佐藤ひろお|三国志研究中

会社を休職して三国志を研究しています。1982年愛知県生まれ、大阪大学文学部卒。新卒で…

佐藤ひろお|三国志研究中

会社を休職して三国志を研究しています。1982年愛知県生まれ、大阪大学文学部卒。新卒で一般企業に就職、転職1回。社会人約15年、おもに経理職を経験。2022年度より、早稲田大学 文学研究科の修士課程。文系学問と相性の悪い「お金」との付き合い方を発信します。

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38歳で会社を休職して三国志を研究してみた

はじめまして。佐藤大朗(ひろお)と申します。 テーマを決めて、noteを始めることにしました。 題して、 38歳で会社を休職して三国志を研究してみた ぼくは社会人15年目ぐらいのサラリーマンです。大学(文学部)を卒業して、新卒で一般企業に就職し、おもに経理の仕事をしてきました。ですが、このたび、仕事を年単位でお休みして、三国志を研究に専念することにしました! おいおい記述していこうと思いますが、コロナにより、職場の環境とか、キャリアプラン、少し大きな言い方をすれば、人生観

    • 「つまらなくなければ仕事じゃない」への対処法

      佐藤ひろおです。早稲田の大学院生(三国志の研究)と、週4勤務の正社員(メーカー系の経理職)を兼ねています。 なぜだか分からないが、「つまらなくなければ仕事じゃない」というのが常識とされます。なんか間違っている気がするけれど、きちんと反論することは難しいんですよね。皆さんにも内面化していませんか。 新卒で入った会社では、上司から言われました。 「いいか佐藤。ディズニーランドで遊ぶとき、お前はお金を払うだろ。それはディズニーランドが楽しいからだ。もし仕事が楽しかったら、お前は

      • 「毎月、定額の収入があるほうが異常」

        佐藤ひろおです。早稲田の大学院生(三国志の研究)と、週4勤務の正社員(メーカー系の経理職)を兼ねています。 ある動画を見ていて、なるほどそうか!と思った話。 「毎月、定額の収入があるほうが異常なんですよ」 そりゃそうか。 発言の主は、自営業者とサラリーマンを対比してましたが、ぼくはもうちょっと長い時間軸で考えたい。 人類が穀物の栽培を始めたとき(日本では縄文後期や弥生時代)、豊作か凶作か分からなかった。 保管している穀物や種籾が、水に浸かって腐るかも知れないし、落雷で焼け

        • 今朝みた仕事の夢のはなし

          佐藤ひろおです。早稲田の大学院生(三国志の研究)と、週4勤務の正社員(メーカー系の経理職)を兼ねています。 数時間前、自分にとって大切なのかも知れない記事を書きました。主体的に自分の問題に向き合っている内容です。 しかしぼくは、冒頭に書いているように、会社員でもあります。 今朝、会社の仕事の夢をみました。 実際に起きたできごとならば、会社名・個人名などが存在し、ただの暴露記事になっちゃうと思いますが(仮名やアレンジをしても同様)、夢で見たことなので、完全にフィクションで

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          博士課程の入学をお祝いして頂きました/大学教員になりたいか?

          佐藤ひろおです。早稲田の大学院生(三国志の研究)と、週4勤務の正社員(メーカー系の経理職)を兼ねています。 博士課程への進学をお祝いしていただきました。 神戸で三国志のイベント(有料)で講演をしてきたときの一幕。 参加者は、三国志を好きな人たち。三国志ファンの聖地となりつつある、ちゃんごくしというお店。修士課程の研究の一部を話してきました。 ケーキはサプライズでした。 自分のなかで、お祝いされるのって、なんか変な感覚があるな、と思っていたんですが、2日ほど経過して言語化

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          修士課程から博士課程の変化点/応援から批判へ

          佐藤ひろおです。早稲田の大学院生(三国志の研究)と、週4勤務の正社員(メーカー系の経理職)を兼ねています。 2023年度に修士課程(博士課程前期、マスター)を卒業 2024年度からは博士後期課程(ドクター)に入学します 「はざま」の期間は今しかないので、思うことを書きます。 一昨日、はじめて学外、自分の指導教員がいない場所で、研究報告をしてきました。他大学の先生方にコメントを頂きました。この経験で感じたことも含めて、「はざま」に感じたことの記録です。 修士課程は応援され

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          youtube番組に出演してきました/春休みの宿題整理

          佐藤ひろおです。早稲田の大学院生(三国志の研究)と、週4勤務の正社員(メーカー系の経理職)を兼ねています。 金曜:昼は会社で働き、夜はyoutube番組に出演(三国志を解説) 土曜:学会で報告(学外での報告は初) 日曜:学会イベントを聞きに行く&博士課程の入学手続完了 この週末で、2024年春休みのスケジュールが前進しました。3日連続で東京に出かけたので、とても疲れました(自宅は千葉県) 6日前のスケジュール整理の記事ののち、ステータスが「完了」になったものを太字にして表

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          ベンチャー企業の「事務全般おじさん」はプロを使うプロ

          佐藤ひろおです。早稲田の大学院生(三国志の研究)と、週4勤務の正社員(メーカー系の経理職)を兼ねています。 今から3年から5年間は、三国志の研究(博士号の取得)に全力を尽くしたいと思っていますが、その後、どうやって社会に関わりたいか?を考えたときに出てきたのが、「大企業の15年以上の経理職の経験を活かして、ベンチャー企業で事務全般をやるおじさん」でした。 「事務全般おじさん」の売り込みポイントは、 ・プロ(士業、コンサル会社、システム会社)に頼むまでもない細かな案件を、そ

