6年目?小学校教員

某都道府県で小学校教員をしています。 頑張りたい教科は算数です、よろしくお願いします。

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某都道府県で小学校教員をしています。 頑張りたい教科は算数です、よろしくお願いします。

マガジン

記事一覧

振り返りのあれこれ

「毎日noteを更新する」そう決意した日もありましたが、自分で自分の首を絞めていることに気がついたので時間がある時に更新していきます。 さて、言い換えるならば、「記…

あの頃の自分は何を考えていたのだろうか

2023年8月3日に「苦しかった時の話をしようか」という本を読んでいました。休職したのは10月に入ってからだと記憶していますが、その前から調子は良くなかったので、自分…

ピシッと叱る

大学院時代、コロナ禍ではありましたが多くの学校を訪問する機会に恵まれました。どんな学校にも必ず廊下はあります。廊下は移動する際に通るため、普通であれば物は置かな…

休職の要因分析

リワークの課題で、休職するに至った要因を分析するというものがありました。辛かったことや、苦しかったことを思い出すのはなかなか精神を削られますが、この要因分析がで…

スキーマの修正

先日、記号接地のことを記事にしました。概念を形成するためのヒントがたくさんあり、記号接地にヒントがあることがわかりました。 今井(2024)は、次のようにまとめていま…

学習の転移と算数科のオーセンティックな学び

1 学習の転移 皆さんは、教育分野で「転移」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか?辞書で意味を調べると、次のような意味になります。 学習したことがつながり、…

久しぶりに職場へ

約1年ぶりに職場へ足を運びました。診断書を今日中に出さなければならないというミッションがあったため、どうかなと心配な面もありましたがリバビリと思い頑張りました。…

数学的な見方・考え方final?

学習指導要領では全ての教科で「見方・考え方を(子どもが)働かせる」ことが明記されています。学習指導要領が告示された当初、「見方・考え方を働かせるとはどういうこと…

音読

リワークでは認知行動療法や心理教育のプログラムだけでなく、音読や朗読といったプログラムも用意されています。音読をすること自体とても久しぶりだったのですが、意外と…

子どもが生きる授業

正木(2007)は、授業で子どもたちが生きることについて次のように述べている。 私は研究大会や校内研で授業を見るとき「子どもたちの目が曇っている」と表現することがあ…

算数における文章題の困難さとどう向き合うか

中村(2013)は、算数障害児童生徒への一斉指導における支援の現状と課題について次のように述べている。 現任校でも算数障害と思われる児童が各クラスに在籍している…

熊本地震

先日、行きたいと思っていた場所に行くことができた。熊本地震についてはあまり気にかけることはなかったか、生活環境が変わり防災に関心を持つようになった。実際に行って…

自分の中の「べき思考」

日常生活を送る中で「何とかなるさ」と思い、妻の心配性とは裏腹に、楽観的に物事を考えることが多い。 しかし、仕事に関すると「翌日の授業が不安」「校務分掌の提案資料…

支援のあたりをつける

これまで、わりと特別支援に関する本は読んできたつもりである。全く読書しない人より、少しは特別支援に関する知識はあるだろう。(あると思いたい)今回、「発達が気にな…

聖地巡礼(弱虫ペダル)

私的に聞かれたら返答に窮する質問の一つに「趣味は何ですか?」があります。皆さんは何と答えるでしょうか。 趣味といえるようなものがなかなかなく、仕方なく読書と答…

SNSをやめてみたら

リワークでは、認知行動療法や生活の振り返りといった講義のような時間があります。今日はその中でも生活の振り返りに焦点化して綴ってみたいと思います。 生活の振り返り…

振り返りのあれこれ

振り返りのあれこれ

「毎日noteを更新する」そう決意した日もありましたが、自分で自分の首を絞めていることに気がついたので時間がある時に更新していきます。
さて、言い換えるならば、「記事を書く(noteの更新)=振り返り」のような捉えもできるかと思います。
今回はこの振り返りを深掘りしていきます。
算数・数学における振り返りの課題を、軸丸(2019)は質の点から指摘しています。

