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#小説

【新発見】イエメンの書店「book corner」が最高すぎて

【新発見】イエメンの書店「book corner」が最高すぎて

このモバイルライブラリーの成功は、日本の書店で見習う点も多いかもしれません。

オンライン書店を主軸にしつつ、人通りの多い通りで、モバイル式の店舗を構える「book corner」では、イエメンの若者や知識人を対象に、科学書籍や小説をリーゾナブルな価格で販売しています。

オンラインが主軸なこともあり、①時刻通りの配送②丁寧な梱包が支持を集め、熱狂的な支持者を着実に増やしています。

イエメンに訪

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【日本アカデミー賞最多8部門で最優秀賞🎉】 平野啓一郎×石川慶監督─『ある男』をめぐる対談を特別公開 【原作小説の試し読みも】

【日本アカデミー賞最多8部門で最優秀賞🎉】 平野啓一郎×石川慶監督─『ある男』をめぐる対談を特別公開 【原作小説の試し読みも】

平野啓一郎の長篇を原作とする映画『ある男』が、第46回日本アカデミー賞で作品賞含む8部門で最優秀賞を受賞しました🎉

この快挙を記念して、平野啓一郎と石川慶監督による対談を特別公開いたします!

妻夫木聡さんを主役にキャスティングした理由や、「柄本明さんの演技が凄すぎて演出を変更した」という撮影の裏話も…。小説と映画の表現の違いについても着目しながら、『ある男』について語り合いました。

※この

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AIで新聞の個性を可視化する「タイトル編(下)」(新聞書評の研究2019-2021)

AIで新聞の個性を可視化する「タイトル編(下)」(新聞書評の研究2019-2021)

はじめに筆者は2017年11月にツイッターアカウント「新聞書評速報 汗牛充棟」を開設しました。全国紙5紙(読売、朝日、日経、毎日、産経=部数順)の書評に取り上げられた本を1冊ずつ、ひたすら呟いています。本稿では、2019年から2021年までに新聞掲載された総計約9300タイトルのデータを分析しています

なんでそんなことを始めたのかは総論をご覧ください。

過去の連載はこちらをご覧ください。

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新聞書評の研究2019-2021(総論)

新聞書評の研究2019-2021(総論)

新聞書評は「知のターミナル」3年で9300タイトル、編著者7700

出版社や著者にとって、出版物が新聞の書評に掲載されるのは特別なことです。雑誌などの他の媒体の書評とも、amazonのレビューともまったく違います。

新聞部数の減少にも関わらず、なお書評の世界の頂点に君臨しているというのが、筆者の実感です。その理由は後述しますが、新聞書評は今でも、知の世界に大きな影響力を持っています。紹介されれ

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文藝春秋さんから『特別賞』をイタダキマシタ

文藝春秋さんから『特別賞』をイタダキマシタ

note×「WEB別冊文藝春秋」のコラボレーション企画「#ミステリー小説が好き」において『特別賞』をいただきました!

受賞した記事はこちら👇👇

『芥川賞』や『直木賞』で有名な文藝春秋の編集部の方に、このような賞をいただき、マウスを持つ手が震えるほど喜びました。

1.なぜ、『特別賞』なのか?

私はベストレビュアー(今回の企画における受賞のこと)ではなく、特別賞でした。

なぜか?

お題

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無料配布のお得な読み物。それは!

無料配布のお得な読み物。それは!

ここ数ヶ月で一気にハマったもの、それは出版社のPR誌である。

出版社のPR誌とは、本屋のレジ付近に置いてある、無料配布の小冊子のことだ。多くがA5サイズで、(今私の手元にあるものだと)70ページ前後のものから140ページ前後のものまで、けっこうな厚みである。

中身は出版社によってもちろん違う。しかし、まだ各社を比較して皆さまにお知らせできるほど研究できていない。申し訳ない。ペコリ。

今、手元

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「文学を味わう」コラボカフェを開催!イメージティーに、作家にちなんだフードメニューも【秋葉原和堂×ミュージアム部×YOU+MORE!】

「文学を味わう」コラボカフェを開催!イメージティーに、作家にちなんだフードメニューも【秋葉原和堂×ミュージアム部×YOU+MORE!】

大正ロマンな雰囲気が素敵なカフェ&漫画喫茶「秋葉原和堂」さんとフェリシモ文学シリーズが期間限定コラボカフェをOPEN!

こんにちは!フェリシモ「ミュージアム部」のささのはです。
ミュージアム部文学シリーズは、すでにご覧いただけましたでしょうか?

実はこの度、カフェ&漫画喫茶「秋葉原和堂」さんと、フェリシモ「ミュージアム部」・「YOU+MORE![ユーモア]」
とのコラボカフェ開催が決定しました

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一般書のメンバーで「文庫の交換」してみました 2021

一般書のメンバーで「文庫の交換」してみました 2021

こんにちは。
ポプラ社一般書通信の管理人こと、文芸編集部の森です。

僕が所属する一般書のメンバー(ポプラ社で大人向けの本を出しているグループ)では、年末になると「文庫交換会」を行っています。

ルールは簡単。

こんなことを毎年やっています。

「本を選ぶ」というのはその人の性格や趣味が透けて見えてくるところがあって、そのチョイスに「あの人らしいな~」と感じたり、意外な一面が見えたりして、知らな

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須賀敦子さんの訳が素晴らしいタブッキ2冊 ~ほか翻訳が素敵な海外文学を

須賀敦子さんの訳が素晴らしいタブッキ2冊 ~ほか翻訳が素敵な海外文学を

 アントニオ・タブッキの著書を2冊読んでいて、須賀敦子さんの翻訳にほれぼれしました。

『供述によるとペレイラは……』『島とクジラと女をめぐる断片』の2冊です。

 かなり個性の異なる2冊ですが、どちらも翻訳の日本語が素敵(私の好み)で、するする読めてしまいます。
 あらためて「須賀敦子さん、すごい!」と思いました。

 海外文学を読むときは翻訳との相性もあるので、こういう出合いはとてもうれしいで

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第62回 『クララとお日さま』 カズオ・イシグロ著

第62回 『クララとお日さま』 カズオ・イシグロ著

 こんばんは、JUNBUN太郎です!

 今夜も「読書はコスパ最高のコスプレです」のお時間がやってきました。本は自分以外の人間になりきる最も安あがりな道具。この番組では、リスナーのみなさんから寄せられる、読書体験ならぬコスプレ体験を、毎週ひとつご紹介していきます。
 ではさっそくリスナーからのお便りをご紹介しましょう。
 ラジオネーム、ババガールさん。

 JUNBUN太郎さん、こんばんはー。
 

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