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育休から育業へ その2 制度を限界まで利用し尽くす 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

年次有給休暇完全消化制度を活用して、結婚前後に1ヶ月の休暇を取得した 〜昭和の末期1980年代後半の時期なので前代未聞


 

私達はやっちゃったので、やっちゃえ皆さん


というお話です。

 育休の愛称、みんなで育てるしごととしての

育業

 人間を60余年やって来た私としては、大きく捉えれば時間が解決してくれると思っています。

 しかし少子化対策は待った無しなので、できる人からできることをしてAvalanche(アバランシェ、雪崩)を起すことを狙うことをお勧めしたいという思いで、私のやった昭和の挑戦、年次有給休暇の略連続1ヶ月間取得をリファレンスとしてご紹介したいと思います。勿論実話です。

 与えられた初期条件

①入社間もなくでまだ管理職になって居らず、労働組合員でその労働組合は年次有給休暇完全消化を目指していた
②研究所所属なので結果を出せは勤務には自由度が有った
③社内結婚で隣の職場同士なので周りが甘受してくれる雰囲気が有った
 (暖かく見て見ぬふり)
④吾妹が会社を代表する枢要な業務を担当していて幹部と懇意で融通が効いた上に、その業務は普段激務だったが閑散期に結婚式を当てることで業務上の不都合を回避できた
⑤夫婦共に社内制度に反して無ければ多少の波風なら気にしないタイプだった(笑)

を最大限活かしての挑戦でした。この段階でこれを上手く活かす工夫をし尽くすことが成功の鍵でした。

 ということで今回は、以下の事例を参考にして頂き勇気を持って王道を歩み新しい道を拓(ひら)くことをお勧めするというお話です。

 その1でご紹介した通り子育て時期に勤めていた鉄鋼会社の年間の休みは120日程度有り、年次有給休暇は入社初年度から20日、最大の40日まで年度を跨(また)いて繰り越せました。また、労働組合が正常に機能していて、年次有給休暇の取得を書面で管理していました。年次有給休暇を捨てることなく完全消化することが定着していました。

 この大前提で、ザックリ言うと結婚式を中心に月を跨(また)ぐ形で休暇取得を見かけ上2ヶ月に散らし、書面上はそこまで目立たない形で体面を保ちつつ、実質略1ヶ月間上手く休むということをしました。もう少し具体的には…

 入社3年目に入った直後に結婚したのですが、その社内の年次有給休暇完全消化の仕組みを使いこなし、旅費の安い時期に早めの夏休み取得する方々が居る6月から7月前半を狙いました。Jun Brideにして結婚前後に約4週間超えの休暇を取得しました。梅雨時なのに運と勘としつこさの人生。結婚式前後は晴天でした。流石に全て連続ではありませんが。結婚式前後に各1週間ずつ、新婚旅行は2週間連続で休暇を取得してニューカレドニアへという建付け。刻むと例えば5日間の年休取得で前後の土日を合わせると連続9日間のお休みになります。これもテクニック。しかも上述の通り月を跨ぐことでソフトランディングという寸法でした。会社でも当時は前代未聞の休暇の連続取得でした。まぁ研究所でしたので仕事の進捗管理は比較的融通が効いたことも幸いしました。

 育業ではなく結婚前後の休暇取得ですが、社内制度の限界まで思い切って利用し尽くした初めての新人と言う感じでした。

閑話。
 ここ、結構言いたいことなんですけど(笑)

 用の美

って奴で(笑)、この荒業(笑)は私としては芸術的なロジックの積み上げの結果なのです…。こういう所作も芸術的かと…

 こういう芸術の分野も開”拓“したいと思っています。

閑話休題。

 サラリーマンの成れの果てまで行って全社を見渡せる立場にもなりましたが、流石にそこまでやる奴は…

 ということでこの挑戦の成果は…

 我ながら良くやって退けたと思います。因みに流石に1ヶ月間というのはその後も無いですが、直後にバブル景気になった事もあり相対的に2週間超え程度の長期休暇での新婚旅行を楽しめる雰囲気の職場にはなりました。自分たちの満足以外だとこれが成果。

 その辺りの細かい事情はこちらのマガジンの中のその1をお楽しみ下さい。
(夫婦は同じ職域に置かないという暗黙の社内運用を逆手に取って、吾妹はその職場に留まり、私は希望した部門へ早目に異動でき、私の人生が大きく拓(ひら)けちゃったというオマケ付きの展開になったのでした。)

 これは1つの事例ですが、参考にして頂き具体的な行動に落とし込んで頂けたら望外の幸せです。

 今はSNSも有るしアバランシェが起こることを期待しています。

 やっちゃえ 皆さん
 (日産と掛けてみました。昭和のノリですいません。)

参考
 比較的近い時期の今は無きクラブメッド·ニューカレドニアの雰囲気を伝える資料です。


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