 
また、振り返り全体にかかる問題点

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あの頃の自分は何を考えていたのだろうか

あの頃の自分は何を考えていたのだろうか

2023年8月3日に「苦しかった時の話をしようか」という本を読んでいました。休職したのは10月に入ってからだと記憶していますが、その前から調子は良くなかったので、自分なりに「どうにかしよう」と思い読んだのでしょう。
 
最近、本を読む時は付箋を近くに用意しています。
 
1 気になったところに付箋を貼る
2 1冊読み終える
3 付箋を貼った箇所をジャーナルorワードでまとめる
4 まとめたものから

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ピシッと叱る

ピシッと叱る

大学院時代、コロナ禍ではありましたが多くの学校を訪問する機会に恵まれました。どんな学校にも必ず廊下はあります。廊下は移動する際に通るため、普通であれば物は置かないと思います。これまで学校訪問した廊下にあったものをいくつか紹介します。
 
・水の入った2Lのペットボトル(廊下中央に一定間隔で置いてある)
・折り鶴(廊下中央に一定間隔で置いてある)
・廊下の中央にラインを引く
 
そうです、子ども達が

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休職の要因分析

休職の要因分析

リワークの課題で、休職するに至った要因を分析するというものがありました。辛かったことや、苦しかったことを思い出すのはなかなか精神を削られますが、この要因分析ができないと再休職に陥ることも考えられます。身を削る思いでしたが、振り返ってみるとだいぶ客観的に振り返ることができたと思います。

→大学院に行き、「こういう実践をしたい」という思いが強くなる
→「よりよい授業がしたい」という思いから、帰宅後・

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スキーマの修正

スキーマの修正

先日、記号接地のことを記事にしました。概念を形成するためのヒントがたくさんあり、記号接地にヒントがあることがわかりました。
今井(2024)は、次のようにまとめています。

また、「生きた知識」を身につける方法も詳しくまとめています。

私はこの5つの段階の中で「スキーマの修正」が最も難しいと考えます。スキーマはこれまでの生活経験などに基づいて形成されます。自分と隣の友達のスキーマは異なります。だ

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学習の転移と算数科のオーセンティックな学び

学習の転移と算数科のオーセンティックな学び

1 学習の転移

皆さんは、教育分野で「転移」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか?辞書で意味を調べると、次のような意味になります。

学習したことがつながり、教科を超えて転移してくれれば、教師にとっては願ったり叶ったりと良いことづくしです。子どもにとっても、知識と知識がつながることで学習する意義を感じられるようになるのではないでしょうか。

この「転移」ですが、鈴木(2022)は転移の可能性

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久しぶりに職場へ

久しぶりに職場へ

約1年ぶりに職場へ足を運びました。診断書を今日中に出さなければならないというミッションがあったため、どうかなと心配な面もありましたがリバビリと思い頑張りました。学校へ向かう道中、自分に何が起きていたのかセルフモニタリングして振り返りたいと思います。

認知
・久しぶりだから緊張するな
・最後に行った時は動悸がひどかったから心配だな
・誰かに見られるのは嫌だな

行動
・校長室で診断書を渡した
・通

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数学的な見方・考え方final?

数学的な見方・考え方final?

