ふうこ

猫好き会社員。

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最近の記事

「ワンクッション質問」を身につけて、会話を続けられるようになりたい

「コミュニケーション能力がある人」とは、どんな人を思い浮かべるだろう。 初対面の人ともすぐに打ち解ける? 話題が豊富でいつも輪の中心にいる? 辞書には、 とある。 誰かの伝えたいことをそのとおりに受け取ったり、自分の伝えたいことを誤解されずに伝えたりできる能力、と言えそうだ。 私はコミュニケーション能力が低い。 あえてそうしてるわけではないのに、『虎に翼』の航一さんと同じく「どちらかといえば溝を自ら作りにいくたち」だ。 相手の言っていることは言葉どおりのことしか受

    • 「カワイイ」好きにお勧めしたい|読んだ本『伊東忠太動物園』

      まずはこの写真を見ていただきたい。 これを「かわいい」と思った人は、きっとこの本も気に入ってくれると思う。 この動物を作ったのは伊東忠太(1867〜1954)。 築地本願寺などを設計した建築家だ。 「日本近代建築の父」と呼ばれる辰野金吾の弟子の一人で、建築界で初めて文化勲章を授与されている。 雲崗石窟を発見したり、「Architecture」の訳語として「建築」という言葉を広めたりと、建物を建てる以外でも功績がある、いわゆる「エライ人」でもある。 しかし、この本はそう

      • 家事の分担を増やしたいんだけど

        私は家事ができない。 高校を出たあと一人暮らしをしていたからひと通りの家事はしていたし、なんなら友達のご飯も作ったりしていた。 それが何もしなくなって20年以上経つので、今では何もできなくなっている。 10年以上洗濯機のボタンを押したことがない。 電子レンジの操作も教えてもらったことしかできない。 先日何年ぶりかで包丁を持ったら、ちゃんと切れるか自分が不安になった。 当然私の家事負担割合は0%。 昭和のお父さん並に役立たずだ。 私が家事をしない分、同居人がすべてこなして

        • 世の中にたえて電気のなかりせば

          エアコンが欠かせない季節がやってきた。 毎日空気が熱くて重い。 これが当分続くのかと思うと考えただけでも汗が出てくる。 そんな日はエアコンの効いた部屋で猫みたいにごろごろしていたい。 子供の頃は真夏でも扇風機だけで過ごせていた。 温暖化で気温が今とは違うとは言え、よく平気だったなと思う。 今とどれぐらい違うのか、昔の気温を調べてみた。 最近(2023年)と私が子供の頃(1980年)の気温を並べると、暑くなっているのがよくわかる。 特に違うのが最高気温が30℃以上になってい

        「ワンクッション質問」を身につけて、会話を続けられるようになりたい

          「べつやくストア」を見て蔵前をうろうろ

          先日東京・蔵前を散歩した。 蔵前は名前のとおり江戸幕府の米蔵があったところで、最近はおしゃれなお店が点在する街として人気らしい。 都営浅草線の蔵前駅で電車を降りてうろうろ開始。 デイリーズマフィン蔵前の前を通りかかったら誰もいなかったのでマフィンを購入。 スタートから想定外の荷物を増やしてしまったけど、行列だったり売切れだったりすることもあるので買えてラッキー。 国際通りを渡り、一本裏の通りを歩いていると、マットな鳥居を発見。 中に入ると藏前神社。 徳川綱吉が勧請した神

          「べつやくストア」を見て蔵前をうろうろ

          下戸フレンドリーなお店がほしい

          20代から70代の人口約9,000万人のうち、「飲まない/飲めない」人は推計約5,000万人。 日本の大人のうち半数以上がお酒を日常的に飲まなくなっているらしい。 飲まない人のほうが多数派だなんて思いもしなかった。 アルコールがおいしく感じられたことがないので、私はお酒を飲まない。 日本酒、ビール、焼酎、ワイン、etc.。 それぞれにたくさんの種類があり、違いを楽しむことができる人たちが羨ましい。 学生時代、先輩から「酒を飲めないなんて人生の楽しみの半分をなくしてるのと同じ

          下戸フレンドリーなお店がほしい

          やっぱり育休取ろうよ

          男性の育休について気になったことを前回書いた。 私には子供がいないから、育児の経験はない。 だから当事者のことは想像するしかないけど、休業者や休業明けの時短勤務者がいる職場の経験ならある。 普段から人が削られ補充もままならない状況で、さらに誰かが欠けるのは正直キツい。 それでも残ったメンバーでなんとかしている。 なんとかしているうちにその部署の仕事は休業中の人抜きで回るようになる。 人が補充される場合もあるし、会社側の体制が変わって穴が埋まる場合もある。 そうなると、予

          やっぱり育休取ろうよ

          育休、取りたくない?

          来月同僚に初めてのお子さんが生まれる。 でも彼は育児休業を取らないらしい。 普通の休日と有休、出産休暇などを組み合わせて少し長めに休むだけで、すぐに仕事に戻るつもりだそうな。 男性も育休を取るお膳立ては昔よりは整ってきた。私が働いている会社でも増えていることを実感する。 それでもまだまだ育休を取る男性は少数派のままだ。 厚労省の2022年度の調査によると、女性の80.2%が育休を取得しているのに対し、男性は過去最高と言われても17.1%しかない。 しかも取る日数も少なくて、

          育休、取りたくない?

