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夕遊の本棚

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ひと仕事終わって、おいしい珈琲や紅茶を片手に読みたい本。仕事で読む本。とにかく、たくさん読みたい、楽しみたい私の本棚をご紹介します。
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記事一覧

コツコツ努力だけ、が大変。『ロシア語だけの青春 ミールに通った日々』黒田龍之助

大好きな黒田先生の本。帰省途中のバス&フェリーで読了しました。さくさく読めて、しかも語学…

夕遊
16時間前
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大好きな漫画家さんの作品が映画化。『金の国 水の国』2023年。

いやもう、公開すぐに家族で行ってしまいました。岩本ナオさんは、『町でうわさの天狗の子』か…

夕遊
4日前
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日本生まれの台湾人で、北京放送のアナウンサー。『陳真』野田正彰

私が初めて、NHK中国語講座をみたときに、穏やかな笑顔で発音を担当されていた陳真さん。て…

夕遊
10日前
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こんな和菓子のお店で働きたい!『和菓子のアン』坂本司

お正月そうそう怪我をしてハビリ。こういうときは、がっくりきているので、ほっこりやさしい小…

夕遊
13日前
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闘いはピッチとその外にもあり。『女子サッカー140年史』スザンヌ・ラック

先日、娘と見たフランス映画『クイーンズ・フィールド』。フランスの田舎のクラブチームが全員…

夕遊
2週間前
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移民焼き畑国家、日本『「低度」外国人材』安田峰俊

安定の安田峰俊さんのノンフィクション。悪名高い「技能実習制度」で騙されて、日本に来てひど…

夕遊
1年前
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難民、遺民、抵抗者。 国と国の境界線に立つ人々『境界の民』安田峰俊

一気に読める、読ませる本です。著者の安田さんは、大昔のblogの時代から文章がうまかったです。とはいえ、WEBと紙媒体では文章のまとめ方が違うので、最初の頃は肩に力が入った文章だったり、ちょっとまとめ方に気負いとか自意識がチラ見えしたり。 でも何冊か出版していく中で、そういう自分の色を上手くコントロールして、本書では難しい素材をうまく印象づける内容になっています。 さて、本書の主役はマージナルな人々。両親の片方が外国人で、日本人のコミュニティに馴染めず、かといって今すんで

所有者をたどる手がかり。『印を読む―詞句・成語印のたのしさ』北川博邦

以前参加した、とある自治体の寄贈史料整理。私は、蔵書印といえば、古書店で買った本に押して…

夕遊
3週間前
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歴史は政治で”現代史”。『中国の「よい戦争」』ラナ・ミッター

サブタイトルは、「甦る抗日戦争の記憶と新たなナショナリズム」。中国にとって、第二次世界大…

夕遊
3週間前
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ブッダの言葉を現代的にとらえる。『仏教思想のゼロポイント』魚川祐司

12月下旬。キリスト教のイベントが終われば、日本はすぐに年越しの準備。除夜の鐘を聞いて、…

夕遊
1か月前
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かなりとがった戦略本。『天才による凡人のための短歌教室』木下龍也

私が現代的な短歌を知ったのは、学生時代、俵万智さんの『サラダ記念日』とかがベストセラーに…

夕遊
1か月前
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こんなグッズに囲まれたい。『ミュージアムグッズのチカラ』大澤夏美

博物館や美術館に行くと、必ずあるグッズショップ。展示を楽しんだ記念に、友だちへのお土産に…

夕遊
1か月前
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OJTの育児と中国語。『中国の子供はどう中国語を覚えるか』李凌燕、納村公子

日本で暮らす李凌燕さん。愛娘、京京ちゃんが生まれてから、言葉を覚えていく過程を微笑ましい…

夕遊
1か月前
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旧日本軍から公安警察、内閣調査室、NSC(国家安全保障会議)まで『日本インテリジェンス史』小谷賢

帯のキャッチコピーは「「国家の知性」の暗闇でたどる戦後75年の秘史」。インテリジェンスというのは、情報収集や分析、防諜活動です。私の場合、MI6というとかっこいいイメージになってしまうのは『007』シリーズのせいだし、CIAならアメリカが世界に派遣して暗躍するエージェント組織というイメージで、KGBというとCIAに対抗するソ連の闇の組織感バリバリなのも小説やマンガのせいです。 では、日本の場合はというと、本書がわかりやすく、そしておもしろく紹介してくれます。まず戦前は、外務