衝撃だった出来事を紹介します。

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忘れられない恩師の言葉

日本の冬は寒い。2023年1月1日も例外ではなかった。 新年が始まったからか、街はひんやりとした風が吹いていたが、活気だっていた。 一方、私たちは殺伐していた。そして心は燃えていた。 なぜなら明日は佐野日大とのベスト8を懸けた試合だからだ。 そう。私たちは東京で行われる全国高校サッカー選手権大会に来ていた。 気持ちの高ぶりが収まらない中、前日のミーティングを終え、部屋に帰ろうとした。 チームメイトが殺到し、混雑状態のエレベーターは避け、 みんなが居ない一つ後のエレベー

    • 90秒で学ぶ!逆説の日本史2⃣古代怨霊編(第一章)

      今回は井沢元彦「逆説の日本史2⃣古代怨霊編」(小学館文庫) の第一章を90秒で紹介します。 聖徳太子編聖徳太子の称号の謎 井沢氏は著作「逆説の日本史」で幾度となく主張しているのが、 日本史=怨霊鎮魂の歴史だということです。 そしてこのことを顕著に表しているのが聖徳太子です。 旧日本紙幣の肖像画にもなった聖徳太子ですが、その実の名を厩戸皇子(うまやどのきこ)と言います。 そして先に今回の結論を言えば、 聖徳太子が「聖徳」と呼ばれているのは、「聖なる」「徳のある」人物だ

      • カジノに行った大学生の末路~蒼き狼に会いに#7~

        モンゴルでの旅を終え、空港に向かった。 空港についてみると、なんてこった。 フライト時刻が15:20→19:15に変更されている。 「なんやねん。もっと前に連絡しとけよ。」と思いながらも、 人生すべてが思い通りに行かないなと観念して空港内を散策する。 カフェやバーガーキングなど色々な店があったが、面白そうな店を見つけた。 それがラーメン屋だ。 モンゴルのラーメン屋はどんな味がするのだろうか? 豚骨ラーメンを注文したが日本円では1200円くらい。 空港価格というのもあるが

        • モンゴルで感じたこと~蒼き狼に会いに#6~

          モンゴル観光最終日、ウランバートル市内を一日中回った。 初めに訪れた場所は、ザイサン・トルゴイ。 この場所はモンゴル人にとって二つの顔を持つ。 一つ目に、デートスポットとして。ここからウランバートル市内を一望できる。カップルにとって絶好のデートスポットだ。 二つ目に、憎しき相手ナチスドイツ、大日本帝国を破った記念碑として。 下記の写真からも分かるように旭日旗、ナチ軍旗が捨てられているのが特徴的だ。 日本人にはあまり馴染みがないが、モンゴルはソビエトに協力する形で第二

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        忘れられない恩師の言葉

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        • 90秒で学ぶ!井沢元彦「逆説の日本史」(小学館)
          8本
        • 蒼き狼に会いに
          7本

        記事

          遊牧民に会いに行った~蒼き狼に会いに#5~

          時刻は9:00 ウランバートル市内の銀行に来ていた。 昨日タクシーの運転手に渡したベンジャミン・フランクリンに未練がありつつも、トゥグルク(モンゴル紙幣)が無いので、両替をする。 モンゴルに来て散々カルチャーショックを受けていたが、 やはり銀行でも、日本と対応が違う。 9:00から営業開始で、一番に並んでいたが、なかなか呼ばれない。 なぜかと言えば、銀行員が9:00になってから、紙幣を勘定するからだ。 モンゴルに来て、改めて日本のサービスのクオリティの高さに気付かされ

          遊牧民に会いに行った~蒼き狼に会いに#5~

          90秒で学ぶ!逆説の日本史1⃣古代黎明編(第五章)