          窓にハニカムスクリーンを取り付けるまでの経緯

          引っ越して半年弱。 やっと窓に遮光できるものを取り付けた。 こんなに考えないといけないことがたくさんあるとは思わなかったので、経緯を書いておくことにする。 引っ越した家の窓は、前の家とは大きさが違うので同じカーテンは使えない。 どうせ買い替えるならカーテンに限定しないで考えることにした。 求める条件を優先度順に並べると次のようになった。 1.断熱・遮熱性能は高いほうがいい 2.部屋が狭く見えるようになるのは避けたい 3.外の光は入るようにしたい 4.猫が登っても大丈夫な

          窓にハニカムスクリーンを取り付けるまでの経緯

          読んだ本『セクシー田中さん』

          本を読んでいちばん悲しいのは、終わりが読めないままになる、ということだ。 故人の作品を未完のままだとわかって読み始めるなら、「ここで終わるのか!」と悶えることには変わりないけど、覚悟はできているので諦めもつく。 一方、続きを楽しみにしていたのに、突然その楽しみが奪われることもある。 『セクシー田中さん』は、その悲しい作品の一つになってしまった。 主人公の田中さんは、コミュニケーションに苦手意識を抱えているアラフォーの会社員だ。 田中さんと同じ会社で派遣社員として働く朱里

          読んだ本『セクシー田中さん』

          「人の評価は気にしない」と思ってたのは違っていたかも

          私は人に興味がない。 会社でそう公言したこともある。 適性検査の「人からどう思われるか気になる」などの設問にも、「まったく当てはまらない」と回答する。 でも、それはちょっと違ったかも、と気づいたできごとがあった。 先日、父の三回忌を母の七回忌と合わせて行った。 父方の叔母の体調があまり良くないこともあり、弟一家と私だけで済ませることにして、そのことを事前に二人の叔母にも知らせていた。 「了解」と返事もあった。 なのに当日母方の叔母夫婦が現れた。 知らせた時には「行かない」

          「人の評価は気にしない」と思ってたのは違っていたかも

          新緑の京都旅行記〜琵琶湖疏水、村上隆、トロッコ列車〜

          琵琶湖から運河を下って京都に行けるなんて。 デイリーポータルZの木村さんの記事で読んで以来、機会があれば乗りたいと思っていた船にようやく乗ることができた。 船だけでなく、ぎゅーぎゅーに楽しいことを詰め込んだ1日のことを書きたい。 びわ湖疏水船 琵琶湖疏水は、琵琶湖から京都へ水や物資を運ぶために明治時代に掘られた運河だ。 物資の輸送が鉄道などの陸路が中心になり、舟運は戦後間もなく途絶えていた。それを観光向けに整備し直したのが「びわ湖疏水船」だ。 観光船は春と秋に運行している

          新緑の京都旅行記〜琵琶湖疏水、村上隆、トロッコ列車〜

          「趣味は?」と聞かれた時に私が答えに迷う理由

          ししおどしの音が小さく聞こえる部屋で、向かい合った相手から「ご趣味は?」と聞かれる。 …なんて場面に遭遇したことはない(そもそもお見合いをしたこともない)けど、趣味を聞かれることはある。 新しい職場での自己紹介や、親しくない人との飲み会。どう返事すればいいか毎回ちょっと悩む。 たいていは「読書」と答える。 「趣味と言えるものはない」と答えることもあるけど、自分でもそっけなさ過ぎると思うので、悩んだ末に「強いて挙げれば読書ですかねー」ぐらいで答える。 でも私は自分の趣味を

          「趣味は?」と聞かれた時に私が答えに迷う理由

          読んだ本『会って、話すこと。』

          「透明書店の現場奮闘記」で、本の選び方に編集者で選ぶ方法があることを知った。 好きな作家ならいるけど、今まで編集者で本を選んだことはない。でも、編集者は自分が読みたいと思った本を作っているはずだから、その人と好みが合えば面白い本に出会える可能性が高くなるかも。 そこで紹介されていた『ていねいな文章大全 日本語の「伝わらない」を解決する108のヒント』が面白そうだけど、めっちゃ分厚い本らしい。そんな厚いのを今読める気がしない。 で、早速実践。 編集者は『0メートルの旅』と

          読んだ本『会って、話すこと。』

          いつの間にか私の毎日はピンクで埋め尽くされている

          「何か振り回すものはお持ちですか?」 初めてレ・ロマネスクのライブに行った時、隣の席の方からそう声を掛けられた。 え?振り回すもの? 質問の意味をまったく理解できず固まっている私に、手に持っているものを振り回す曲があることをその人は教えてくれた。そのうえ余分に持ってきているからと金色のスカーフを貸してくれた。 ご存知レ・ロマネスクはフランスで結成されたボーカルユニットで、2011年から日本を拠点に活動している。 私が彼らを知ったのは、ほぼ日に掲載されていたインタビュー

          いつの間にか私の毎日はピンクで埋め尽くされている

          端午の節句になにする?

          朝からいい天気。今日は何をしよう。 子供の頃、実家では端午の節句をお祝いしていた。 ・庭に鯉のぼりを飾る 弟の鯉のぼりは、5色の吹き流し+黒・赤・青の3匹で、飾っている間は朝揚げて夕方片付けていたように思う。サラッとした肌触りの鯉のぼりを抱えて、出し入れを手伝うのはなんとなく楽しかった。 一般的に、鯉のぼりは何歳ぐらいまで飾ることが多いんだろう。うちは実家を建てて広い庭がなくなるとともに飾らなくなったので、弟が6歳だった時が最後ということになる。 熊本ならフルネームの小旗

          端午の節句になにする?