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あの頃の自分は何を考えていたのだろうか


2023年8月3日に「苦しかった時の話をしようか」という本を読んでいました。休職したのは10月に入ってからだと記憶していますが、その前から調子は良くなかったので、自分なりに「どうにかしよう」と思い読んだのでしょう。
 
最近、本を読む時は付箋を近くに用意しています。
 
1 気になったところに付箋を貼る
2 1冊読み終える
3 付箋を貼った箇所をジャーナルorワードでまとめる
4 まとめたものから考えたことや思ったことを再度まとめる
 
以下は、その当時の私が付箋を貼っていた箇所になります。
 

不安でいいのだから。そうやって、適度な不安と常に共存する。人生、それが成長し続ける人生であり、君が他の誰でもない立派な君になるための人生だ。君が君を磨き続ける限りにおいて、不安が一生消える事は無い。しかし不安に慣れることができるし、すぐに少々のことでは不安に感じなくなっていく。成長に伴って、能力が身に付き、自信がついていくから、昔は不安だったことが全く問題にすら感じなくなる。

「苦しかった時の話をしようか」(2019)森岡剛,ダイヤモンド社

悩みがどんな顔をしているのか、自分なりに理解できると、悩み自体は消えなくても、悩みが生み出すストレスに慣れるようになる。 

「苦しかった時の話をしようか」(2019)森岡剛,ダイヤモンド社

人が最も苦しいのは、自己評価が極端に低くなっている時。自分自身で自分の存在価値を疑う状況に追い込まれた時だ。周囲の評価も、自分で自分を疑い始める導入に過ぎない。

「苦しかった時の話をしようか」(2019)森岡剛,ダイヤモンド社

最低限の自信がないと人間も動けない。周囲と比較して自分ができないことが積み重なると、劣等感がどんどんハイライトされてくる。理想とのギャップから徐々に重くなってくる焦燥感や、周囲の期待に応えられないときに刺すように冷たい無力感。これらは自己肯定感を容赦なく、どんどん削ってくる。

「苦しかった時の話をしようか」(2019)森岡剛,ダイヤモンド社


こうやって振り返ってみると、不安を抱え悩んでいたことがよくわかります。
今の自分が当時の自分の近くにいたら、何と声をかけるでしょうか。
・頑張りすぎなくていいよ
・あれもこれも欲張らず、とりあえず1つ決めて取り組んでみたら?
・体の調子はどう?
・ロードバイクを始めてみるといいよ!
・教育書メルカリで高く売れるよ
 
理想と現実の差を埋めようと躍起になっていたなと、今となっては冷静に振り返ることができます。あのタイミングで立ち止まらず何とか乗り越えたとしても、いずれ立ち止まることになっていたと思います。うつ病になること、リワークに行くことが良いことではありませんが、自分自身を見つめ直し・自分自身と向き合う時間を過ごすことができたのは間違いなく人生の糧になると言えます。

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