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#コラム
「価値観がちがう」の失敗は、大事なものを見つけるチャンスだという話
仕事を辞めるときも、恋人と別れるときにもよく「価値観がちがう」という理由があげられるけど「なんの価値?」と聞くと、答えられないことが多い。
「選ぶものがちがうから不快」という不満のなかには、自分が譲れない大事なものがあるから、解像度を上げてちゃんと知ったほうが後々のためにいいのにな、と思う。
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たとえば仕事で、「成長を求められるのがいやだ」と不満を感じて、自分は毎日毎
TOEIC915点をとって私が得たものは、点数じゃなかった
しばらく、これを書こうか書くまいか、迷っていた。
私はマウンティングのようなものが大嫌いだ。自分はこんなに出来るんだぞ、こんなに良いものを手に入れているんだぞ、というような、ネットでも現実の世界でもよくある、マウンティングが。だから、客観的に少しでも「マウンティング」のように受け止められかねないことはあまり書きたくなかったし、そうして優しい読者の方が遠のいてしまうことは、私にとってはとても悲しい
勝ち負けの涙は、いつも地面に染み込んで。
バットが空を切り、思わず空を見上げる。
一瞬の空白があって、『ああ、負けたのだ』という実感がじわりじわりと体に染み込んでくる。
その実感に呼応するかのように、ぽたりぽたりと涙が床に落ちる。
負けた。負けたんだ、もう二度とこのチームの試合は見られないんだ。
はじめて野球を見て泣いたあの日から、私の夏にはいつも野球がある。
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毎年地面に涙を染み込ませる彼らを見守りながら、私もいつのま
想像力を育てるためにしたことの話
子供がもう16歳になるので、「子育てってこうだったな」と振り返って思うことをツイッターでときどき書いている。
先日、このようなツイートをしたら「子供の想像力を育てるのに具体的にどんなことをしたんですか?」と質問があったので、ちょっと書いてみます。
想像力はどんな時代も大切だけど、どうしてこれからの時代により想像力があったほうがいいのかと言うと、想像力は見えないもの聞こえないものに対して使われる
現代を生き抜くための言霊抗体
言霊を、けっこう真に受けている人が多い。
いい大人でも、おまじないとか信じてませんという人も、「科学的に立証されている」とかなんやかんや言って真に受けている。
ここで困るのが、真に受けている、程度だということだと思う。
信じていて、それを行動に取り入れて、なるべくよい言葉を使おう(よい言葉の定義も様々だが)というのならまだいい。ただ、何となく真に受けているだけだと、言霊抗体がない状態で受容器だ
承認欲求のための結婚ってはなし
たまたま、他人の結婚観に触れる話を聞いた。
結婚自体、年若い人と、ある程度の年齢とではそもそも向かい合い方が違っている。
今回聞いたのは、ある程度の年齢の話のほう。
「結局、今回のお話はナシって事になったんですけどね」
第三者的な立場でそれを見ていた人が言うには、結果はそうだったんだけれど、そのお断りに至るまでの短い時間の事を見聞きしただけで、いろんなことを考えたそうな。
私もその話を聞いて、
なんてことのない作業が
朝6時20分に目覚ましが鳴る。眠い身体に鞭を打ち起き上がり、ヨーグルトを食べてスーツに着替え、最寄駅を7時前に出発するJR中央線に乗る。満員電車にぎゅうぎゅう詰めにされながら約40分、ひたすら目を瞑って過ごし、新宿駅に着いたら改札南口に出る。
会社は新宿新都心と呼ばれるエリアにそびえたつ高層ビルのひとつに入っていて、新宿駅地下の西口から伸びる地下道につながった場所にある。その地下道を通った方が早
自分へのインタビュー
Q.「仕事を一言で表すと?」
わたしはときどき、自分にもインタビューする。
ライターという仕事柄、さまざまな人への取材を毎週しているのだけれど、自分がした質問に、聞いた自分は上手く答えられるだろうか?と、よく不安になる。
「次に目指すことはなんですか?」
「これまでの人生で、転機はありますか?」
「忘れられない経験は、ありますか?」
とても難しい質問だと思う。答えてもらうたびに、内