学習指導要領では全ての教科で「見方・考え方を(子どもが)働かせる」ことが明記されています。学習指導要領が告示された当初、「見方・考え方を働かせるとはどういうことなのだろう?」と悩んだことを思い出します。では、実際にどうなのでしょう?
そこで、参考になるのが齊藤(2021)の主張です。

まさに既習を用いて問題解決を進め、最終的にはこれまでの見方・考え方を統合する姿だと言えます。さらに、この見方・考

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音読

音読

リワークでは認知行動療法や心理教育のプログラムだけでなく、音読や朗読といったプログラムも用意されています。音読をすること自体とても久しぶりだったのですが、意外とすらすら読めていた自分に驚きました。

さて、学校では当たり前のように行われている音読ですが、得意な子もいれば苦手な子もいます。苦手な子が音読を得意になるためには何が必要なのでしょう。それに関して、今井(2024)の指摘が参考になります。

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子どもが生きる授業

子どもが生きる授業

正木(2007)は、授業で子どもたちが生きることについて次のように述べている。

私は研究大会や校内研で授業を見るとき「子どもたちの目が曇っている」と表現することがあります。
上記で述べてあるような状態と対極にある状態と捉えることができると思います。

・教師が一方的にさせる授業

・子どもが問いを持つことができない授業

・子どもの学びの文脈を無視したとき

このような授業で「子どもたちの目が曇

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算数における文章題の困難さとどう向き合うか

算数における文章題の困難さとどう向き合うか

中村(2013)は、算数障害児童生徒への一斉指導における支援の現状と課題について次のように述べている。

現任校でも算数障害と思われる児童が各クラスに在籍しているが、個別の支援はほとんど行われていない。UDの視点で授業を構成することで、全員が参加しやすくなる授業を学校として目指している。クラス全体を意識して授業を行なっているが、個を大切にできていない現状がある。

1クラスの人数も多く、個別支援が

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熊本地震

熊本地震

先日、行きたいと思っていた場所に行くことができた。熊本地震についてはあまり気にかけることはなかったか、生活環境が変わり防災に関心を持つようになった。実際に行ってみたことで、地震の恐ろしさであったり、その当時のことを思い出したりすることができた。しかし、このままで終わってしまっては活動あって学び無しの状態に陥る。そこで大事になってくるのが振り返りである。幸いなことにミュージアムで考えさせられる問いが

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自分の中の「べき思考」

自分の中の「べき思考」

日常生活を送る中で「何とかなるさ」と思い、妻の心配性とは裏腹に、楽観的に物事を考えることが多い。

しかし、仕事に関すると「翌日の授業が不安」「校務分掌の提案資料が出来ていない」と不安に思うことが多く、平日・休日を問わず教育書を読み漁り、教材研究を行うことが多くあった。それ自体が悪いことではなく、あくまでも趣味の範囲として取り組むのであればよいが、一度仕事が上手くいかなくなると、四六時中仕事のこと

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支援のあたりをつける

支援のあたりをつける

これまで、わりと特別支援に関する本は読んできたつもりである。全く読書しない人より、少しは特別支援に関する知識はあるだろう。(あると思いたい)今回、「発達が気になる子の教え方 THE BEST」を読み、今まで学んできたことが決して間違いではなく、学んだことが繋がり、体系化されたような気がした。

まずは、これまでにどんなことを学んできたのか書き出してみたいと思う。

・ユニバーサルデザイン
・応用行

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聖地巡礼(弱虫ペダル)

聖地巡礼(弱虫ペダル)

私的に聞かれたら返答に窮する質問の一つに「趣味は何ですか?」があります。皆さんは何と答えるでしょうか。

趣味といえるようなものがなかなかなく、仕方なく読書と答えていました。決して読書が嫌いなわけではないのですが、ありきたりすぎてもう少し尖った趣味が欲しいなと思っていました。仕事をするようになってから、読む本が教育書ばかりになったのも関係しているのでしょう。

休職する前はこれといった趣味がな

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SNSをやめてみたら

SNSをやめてみたら

リワークでは、認知行動療法や生活の振り返りといった講義のような時間があります。今日はその中でも生活の振り返りに焦点化して綴ってみたいと思います。

生活の振り返りでは、自分の一日の生活を時間帯によって何をしているか分析し、他者と交流します。そして、他者の生活と自分の生活を比較することで気づきを得ます。

気づきを交流する場面で「一日のスマホ使用時間」が話題になりました。私は多くても3時間ほどなので

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