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          第三の人生はベンチャー企業の事務全般おじさん

          佐藤ひろおです。早稲田の大学院生(三国志の研究)と、週4勤務の正社員(メーカー系の経理職)を兼ねています。 先週、ベンチャー企業に勤めているひとと話し、「この生き方もありだな」と思ったのが、ベンチャー企業の事務全般をするおじさん。 いまは三国志の研究に専念したいけれど(第二の人生)、ひと段落ついて、ほかのことをしたいなと思ったら、「事務全般のおじさん」になりたい。いちばん現金への変換効率がよい社会での役回りだろう。 若くて小さい企業で、 経理・労務・法務・総務などを、ひと

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          24年2月-3月のスケジュール整理

          佐藤ひろおです。早稲田の大学院生(三国志の研究)と、週4勤務の正社員(メーカー系の経理職)を兼ねています。 だんだん管理がしんどくなってきたので(会社の業務以外が) 2024年2月-3月のスケジュールを書き出しておきます。 親知らずを2本抜いた1月に修士論文を提出、博士課程の入試がありました。2月はじめに合格発表がありました。受かっても落ちても、ここまでは予定が確定していたのですが、そのあとに覚悟して設けていた予定が、 2月16日に親知らずを2本ぬく!! 抜歯のために、

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          役割の一貫性/自分が誰だか分からなくなる感覚

          佐藤ひろおです。早稲田の大学院生(三国志の研究)と、週4勤務の正社員(メーカー系の経理職)を兼ねています。 上の自己紹介(序文)は、「単語登録」をして少ないキータッチ回数で書き込めるようにしているんですが、そろそろ兼務・兼業が限界かもな、という気がしています。 自分がだれだか、訳が分からなくなるんです。とくに大きな失敗をしたり、危機を迎えたりしたわけではないが、メンタルがものすごく落ち込む。自分が誰だか分からなくなる感覚、危機感のようなものに襲われます。 「仕事の役に立つ

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          働かないおじさん・社内ニートが生まれる原因

          佐藤ひろおです。早稲田の大学院生(三国志の研究)と、週4勤務の正社員(メーカー系の経理職)を兼ねています。 本を読んでいます。 河合薫『働かないニッポン』(日経プレミアシリーズ) 新書– 2024/1/11 https://amzn.to/4a6gG09 働かないおじさん・社内ニートにかかわる本です。この本の結論は、「ジジイ」が職場の要職を占めており、「働き損」になっているという話。表現はわざと過激な風味ですけど、中身は「あるある」ネタでした。 ぼくがこの本を買って読

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          先人の死の報せにふれて思うこと

          佐藤ひろおです。早稲田の大学院生(三国志の研究)と、週4勤務の正社員(メーカー系の経理職)を兼ねています。 鳥山明さんが亡くなりました。 高校3年生のとき、授業中にずっとドラゴンボールの模写をプリントの裏にしていました。親の意向?で理系クラスに来ちゃったのに、文学部志望なので(いわゆる文転)授業中にやることがなかったんです。 最新の映画は映画館にいったし、続編の漫画もコミックスを買い続けているぐらいなので、ショックを受けました。 鳥山さんは、ぼくとまったく関係ないので、訃

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          投資としての学び(リスキリング・教育訓練給付制度)とそれ以外

          佐藤ひろおです。早稲田の大学院生(三国志の研究)と、週4勤務の正社員(メーカー系の経理職)を兼ねています。 リスキリングとかリカレント教育、大人の学び直し、社会人の大学院生など、アラサー以上の年齢層の学びについて、世間には言説がたくさん飛び交っています。 見通しをよくするために、大人の学びを2つに分類すると、 ・金銭的なリターンを図る学び(投資・仕事) ・金銭を度外視した学び(趣味・遊び・道楽) この2つに分類できるでしょう。 今回は、2つの境界線をきっちり引いて混同し

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          【人手不足】ブランクを恐れるな!

          佐藤ひろおです。早稲田の大学院生(三国志の研究)と、週4勤務の正社員(メーカー系の経理職)を兼ねています。 タイトルは、簡単のために少し煽りました。 いま市況では、「人手不足」が言われています。 働き手の年齢層が、日本で減っているためです。 「賃金上昇」がトレンドになりつつあります。 これをどのように捉えるか。 ぼくは、「挑戦のチャンス」だと思います。 「会社を辞めるチャンス」と言い換えてもよいかも。 ゼロ年代から2010年代、「年功序列はもう終わった」と各所で言われ、

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          文系大学院生の研究とお金/研究は役に立たなくてよい?

          佐藤ひろおです。早稲田の大学院生(三国志の研究)と、週4勤務の正社員(メーカー系の経理職)を兼ねています。 本日の読書(下の写真)。 ぼくは、「ビジネスパーソンに役立つ三国志の話を」みたいに意見や文章を求められることが多々ありますが、いつも何を答えたらいいか分からない。 「その研究が何の役に立つんですか」という質問をするとき、研究対象(ぼくの場合は三国志)が「手段」として扱われている。でも自分は研究対象を「目的」だと思ってやってる。自己完結してる。 鉱物学者が「私の研究対

          文系大学院生の研究とお金/研究は役に立たなくてよい?