          今回は井沢元彦「逆説の日本史1⃣古代黎明編」(小学館文庫) の第五章を90秒で紹介します。 天皇陵と朝鮮半島編古代史を解き明かすためにも天皇陵を調査するべし 天皇家の起源、日本の古代史を解明するために、天皇陵の調査を積極的に進める必要があると井沢氏は主張しています。 その理由は、主に二つあります。 まずこれまで宮内庁が天皇陵の調査を許可するのに否定的だった理由を述べると以下の点が挙がられます。 「天皇陵は、祖先の霊を祀っているところだから、神聖な場所であり、調査研究

          90秒で学ぶ!逆説の日本史1⃣古代黎明編(第五章)

          異国の地でぼったくられる~蒼き狼に会いに#4~

          時刻は15:00 入国審査を終え、ゲートを出た瞬間 「おい。乗るか」TAXIと書かれた表示を見せながら、 おっさんが声をかけてきた。 「なんぼやねん。」 タクシーの運転手「50$でええわ」 私「too expensive.25$でええわ」 タクシーの運転手「40$はどうや。」 私「だから高いって、もうええからあっちいけ。」 タクシーの運転手「30$はどうや。」 私「25$じゃないと無理やって。とりあえず、両替させろ。どけ。」 タクシーの運転手「ウランバートル市内の方

          異国の地でぼったくられる~蒼き狼に会いに#4~

          ついにモンゴル到着~蒼き狼に会いに#3~

          時刻は11:00を少し過ぎていた。 韓国発ウランバートル行きの飛行機の入り口ゲートに並んでいる。 当たり前のことだが、韓国人とモンゴル人しかいない。 ここで昨日から、ずっと頭の中にある事を言いたい。 「なんでこんなに声がでかいねん!やかましいわ!」 ハングル語、そしてモンゴル語を4,5人グループで大笑いしながら、話す連中。それに加え、普段聞き馴染みのない言語なだけに、雑音にしか聞こえない。 古代ギリシャ人が異民族のことを「バルバロイ」と呼んだことが少しだけ理解できたよ

          ついにモンゴル到着~蒼き狼に会いに#3~

          なんでこんな目に…in韓国~蒼き狼に会いに#2~

          私は韓国、高陽市のロッテアウトレットにいた。 「俺は一体何をしているんだ。」 時刻は17:45を回っていた。 モンゴル行きの飛行機は明日の11:40だ。 まだまだ時間がある。早くパシフィックカジノに行きたい。 そんな思いで、仁川空港からバスを探す。 グーグルマップで空港からカジノへのルートを検索すると、5分で行けると表記されていた。 早速、このルート通りバス停に行き、近くにいた運転手に道を尋ねた。 「ここに行きたいねんけど、どうしたらいいの?」 「このバスに乗るには

          なんでこんな目に…in韓国~蒼き狼に会いに#2~

          いよいよ出発~蒼き狼に会いに#1~

          6月8日、私は関西国際空港の第一ターミナルにいた。 若干の不安がありつつも、 しかし心が躍る、そんな感覚の中、日本を出発する。 思い返せば、航空券を取ったのは、3月末であった。 たまたま旅系YouTuberの動画を見ていたのだが、 自分も行ってみたい!と思い、その日にTrip.comで予約した。 社会人になれば、なかなか海外に行ける時間が無いなと思い、 大学生のうちに行ったれ!という気持ちで、突発的に飛行機を取った。 航空券代はなんと、5万4千円。格安である。 そ

          いよいよ出発~蒼き狼に会いに#1~

          90秒で学ぶ!逆説の日本史1⃣古代黎明編(第四章)

          今回は井沢元彦「逆説の日本史1⃣古代黎明編」(小学館文庫) の第四章を90秒で紹介します。 神功皇后編神功皇后の正体とは 現在126代まで万世一系で続く天皇家ですが、三度王朝交代があったと主張する学者もいます。 そして、そのうちの一回である新たな王朝は、 神功皇后を始祖として始まった王朝であったと井沢氏は主張しています。 神功皇后と言えば、三韓征伐で有名であり、仲哀天皇の皇后、 そして応神天皇の母であります。 そんな神功皇后ですが、井沢氏はなぜ新王朝の始祖だと主張する

