夕遊

信州生まれ。現在、大阪でお仕事中。一時、広島。神戸、松山での仕事経験あり。夫は小豆島出身。いつも、旅したい場所、読みたい本やマンガ、見たい映画をさがしていますので、教えていただけると喜びます。以前書いた文章に加筆修正もするくせがあります。

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      大好きな漫画その他をここにまとめておきます。本当は、ここに書ききれないくらい好きな作品がたくさんあるのですが...

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      ひと仕事終わって、おいしい珈琲や紅茶を片手に読みたい本。仕事で読む本。とにかく、たくさん読みたい、楽しみたい私の本棚をご紹介します。

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      大好きな台湾に関するものを集めました。

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    モダンダンスの先駆者といわれる女性。『ザ・ダンサー』フランス・ベルギー、2016年

    19世紀末のヨーロッパで大人気だったダンサー、ロイ・フラーの伝記映画。原作は、ジョヴァンニ・リスタのイタリア語の小説『Loïe Fuller : Danseuse de la Belle époque』らしい。映画も小説が原作なので、正確な伝記映画ではなく、ロイの男性関係や劇団の事情など、かなりエンタメ要素を加えているようです。 有吉京子『SWAN 白鳥』や『ニジンスキー寓話』、槇村さとる『ダンシング・ゼネレーション』なんかで育った世代からすると、クラシックなバレエより新し

      • 今すぐ台湾に行きたくなる本。『台湾書店百年の物語:書店から見える台湾』台湾独立書店文化協会

        真実は細部に宿るという言葉が、ぴったりの1冊。日本植民地時代から、現代まで。どういう人達がどこから台湾にやってきて、台湾のどこで書店を開いて、どんな本を扱ったのか、可能な限り網羅した本がこれです。多くの書店の関係者が、なるべく事実のみを記述するという寄稿方法でまとめられたシリーズ本の中の1冊とのこと。 初めて書店らしきものが台湾にできた時代から、原題のインターネットでの書籍販売や、電子書籍の流行、少子化などへの対応の試行錯誤まで。日本と同じ悩みを抱える(というか、先進国のど

        • 外交の基本は国内政治。『中国の行動原理』益尾知佐子

          国際政治学者の益尾先生ですが、外交のパワーバランス的なお話ではなく、フランスの人類学者エマニュエル•トッドの「家族システム論」を使って、中国という国や共産党という組織の解明にチャレンジした本です。外からは、とにかくわかりにくい中国。政治や外交が、家族システム論でわかりやすくなるのでしょうか。 益尾先生によれば、中国は日本と同じアジア的な家族制度の社会のように見えるけれど、実際はかなり違います。トッドの分類によると、日本や朝鮮半島は権威主義家族で、中国は共同体家族に分かれます

          • お腹が空いて、旅に出たくなります。映画『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』 アメリカ、2015年

            体調が悪いと、楽しい映画や明るい映画しか受けつける余裕がなくなります。映画館に行く余裕もないときは、自宅で楽しそう&おいしそうな映画をみてほっこりしたいですよね。 この映画のストーリーは現代的です。主人公のシェフが実力でのしあがって、ロサンゼルスの有名レストランのオーナーに雇われますが、オーナーのいうとおりの無難な料理をつくって、批評家に酷評されます。その後、シェフはメールと勘違いして、慣れないツイッターで乱暴に批評家に反論し、再来店した批評家とのケンカをレストランの客に動

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            イギリス的おくりびと。映画『おみおくりの作法』イギリス・イタリア、2013年

            『フル・モンティ』のプロデューサー、ウベルト・パゾリーニが監督・脚本を担当した映画ということで、見てみました『おみおくりの作法』。『フル・モンティ』は1997年公開。失業した鉄工所の男たちが、お金のためにストリップをやるというコメディ。夫(当時彼?先輩??)と劇場で見て、すごくおもしろい映画でした。 一方、『おみおくりの作法』は、日本映画『おくりびと』みたいな、ほっこりした作品なのかなと思っていたら、もっとシュールでした。さすがイギリス。 映画の舞台はロンドン。ケニントン

            台湾のバスだけを乗り継ぐ。『ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE』2016年

            私のまわりには乗り鉄の知り合いが多いですが、バス好きもいます。テレビ東京の「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」ファンの友だちに超強引に誘われて、この映画版を見に行きました。誘った本人が、「こんな地味な番組、よく映画化したな」とか行ってましたが、日曜の朝一なのに、映画館は結構な入りでみんなびっくり。 1、2時間前、夜行バスや夜行列車から降りてきました的な雰囲気の人もわりといて(大荷物持って)、ファンの多い番組なんだなと実感できましたし、私は番組を一度もみたことがありませんでしたが

            さなぎが蝶になるような物語。『ミーナの行進』小川洋子

            父がなくなり、母が自立のために東京の専門学校に行くため、芦屋の親戚に1年間あずけられることになった「私」。主人公の朋子が語る芦屋の家は、まるでおとぎ話に出てくるようなスパニッシュ様式のお屋敷で、お庭も含めると千五百坪。ただし、内装はおばあさんに合わせてすべてドイツ風です。 戦前、ドイツから嫁いできたローズおばあさん、おじいさんはもういませんが、かっこよくて紳士的で冗談ばかり言う楽しい伯父さん。控えめだけど、観察力のするどい伯母さん。そして、朋子より年下で美少女のミーナ。お手

            祝!サッカーワールドカップ予選1勝。おすすめサッカー映画4選。

            小学生の頃、わがスキー部員の夏のトレーニングはランニング&サッカー(or野球)でした。みんなわりとサッカー好きで、サッカーがまだ全然人気じゃない時代でしたが、地上波の深夜のワールドカップ放送を見て、マラドーナとか、プラティニ、ベッケンバウアーのマネとかをしていました。日本チームがワールドカップに出るとか、想像もしなかったです。 その頃は、TVのゴールデン映画劇場とかで『勝利への脱出』をやってた気がします。シュワルツネッガーのプレイはまあ、仕方ないですが、その分、ペレをはじめ

