真帆 沁*MAHO Shin

文筆家/アンデルセンのメルヘン大賞受賞ほか /札幌出身、北海道大学農学部卒/詩や物語を…

真帆 沁*MAHO Shin

文筆家/アンデルセンのメルヘン大賞受賞ほか /札幌出身、北海道大学農学部卒/詩や物語を書きつつ、雑誌編集長を経てフリーのエディター&ライター歴30年。ライティング・編集・校閲・添削・講師も承ります/クリスチャン。プロテスタントのカルヴァン派(改革派)長老教会に所属し、行動は超教派

マガジン

  • IMAKIRIエッセイ ~いまどきのキリスト者の静かな日常

    IMAKIRI〈いまどきのキリスト者〉である私の暮らしをのんびり発信しています。日々の出来事や思うこと、猫との生活、料理やガーデニングなど。ときには聖書の話も。空はいつも美しく、緑や花や草や水は生命感にきらめいている。そんな話も。

  • ある日の我が家の猫たちです。

  • 心にほんのり光をともす

    私自身が自分を癒やしたり、癒やされたりする過程で知ったこと、感じたことをシェアしていきます。読んでいただくことによって、誰かの心にほんのり光がともればうれしい。

  • くらしと聖書の美しいことば ~キリスト教の信仰について

    私がくらしのなかで使っていることばから、美しいなあと思うもの。そのうち、とくに聖書に出てくるものについて、語ってみようと思います。キリスト教の信仰について、私自身の体験をもとに考えてみたことなども。

  • 詩|短篇小説

    ひさしぶりに詩を書きたくなりました。昔はよく詩で表現していたのに、しばらく散文ばかりで。これからはまた、自然にことばを紡いでいけたらと思います。散文詩的なごく短い読み切り小説も、ここに。

最近の記事

  • 固定された記事

2024年に志す聖句はエフェソから

 今年の私のテーマは「自分を許す」。  年始にそれを決めてから、そのテーマに合う聖句はないかと考えていました。  そしてようやく今日、選び出したのがこちらです。 「赦し合いなさい」の中に、「自分で自分を許す」も含まれると解釈して、2024年はこの聖句を心にとめて進んでいこうと思います。  そして、今年はもうひとつ選びました。  私の場合は仕事柄、「聞く人に=読む人に」「語りなさい=書きなさい」と置き換えて考えたいところ。話すときはもちろん、書くときも、この聖句を志して言

    • ある日の猫*今日もお昼寝

      • 今日は仕事

         暦の上では三連休の最終日。  わたしは仕事の執筆をしておりました。  世間の休日に仕事をするのは、きらいではありません。  のんびりとした空気感がなんとなく広がるなかで、心静かに、マイペースに原稿が書けるからです。  今日のぶんの文字数は執筆終了。  これから夜は、連休気分でゆるゆると過ごしましょうか。  そういえばさっき、原稿を書きながらのど飴をなめていたら、ふとした拍子に飲み込んでしまいました。  飲み下せる大きさだったので良かったけれど、意図せず飲み込んじゃうのは

        • いま借りている本。ヘルマン・シュルツ『ふたりきりの戦争』、ミリヤム・プレスラー『マルカの長い旅』、植朗子『はじまりが見える世界の神話』、ベント・ハラー『天使の足あと』、R・ウェストール『かかし』、メアリー・フランシス・シューラ『ネコのグリシーをさがしたら…』、バニヤン『天路歴程』

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        • いま借りている本。ヘルマン・シュルツ『ふたりきりの戦争』、ミリヤム・プレスラー『マルカの長い旅』、植朗子『はじまりが見える世界の神話』、ベント・ハラー『天使の足あと』、R・ウェストール『かかし』、メアリー・フランシス・シューラ『ネコのグリシーをさがしたら…』、バニヤン『天路歴程』

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        記事

          雨と雨のあいだに

           きのうは雨。  天気予報どおり、今日も夕方から雨が降り始めました。  晴れていた昼のあいだに庭仕事を楽しんで、満足感にひたっている土曜の夜です。  庭仕事をすると、体は疲れるけれど、心の疲れは消えていきます。  癒やされる……。  雨の日は部屋で読書。  晴れたら庭で空と風と植物に触れる。  仕事は心身をこわさない程度に。  安心して眠れる住まいがあって、パートナーがいて、猫もいる。  この暮らしを心から愛して喜びたいと思います。 「なにかしなくちゃ」とあせらないで、

          雨と雨のあいだに

          のんびりすごす日曜日

           この上なく幸せだなあと感じます。用事に追われることなく、のんびりできる休日のこと。  昨日は仕事をしたので、今日は意識的にお休みにしています。それなりに用事はあったのですが、家でできることだったので、基本的にはのんびりモード。  庭の花の手入れをしたり(暑くて汗だくになりました!)、お茶を飲んだり、読書をして作品を書いたり。好きなこと、やりたいことを、ゆっくりと楽しんでいます。  それが、幸せ。心から、幸せ。  いまここにある平和に感謝です。  なんのへんてつもない

          のんびりすごす日曜日

          不運に見えることのなかにも、きっと何らかの幸せの芽が

           右手の小指の爪をひっかけてしまいました。ちょっとはがれかけた状態になっていて、なかなかに痛い。  ひっかけたのは数日前で、最初は患部が熱をもち、指先がぱんぱんにはれていました。  冷やして保護しながら家事や仕事をしているのですが、そのおかげで気づいたのが、「右手の小指って、普段からこんなにあちこちにぶつけているんだな~」ということ。  たとえば洗い物をしているとき、筒状の器にスポンジを持った右手を入れると、器の内側に小指が接触。「いたた」となります。  それ以外にも、普通に