          90秒で学ぶ!逆説の日本史1⃣古代黎明編(第四章)

          90秒で学ぶ!逆説の日本史1⃣古代黎明編(第三章)

          今回は井沢元彦「逆説の日本史1⃣古代黎明編」(小学館文庫) の第三章を90秒で紹介します。 第三章 卑弥呼編卑弥呼の正体は? 長年、卑弥呼の正体について議論がされてきましたが、井沢氏は 「卑弥呼=天照大神のモデル」そして、 「邪馬台国=大和朝廷の前身」だと主張しています。 その根拠は主に三つです。 一つ目は、日本の最高神が太陽の女神であるということです。 というのも、卑弥呼が太陽に仕える女性であったこと、そして天照大神も女性であり太陽神であることが一致します。 ま

          90秒で学ぶ!逆説の日本史1⃣古代黎明編(第三章)

          90秒で学ぶ!逆説の日本史1⃣古代黎明編(第二章)

          今回は井沢元彦「逆説の日本史1⃣古代黎明編」(小学館文庫) の第二章を90秒で紹介します。 第二章 大国主命編国譲り神話 国譲り神話とは、712年「古事記」に書かれた、出雲の神、大国主命が天照大御神を中心とする高天原の神々に国を譲るまでの過程を描いた物語です。 この物語で最も注目すべき点は、出雲の先住民族である、大国主命が天皇家の祖先である天照大御神に自分の地域を「話し合い」で譲ったということです。 話し合いによって国譲りが行われたということは前章でも述べた 「わ」の

          90秒で学ぶ!逆説の日本史1⃣古代黎明編(第二章)

          90秒で学ぶ!逆説の日本史1⃣古代黎明編(一章)

          今回は「逆説の日本史」1⃣古代黎明編(著)井沢元彦(小学館文庫) の第一章を90秒で紹介します。 第一章 古代日本列島人編日本はどうして「倭」と呼ばれたのか 日本は紀元前後から7世紀頃まで、「倭」と呼ばれていました。 これは中国人が日本列島のことを呼んだものです。 では、なぜ中国人は日本のことを「倭」と呼んだのでしょうか。 先に結論を言えば、正確な事は分かりません。 なぜなら、その理由が書かれた史料が無いからです。 しかし、その理由について、とても興味深い考察がありま

          90秒で学ぶ!逆説の日本史1⃣古代黎明編(一章)

          90秒で学ぶ!逆説の日本史1⃣古代黎明編(序論)

          今回は「逆説の日本史」1⃣古代黎明編(著)井沢元彦(小学館文庫) の序説を90秒で紹介します。 日本の歴史学の三大欠陥日本の歴史学には三つの大きな欠陥がある。第一に日本史の呪術的側面の無視ないし軽視、第二に権威主義、第三に権威主義史料至上主義である。これによって起きる歴史認識の齟齬を井沢氏は「逆説の日本史」シリーズにまとめている。 呪術的側面の無視ないしは軽視 呪術的側面の無視ないしは軽視とはどういうことなのか? 一言で言うならば、「宗教不在」ということである。 明治

          90秒で学ぶ!逆説の日本史1⃣古代黎明編(序論)

          歴史を学ぶ意味とは

          私は新たな挑戦をする。 それは「逆説の日本史」(著)井沢元彦(小学館文庫) を一章ごとにまとめて90秒で皆さんが読めるように要約をすること。 これから歴史について勉強し、記事にしていく。 しかし、ふと思った。 「なぜ歴史を学ぶのか」 そう考えていると、3つの結論にたどり着いた。 歴史を学ぶ意味とは歴史を教訓にする かつてビスマルクは言った。 愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶと。 つまり、自分の失敗から学ぶのではなく、先人から失敗を学び、それを肝に銘じて行動する

          歴史を学ぶ意味とは