尾道ミント

‘94 関西人っぽくない関西人。Podcastもやってます。(https://spot…

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‘94 関西人っぽくない関西人。Podcastもやってます。(https://spoti.fi/3i5jnnX)リトルトゥース☝️

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本を書きました。東京にまつわるエッセイです。

友人の小太りさんと『上京ボーイズ』というラジオをやっているのですが、ふたりで本を出すことになりました。 タイトルは『東京タワーは登れない』。 地方出身のふたりが上京して感じた葛藤や苦悩を綴っています。 11月に「文学フリマ」というイベントが東京で開催され、そこに僕たちも出店します。 それぞれ10編ずつ、計20編のエッセイを集めた本になりました。 正直明るい内容ではないのですが、おのぼりさんが東京にどう立ち向かっているのか、リアルな生活を綴っています。 読書の秋、ぜひ手に

    • 「生活系」が好きだ。

      映画でも小説でも、「生活系」と呼ばれるジャンルが好きだ。 本当にそんなジャンルがあるのか定かではないのだけど、簡単にいえば「主人公とまわりの人たちの日常を淡々と描いたもの」という感じ。特に大きな出来事が起こるわけでもなく、ゆるっと時間が流れていく。そんな作品をぼくは好んで摂取している。 で、この話を誰かにすると「なにが面白いのそれ?」「全然盛り上がらないじゃん」と言われることが多い。確かにその通りなんだけど、でもそれがいいんだよ……とむず痒い気持ちになってしまう。 ただ

      • 東京都某区、1Kの部屋から。

        8月の連休を使って大阪の実家に帰省したんだけど、そこで読んだ本に印象的な一節がありました。 誕生日をお祝いする、ということの意味が、ながいことわからなかったが、やっと最近になって理解できるようになった。ずっと、どうして「ただその日に生まれただけ」で、おめでとうを言ったり言われたりしないといけないのか、判然としなかったのだけれども、その日だけは私たちは、何も成し遂げてなくても、祝福されることができる。 『断片的なものの社会学』という本の一節で、上に引用した箇所がメインテーマ

        • 1週間の生活費の上限、と7月11日までの俳句

          一人暮らしをしていると、毎月の生活費をシビアに管理することになります。ぼくは実家を出て3年目になりますが、比較的うまいことやっているほうかな、と思っています。 簡単に自分のお金管理方法を書いていくと、まずは月初の「固定費仕分け」から始まります。毎月決まった額が引き落とされるもの、スマホ代や光熱費、サブスクで加入しているサービスなど。こういった金額をあらかじめ現金で封筒に入れて、クレジットカードの決済日である月末まで取っておきます。 こうすることで、「口座には入っているけど

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        本を書きました。東京にまつわるエッセイです。

          簡単にできる自己肯定感のアゲかた、と7月4日までの俳句

          ぼく、最近ダイエットしてるんですね。自分は身長175センチの男子で、これまでの経験から、63キロぐらいがいちばん身軽だなあ…と思っています。 ただ自粛期間中に運動もせず食べまくってしまったせいで、気づけば66キロになっていました。別にぽっちゃりでもないけど、なんだかすっきりしません。 ということで、糖質制限のダイエットをすることにしました。米パン麺を夜は食べない、昼にお米を食べるときは玄米、お酒は毎日飲んでいいけど糖質低めのものを選ぶ、がルールです。 で、今でちょうど1

          簡単にできる自己肯定感のアゲかた、と7月4日までの俳句

          一句詠ませてちょうだいよ。

          「趣味とかあるの?」って聞かれて、なんだかうまく答えられないことってありませんか。話題の映画はだいたい見るし、読書も好きだし、たまにはアウトドアも嗜むけど、「これが好きだ!」って自信を持って言えるものがない。そんな人、多いと思います。 例に漏れずぼくもその一人で、初対面の人から「休日は何してるんですか?」「趣味ってなんですか?」なんて聞かれるとタジタジになってしまう人間です。オードリーのラジオは毎週聴いてるんですよ〜〜!とか、ちょっと言えないじゃないですか。 でもそういう

          一句詠ませてちょうだいよ。

          「自分ひとりで決めてきた」という勲章

          自分のことは全部ひとりで決めてきた。ぼくはそれを、どこか誇らしげに思っていたフシがある。 どの学校に進学するか、部活はどれを選ぶか、大学を休学したこと、就職先、そして転職。人生で大きなイベントがあるときでも、誰にも相談せず、自分で結論を出して、完全に決まってから事後報告する。遡れば小学生ぐらいから、ずっとそんな人生を送ってきた気がする。 誰かに意見を求めても結局の答えは自分の中にしかないし、自分の人生を他人にコントロールされたくない。極端に言えばそんなスタンスで生きてきた

          「自分ひとりで決めてきた」という勲章

          テイクアウトのごはんは、なぜ「高く」感じてしまうのか?

          最近こんな世の中なので、色んなレストランや居酒屋がテイクアウトやってるじゃないですか。ぼくが住んでいる街でも、あちこちでお弁当やお惣菜を売っています。 でもぼく、この状況下でも「テイクアウト」や「デリバリー」ってほぼ使ったことないんですよ。唯一利用したのは、マクドナルドでWチーズバーガーセットを買った一度きりです。 え、なんでテイクアウト使わないの? テレビでも散々やってるじゃん、「あの人気店がお弁当を販売してます」みたいにさ、って思う人もいますよね。 はい、その通りな

          テイクアウトのごはんは、なぜ「高く」感じてしまうのか?

