見出し画像

端午の節句になにする?

朝からいい天気。今日は何をしよう。
子供の頃、実家では端午の節句をお祝いしていた。

・庭に鯉のぼりを飾る
弟の鯉のぼりは、5色の吹き流し+黒・赤・青の3匹で、飾っている間は朝揚げて夕方片付けていたように思う。サラッとした肌触りの鯉のぼりを抱えて、出し入れを手伝うのはなんとなく楽しかった。
一般的に、鯉のぼりは何歳ぐらいまで飾ることが多いんだろう。うちは実家を建てて広い庭がなくなるとともに飾らなくなったので、弟が6歳だった時が最後ということになる。

熊本ならフルネームの小旗付きで矢旗もセットになった立派な鯉のぼりを見られるだろうけど、家の近所では見かけない。鯉のぼりを探す散歩をするのもいいかもしれない。

・室内に五月人形を飾る
五月人形はもう少し長く飾られていたように思うけど、いつまで飾っていたかは覚えていない。
雛人形は私が一人暮らしを始めて家からいなくなった後も飾られていて、むしろ仕舞われなくなって単なるインテリアになっていたから、片付けが面倒になったタイミングによって、仕舞いっぱなしと出しっぱなしに運命が分かれたのかもしれない。
どちらも先日の遺品整理の時に処分されただろう。

・屋根に菖蒲を投げて乗せる、菖蒲湯に入る、枕の下に菖蒲を敷いて寝る
菖蒲関連は、少なくとも私が実家にいた頃は毎年やっていた。どれも用途別にすでに形が整えられたものが用意されていたので、花屋の仕入れのついでに仕入れていたんだと思う。
蓬のいい匂いがお湯の匂いと混ざって、一年に一度のお楽しみだった。やろうと思えばこれなら自分でもやれるんだから、買いに行ってみよう。

・柏餅を食べる、ちまきを食べる
フライングで柏餅は昨日食べた。時代なのか地域性なのか、子供の頃は知らなかった味噌味。
よく見かけるちまきは、笹の葉に包まれている細長いものだと思う。子供の頃、近所のおまんじゅう屋さんで売っていたちまきは、植物の茎の先に刺さって?丸めて付けられて?いて、餅をくるんだ笹の葉が茎と一緒に縛られていた。
この形状は近所でも他で見たことがなかった。なぜあの店だけあんな形のちまきを作っていたのか知りたいけど、その店ももうないので謎のままだ。
そもそも端午の節句にちまきを売ってること自体をあまり見かけない気がする。調べてみたら、全国で一般的な風習ではないらしい。

あの薄甘い味が懐かしい。

この記事が参加している募集

ふるさとを語ろう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?