          不運に見えることのなかにも、きっと何らかの幸せの芽が

          心のなかに、自分だけの地図を…ハーグレイブ『地図と星座の少女』

           人は、失う悲しみを引き受けて、成長していく。  キラン・ミルウッド・ハーグレイブ『地図と星座の少女』を読んで、そんなことを思いました。  舞台は、ジョヤ島という架空の島。  もともとは美しくて平和だったはずのジョヤ島に、あるとき総督たちが来訪してから、不穏な陰が落ち始めます。  地図職人の娘である主人公のまわりでも、不可解な出来事が連続し、ついに少女は禁断の森へと旅立つことに。  頼れるものは、知恵と勇気と友情だけ――。  タイトルや表紙の印象から、ふわっとしたほのぼの

          心のなかに、自分だけの地図を…ハーグレイブ『地図と星座の少女』

          犬好き&猫好きに…ミーガン・リクス『戦火の三匹 ロンドン大脱出』

           ときは1939年。  ドイツ軍がポーランドへ侵攻し、イギリスがドイツに宣戦布告。 「また戦争が始まる…」とざわつくロンドンで、ある一家が自宅の庭に防空壕を掘っている場面から物語は始まります。  一家の家族は、人間だけではありません。  ジャックラッセル犬のバスター。  ボーダーコリー犬のローズ。  トラ猫のタイガー。  一家に愛され、大切にされていた3匹は、戦争にほんろうされ、思わぬ旅に出ることに――。  ミーガン・リクス『戦火の三匹 ロンドン大脱出』は、そんな3匹の旅を

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          ある日の猫*ちょっとだけピンク

          ある日の猫*ちょっとだけピンク

          いま借りている本。ジョン・バニヤン『天路歴程』、ジズベルト『アドリア海の奇跡』、ミーガン・リクス『戦火の三匹』、ロバート・ウェストール3冊『かかし』『青春のオフサイド』『〝機関銃要塞〟の少年たち』、キラン・ミルウッド・ハーグレイブ『地図と星座の少女』、シュトルツ『鏡のなかのねこ』

          いま借りている本。ジョン・バニヤン『天路歴程』、ジズベルト『アドリア海の奇跡』、ミーガン・リクス『戦火の三匹』、ロバート・ウェストール3冊『かかし』『青春のオフサイド』『〝機関銃要塞〟の少年たち』、キラン・ミルウッド・ハーグレイブ『地図と星座の少女』、シュトルツ『鏡のなかのねこ』

          与えられた種とパンで

           本を読むとき、私は紙製の栞を愛用しています。  栞はいくつか持っていて、なかには聖句が印刷されているものも。  先日、ふと手に取った栞にこちらの聖句がありました。 「種を蒔く人に種を与え、パンを糧としてお与えになる方」という部分から、あらためて「ああ、そうか」と思いました。  神さまから与えられた使命を、神さまから与えられた力で成していく。  種は使命、パンは力。そう自分の中で置き換えて、  どちらも、神さまから与えられるものなんだなあ、と。  大切なのは、まず、

          与えられた種とパンで

          MLBとバレーボールで充実の週末

           今週末はテレビでスポーツ観戦を思う存分楽しんでいます。  土日とも、朝11時からはMLBのドジャース戦。  そして夜は、バレーボールネーションズリーグの男子と女子の試合が続けてライブ放送されるという豪華さです。  昨夜は男子も女子もフルセットにもつれ込む熱戦だったので、見ごたえがありました。  女子の勝利を見届けたときには、うれしさや達成感とともに「疲れた~。もうおなかいっぱい」と思ったほど。幸せです。  MLBでは大谷選手が昨日も今日もホームランを打ちましたし、ネーショ

          MLBとバレーボールで充実の週末

          ある日の猫*静かな時間

          ある日の猫*静かな時間

          さっき仕事をしていたら、蚊が飛んできてPCのディスプレイ(の側面)にとまりました。たたくわけにもいかず、殺虫スプレーを噴射するわけにもいかず、目の前に蚊がとまっているのに、どうすることもできないもどかしさ… 数秒後、飛び立ったところを手でパチンとしてみましたが、逃げられました。

          さっき仕事をしていたら、蚊が飛んできてPCのディスプレイ(の側面)にとまりました。たたくわけにもいかず、殺虫スプレーを噴射するわけにもいかず、目の前に蚊がとまっているのに、どうすることもできないもどかしさ… 数秒後、飛び立ったところを手でパチンとしてみましたが、逃げられました。

          旅をするのも、休むのも

           6月は、のんびり休み休み暮らしています。  仕事もしているけれど、少し量を減らしてゆっくりする時間をつくりました。  20代はバイクであちこち旅をして、30代はバイクをハイヒールに変えてやはりあちこち飛び回りました。  いろいろな人に会い、話を聞き、それを文章でアウトプットする仕事をしていたおかげで、たくさんのものが自分の内側に蓄積されたと思います。  あのころは、身体で旅をして経験を重ねていた時代。  そしていまは、私にとって、心の旅をする時代です。  安心できる、

          旅をするのも、休むのも