          何と戦っているんだろう、灰色の街でもがく僕らは。

          オードリー若林の旅行記を読んだ。『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』という本だ。 ぼくはリトルトゥース(オードリーのオールナイトニッポンを聴いているリスナー)で、どうやら顔の造形も若林に似ているらしい。最近まではそれが気に食わなかったんだけど、この本を読んでからはむしろ誇りにさえ思うようになった。それぐらいグッときた一冊。 詳しくはぜひ手にとって読んでほしいんだけど、この本では「東京という街に疲れてしまった若林と、キューバへ旅してちょっとだけ楽になった若林」が描か

          何と戦っているんだろう、灰色の街でもがく僕らは。

          リモートワーク環境を3万円で整えた。デスクと椅子とディスプレイ。

          コロナコロナの今、仕事がリモートワークになったよ…という人も多いと思います。ぼくもそのうちの1人。 ぼくはWeb系の会社で働いているんですが、コロナ前は特にリモート推奨ではありませんでした。なので一人暮らしの家では仕事を想定してなかったし、デスクなどの環境も未整備です。 でもこうなってしまった今、少なくともゴールデンウィーク明けまではリモートワーク決定です。また、コロナが収束したあとも、以前よりは在宅での仕事が一般的になるんだろうなあ…と思っています。 ということで、仕

          リモートワーク環境を3万円で整えた。デスクと椅子とディスプレイ。

          趣味は降ってこないぞ。ハマりにいけ。

          この世で一番苦手な質問は?と聞かれたら、あなたは何と答えるでしょうか。ぼくは迷わず、「趣味はなんですか?」だと答えます。 新しい会社やコミュニティに属したとき、人となりを知るために「趣味は?」という質問が飛び交うわけですが、ぼくはこれに上手く返事できないのです。 ごはんやお酒は好きだけど、新しいお店をどんどん開拓してるわけじゃないし。ラジオを聞くのはオードリーのオールナイトニッポンだけだし。Netflixで再生するのもテラスハウスが大半です。 好きなものはたくさんあるけ

          趣味は降ってこないぞ。ハマりにいけ。

          家賃を2万円上げて、通勤を30分短くしたら。

          ぼくは最近転職して会社が変わったんですが、同じタイミングで引っ越しもしてみました。で、タイトルの通り家賃が2万円上がり、通勤時間が30分短くなったわけです。 以前住んでいた家は、会社までドアドア45分。東京で働いているサラリーマンにしては、これでも通勤時間は短いほうだと思います。まわりの同僚にも1時間以上かけて通勤している人はたくさんいたので、自分が「遠く」に住んでいる感覚はあまりなかったです。 そんなぼくが引っ越したのは、会社までドアドア15分の部屋。いやあ〜〜、近い。

          家賃を2万円上げて、通勤を30分短くしたら。

          ぼくが長編小説の主人公だったら。

          ぼくは今ちょっとした悩みがありまして。それが「家の住環境がよろしくない」ことです。 というのも最近引っ越しをしたんですが、部屋が変わったときに「隣人の生活音が聞こえる」「駅近なので電車の騒音がうるさい」「キッチンが狭くて自炊ができない」という不満を抱えてしまいました。 以前住んでいた家はかなり静かだったり、キッチンの作業スペースが広くて料理が楽々できたり……という環境だったので、そのギャップにびっくりしてしまったんですね。 今ではこうやって普通に書いていますが、引っ越し

          ぼくが長編小説の主人公だったら。

          社会人2年目の転職は果たして…? はじめての面接を受ける。

          転職エージェントに行き、カウンセリングを受け、職務経歴書を書いて、「Webの広告代理店を受けよう!」と決めたぼく。実際に5社に応募することにしました。 ←前の記事:転職活動いよいよ本番。いざ、企業に応募する。 応募企業の選びかた応募する企業をどうやって選んだか?をちょっと書いておくと、前回の記事でも触れたように、「①クライアントの予算規模が大きい」「②職種は運用職であること」の2点で決めていきました。 広告代理店なんて星の数ほどある中で、大きなクライアントを担当している

          社会人2年目の転職は果たして…? はじめての面接を受ける。

          転職活動いよいよ本番。いざ、企業に応募する。

          職務経歴書も書き、転職エージェントも3つ回り、求人もいくつか紹介してもらったぼく。転職するぞ!と決めてから、この時点で3週間ぐらいが過ぎていました。 エージェントのカウンセリングを受けてから、改めて「結局自分は何がしたいんだろう」「どこの企業を受けようかな」と内省の時間をとり、実際に企業に応募していきます。このnoteではそのあたりを詳しく書いていきますね。 ←前の記事:相性ぴったりの担当者はどこだ。転職エージェントへ行く。 これまでのnoteでも書いてきたんですが、ぼ

          転職活動いよいよ本番。いざ、企業に応募する。

          孤独は人を殺す。

          なんだか物騒なタイトルから始まってしまいましたが。ぼくが最近感じていた「孤独」について書いていこうと思います。 タイトルは簡潔にするため「孤独は人を殺す」にしましたが、もうちょっと噛み砕いて書くと、「コミュニティに属していない孤独感は精神をぶっ壊す」となります。 🍤🍤 ぼくは最近転職をしました。新卒で入った会社を2年弱ぐらいで退職し、2020年2月から新しい会社で働くことになります。 で、ぼくは新しい会社で働くまでに2週間ほど有給休暇を取得しました。本当は1ヶ月ぐらい

          孤独は人を殺す。