            本好きの本あつめ。『日本における書籍蒐蔵の歴史』川瀬一馬

            商業出版が始まった江戸以降、名家の蔵書がどんな風に保管され、まとめられてきたのかを知りたくて入手した本。川瀬先生がこの本を書くきっかけになったのは、大英図書館のアーネスト・サトウコレクションの調査だったとか。 ちなみに、大英図書館の古典籍資料はE・ケンペル、フォン・シーボルト、W・アストン、アーネスト・サトウなどが寄贈したものだそうです。アーネスト・サトウさんって、その名前から日系の方かと勘違いしそうなんですが、satowと綴るイギリスの方なんですよね。佐藤愛之助という日本

            美しくて、少し悲しい人と小鳥の物語。『ことり』小川洋子

            人の言葉は話せないけど、鳥のさえずりが理解できる兄。小鳥が大好きな兄。そして、兄の言葉をわかるのは父でも母でもなく、唯一弟だけ。両親がなくなると、弟は社会生活ができない兄を世話するため、大きな会社のゲストハウスで働くようになります。庭の手入れや接待の準備が彼の仕事。そして、兄弟は、日課のように近所の幼稚園の鳥小屋を見に行き、一年に一度くらい旅行します。 全くの余談ですが、大昔の少女漫画に『白夜のナイチンゲール』という印象深い作品があって、ふとそれを思い出しました。友人に裏切

            わたしたちの知らない上流階級のお話。『華族たちの近代』浅見雅男

            『華族誕生』につづく、浅見先生の本。こちらは一般読者にわかりやすいよう配慮し、1章ごとに華族の基礎知識、華族になれなかった人々、華族の条件、結婚、華族と軍隊、華族とスキャンダル・・・等々特徴をまとめています。 そもそも、華族って外国にある貴族みたいなもの?皇族とどう違うの?とわからないことだらけですが、江戸時代までのお公家さん(朝廷に使えた貴族や上級官僚)や大名のほか、明治維新以降国家に貢献して華族になった人とか、皇族から臣下に降下した華族などいろいろ種類があったそうです。

            中国版ET&ハリー・ポッター。映画『宇宙から来たモーツァルト』中国、2022年。

            大阪中国映画週間最終日。前日の『母への挨拶』があまりにもおもしろかったので、翌日もがんばって見に来てしまいました。期待通り、おもしろかった。後から気づいたのですが、『唐人街探偵』の監督さんの作品なのですね。なるほどです。 舞台は北京。圧倒的な標準語の世界で、裕福な家庭の子どもたちが通うような学校は、中国が経済発展したんだなあということを実感できます。ただ、ちょっと街や空気がきれいすぎなので、CGがうまく使われているんだと思います。中華風ディズニーの世界の大都会といった感じで

            汕頭のすばらしい風景と母の不器用な物語。映画『母への挨拶』中国、2022年。

            ようやく体調が回復した11月、気がつけば中国映画週間が半分終わっていました。会議なんかもあるので、ようやく見に行けたのは最終日の2日前。せっかく国交正常化50周年のイベントなのに、毎日1本。しかもtohoシネマズの別館って微妙な場所で最終上映時間しかないって、しょぼすぎる。なんとか仕事を終わらせて、ギリギリ映画館に駆け込みました。そして、その価値はありました。 舞台は華南。最初どこかよくわからなかったですが、閩南語でもないことはわかりました。そのうちは潮汕語ということがわか

            身近にあふれる読めない文字の楽しみ。『ポケットいっぱいの外国語』黒田龍之助

            理系の大学でロシア語を教えていた黒田先生。NHKのロシア語講座も担当されたことがあるはず。そんな黒田先生の名著『外国語の水曜日』以来、20年近く黒田センセの本のファンです。 ずっと東京工大の先生だと思っていたのに、この本で略歴を見たら、明治大学を経てフリーランスの言語学者になっていたのにおどろきました。でもいいですね。自分の好きな研究と、執筆活動で食べていけるなら。大学は学内政治もあるし、事務仕事も山ほどあるし、少子化の今は高校まわりとかもするらしく、他府県の高校を回って大

            中学時代の娘が大好きだった『図書館戦争』有川浩

            あまりにも有名な作品なので、ストーリーを紹介する必要もなさそうですが、それでも一応、ざっくりとまとめると、こんな感じでしょうか? 舞台は2019年(正化31年)。公序良俗を乱す表現を取り締まる『メディア良化法』が成立して30年たっています。(え!? 今って、2022年!!?!)主人公は、高校時代に出会った、図書隊員の「王子様」を追いかける体育会系女子の笠原郁。図書隊とは、行き過ぎた検閲から本を守るための軍隊的な組織。不器用でも、愚直に頑張る情熱が認められて、エリートの集まる

            外国語と異文化のおもしろさが満載。『翻訳できない世界の言葉』エラ・フランシス・サンダース

            以前ネットで評判になったとき、自分用と娘用に入手しました。かわいい絵がなかなかいいです。作者のエラさんは翻訳家ではなく、イラストレーターさんで、当時はまだティーンエージャーだったとか。いろんな国に住んで仕事をしている方のよう。すごく素敵な感性です。 エラさんは、いろんな国でその国独特の、他の国の言葉にはない表現を集めて、それをイラストにしています。たとえば、マレー語の「ピザンプラ(PISAN ZAPRA)」という言葉は、「バナナを食べるときの所要時間」。1,2分の短い時間を