見出し画像

世の中にたえて電気のなかりせば

エアコンが欠かせない季節がやってきた。
毎日空気が熱くて重い。
これが当分続くのかと思うと考えただけでも汗が出てくる。
そんな日はエアコンの効いた部屋で猫みたいにごろごろしていたい。

子供の頃は真夏でも扇風機だけで過ごせていた。
温暖化で気温が今とは違うとは言え、よく平気だったなと思う。
今とどれぐらい違うのか、昔の気温を調べてみた。

気象庁HP 過去の気象データ検索
7月の東京の気温

最近(2023年)と私が子供の頃(1980年)の気温を並べると、暑くなっているのがよくわかる。
特に違うのが最高気温が30℃以上になっている真夏日の日数。
2023年はほぼ全日真夏日なのに対し、1980年は1週間だけ。
日没後の最低気温が25℃以上の熱帯夜も、2023年は月の半分以上がそうだけど、1980年はたった3日だけ。
これぐらいなら自然の風と扇風機でなんとかなっていたのも納得だ。

来月の電気代のことを考えるとひやっとするけど、今の気温ではエアコンなしの生活なんて考えられない。

エアコンに限らず電気の力なしでは私の毎日も成り立たない。
もし電気がなかったらどうなるんだろう。

  • 起床→スマホが使えないから、ねじまき式の目覚ましを買わないと

  • 通勤→電車が使えない代わりは汽車?自転車?どっちにしても今より時間がかかるだろうから早く家を出るようにしないと

  • セキュリティチェック→社員証で開くゲートは使えない。入り口に門番が立って一人ずつチェックすることに。ここでも時間がかかりそう

  • オフィスフロアへ移動→エレベーターが使えないから階段か…

  • 勤務時間記録→タイムレコーダーも使えないから手書きで記録。月末に集計するのも給与計算するのも大変そう

  • パソコン起動→パソコンがない代わりの準備となると墨をすって筆を用意することになるのかな。もっと遡ると竹簡を削るための小刀を研いでおくとか?

  • メールチェック→本来の意味の紙のメールをチェック。今よりかなり少なそうだけど、返事を手書きで書くのが大変そう

  • ミーティング→オンラインの会議はなし。会議が減るのは嬉しいけど、今ほどweb会議がなかった時も会議自体は少なくはなかったな

  • RPAフロー作成→パソコンを使って人がしていることをパソコン本人にやらせるようにするのがRPAだから、この仕事自体が成り立たない。大量の仕事を片付けるには人海戦術しかない

電気がなければ生活も仕事も何もできない。
節電もできるところはするけど、もう少しドキドキしないで使える金額になるか、ドキドキしなくて済む給料にならないだろうか。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?