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IMAKIRIエッセイ ~いまどきのキリスト者の静かな日常

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IMAKIRI〈いまどきのキリスト者〉である私の暮らしをのんびり発信しています。日々の出来事や思うこと、猫との生活、料理やガーデニングなど。ときには聖書の話も。空はいつも美しく、…
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私がnoteで発信していること ~いまどきのキリスト者の静かな日常

 ときどきnoteで「自分のクリエイターページ」を開き、記事のラインナップを眺めます。猫、料理、詩、エッセイ、聖書、読書や他コンテンツの紹介と、いろいろなものが並んでいて、私のページはほんとうにつかみどころがないなあ(笑)と、思います。  でも、自分なりには、ひとつのテーマがあるのです。  それは、「いまどきのキリスト者の静かな日常」。  どうして「静かな」という形容詞がつくの? というと……昨今の流れにのって「ゆるい日常」としてもいいところですが、「ゆるい」という言葉の多

ある日の猫*今日もお昼寝

今日は仕事

 暦の上では三連休の最終日。  わたしは仕事の執筆をしておりました。  世間の休日に仕事をするのは、きらいではありません。  のんびりとした空気感がなんとなく広がるなかで、心静かに、マイペースに原稿が書けるからです。  今日のぶんの文字数は執筆終了。  これから夜は、連休気分でゆるゆると過ごしましょうか。  そういえばさっき、原稿を書きながらのど飴をなめていたら、ふとした拍子に飲み込んでしまいました。  飲み下せる大きさだったので良かったけれど、意図せず飲み込んじゃうのは

いま借りている本。ヘルマン・シュルツ『ふたりきりの戦争』、ミリヤム・プレスラー『マルカの長い旅』、植朗子『はじまりが見える世界の神話』、ベント・ハラー『天使の足あと』、R・ウェストール『かかし』、メアリー・フランシス・シューラ『ネコのグリシーをさがしたら…』、バニヤン『天路歴程』

心のなかに、自分だけの地図を…ハーグレイブ『地図と星座の少女』

 人は、失う悲しみを引き受けて、成長していく。  キラン・ミルウッド・ハーグレイブ『地図と星座の少女』を読んで、そんなことを思いました。  舞台は、ジョヤ島という架空の島。  もともとは美しくて平和だったはずのジョヤ島に、あるとき総督たちが来訪してから、不穏な陰が落ち始めます。  地図職人の娘である主人公のまわりでも、不可解な出来事が連続し、ついに少女は禁断の森へと旅立つことに。  頼れるものは、知恵と勇気と友情だけ――。  タイトルや表紙の印象から、ふわっとしたほのぼの

犬好き&猫好きに…ミーガン・リクス『戦火の三匹 ロンドン大脱出』

 ときは1939年。  ドイツ軍がポーランドへ侵攻し、イギリスがドイツに宣戦布告。 「また戦争が始まる…」とざわつくロンドンで、ある一家が自宅の庭に防空壕を掘っている場面から物語は始まります。  一家の家族は、人間だけではありません。  ジャックラッセル犬のバスター。  ボーダーコリー犬のローズ。  トラ猫のタイガー。  一家に愛され、大切にされていた3匹は、戦争にほんろうされ、思わぬ旅に出ることに――。  ミーガン・リクス『戦火の三匹 ロンドン大脱出』は、そんな3匹の旅を

ある日の猫*ちょっとだけピンク

いま借りている本。ジョン・バニヤン『天路歴程』、ジズベルト『アドリア海の奇跡』、ミーガン・リクス『戦火の三匹』、ロバート・ウェストール3冊『かかし』『青春のオフサイド』『〝機関銃要塞〟の少年たち』、キラン・ミルウッド・ハーグレイブ『地図と星座の少女』、シュトルツ『鏡のなかのねこ』

MLBとバレーボールで充実の週末

 今週末はテレビでスポーツ観戦を思う存分楽しんでいます。  土日とも、朝11時からはMLBのドジャース戦。  そして夜は、バレーボールネーションズリーグの男子と女子の試合が続けてライブ放送されるという豪華さです。  昨夜は男子も女子もフルセットにもつれ込む熱戦だったので、見ごたえがありました。  女子の勝利を見届けたときには、うれしさや達成感とともに「疲れた~。もうおなかいっぱい」と思ったほど。幸せです。  MLBでは大谷選手が昨日も今日もホームランを打ちましたし、ネーショ

ある日の猫*静かな時間

さっき仕事をしていたら、蚊が飛んできてPCのディスプレイ(の側面)にとまりました。たたくわけにもいかず、殺虫スプレーを噴射するわけにもいかず、目の前に蚊がとまっているのに、どうすることもできないもどかしさ… 数秒後、飛び立ったところを手でパチンとしてみましたが、逃げられました。

いま借りている本。ウェストール『青春のオフサイド』『〝機関銃要塞〟の少年たち』『真夜中の電話』、シュトルツ『鏡のなかのねこ』、ハーグレイブ『地図と星座の少女』、ダレーシー『飛べないハトを見つけた日から』、モーパーゴ『西の果ての白馬』、シュルツ『川の上で』とノヴァーリスの文庫本1冊

今年もらっきょうを漬けました。量は例年より少なめです(たまたま夫がスーパーで見つけたのがこの量)。追加で第2弾を漬けてもいいねと話していますが、とりあえずこれで季節のタスクをひとつクリア(次は梅シロップ!)。仕込みは面倒でも、後日味わったときに「やっておいてよかった~」と思うはず

猫も活躍するウェストールの短編集…装画は宮崎駿さん

 最近好きになったイギリスの作家、ロバート・ウェストールの短編集『遠い日の呼び声』を読んでみたら、猫が活躍する物語が3編ありました。  それぞれに味わいがあるのですが、個人的にすごく気に入ったのが「じいちゃんの猫、スパルタン」。この短編集の最後に位置する作品です。  突然亡くなった祖父の家と農場、そして飼い猫スパルタンを相続した青年が主人公。親との葛藤に傷ついていた青年は、のどかな田園風景を背景に、心のしなやかさを取り戻していきます。  本書の装画は、この物語のワンシーン