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きむちのエッセイ

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私のエッセイ(ぽいやつ)を集めたものです。
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心地よい秋。寂しさ。私。

心地よい秋。寂しさ。私。

空と風がもう秋で、外に出るだけで気分が爽やかになる。そこにはどこか懐かしいような感じがあって、少し泣きたくなってくる。それは悲しい涙ではないけど、寂しいような気持ちも含まれている。

私の中で秋というのは1番思い出が詰まっている季節なのかもしれない。それとも単に秋は感受性を高めてしまうのか。

そして秋の気候は心地よくて安心してしまうのか、強い眠気が襲う。心は無防備になる。

今日は出かけたり家で

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23歳の自分から私へ

23歳の自分から私へ

今日で23歳は最後なので、紙のノートを前にリラックスしながら振り返りをしていた。途中からnoteに移行しようと思い立ち、今書いている。

明日は倉庫のアルバイトを入れていたが、先ほど定員オーバーを知らせるメールが届いた。あらら。私の一日分の給料が消える。想定していた家計通りにはなかなかいかないようだ。

しかしそれと引き換えに、明日一日の時間を自由に過ごせるというギフトが届いたということ。ものは捉

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眼科に行ったら安心して眠くなった

眼科に行ったら安心して眠くなった

今日はコンタクトレンズの処方のために眼科に行った。
朝一で来ればよかったかなぁと思いながら昼頃に行ってみると、ラッキーなことに空いていた。保険証と診察券を出して、椅子に座って暫く待つ。

ふう。ここに来るのも約一年ぶりか。
涼しい。BGMが優しい。受付の人が穏やか。空いている院内。
コンタクトレンズの処方のための来院という気持ちの軽さ。
そういうのが相まってスゥッと心が落ち着いてとても眠くなった。

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やっぱりみどりが好き。だけど皆すき。

やっぱりみどりが好き。だけど皆すき。

あなたは何色が好きですか?

近頃の私は、緑色にとても惹かれる。
よく考えたら緑色は子供の頃から一番というくらい好きな色だけれど、暫くは強く惹かれるという感覚はあまりなかった。

その辺で生きてる植物の緑で満足していたからだろうか。
緑色は自分にとって当たり前と化していたからだろうか。
あるいは、違う自分を求めていたからだろうか。

実際緑色から意識が離れている間は「青系(特に濃い青)」や「オレン

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君と出会って6年目

君と出会って6年目

気がつけば君を相棒として迎えてから5年が経過していた。

この地域に引っ越してきて間もないあの日、大型ショッピングセンターのサイクルショップで君を見つけた。
少し地味だけどチョコみたいで可愛かったから君を選んだ。

それから今の今まで、君とは長い付き合いだ。
感謝してる。

君なしでは大学の授業にさえ行けなかっただろう。
バイトにも、会社にも、買い物に行くにも、友達と遊びに行くにも、どんな季節でも

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自分のやり方で根気強く

自分のやり方で根気強く

暫くぶりにカラオケに来てみた。
ひとしきり歌った後に意味もなくスマホをいじるが、背けてはいけない心の声に従い、パソコンを開いた。

外から遮断された非日常のこの空間は、時に新鮮な内面世界に誘ってくれる。好きな歌を全力で歌うことで、自分のその歌の主人公になった気分になれ、気分が高揚する。そのまま冒険者のような気分で創作に取りかかると、八方塞がりに見えた自分の文章が、少しずつ道を探りながら歩き始める。

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心?身体?ふたつでひとつ。

心?身体?ふたつでひとつ。

"Your body knows you more than your mind."

確かこうだったと思う。
誰かのTシャツの背中側にこう書いてあった。

私はこの言葉に妙に納得している。
でも、心も身体も同等だろうとも思うし、両者は一体だろうとも思う。

心と身体。その関係は切っても切り離せない。
どちらかが不調になればもう片方も引っ張られるけど、根本的にどっちを直したらいいか分からないことも

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虫たちにまかせよう

虫たちにまかせよう

太陽に晒された太い木の幹に、甲虫のような黒い影が飛びついた。
カブトムシ?なんだろう。胸が少し高鳴る。
でも、高すぎて見えない。

バイト帰りに寄った本屋には、自律神経関連本コーナーができていた。
私以外にも熱心に本を眺める女性が一人。
もしかしたら、この人も同じ悩みを抱えているのかも。

長い大通り。自分の汗が大気と混じる。

今度は、なんでもないような背の低い街路樹が続く。
よく分からない虫が

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空を、自然を、受けとろう

空を、自然を、受けとろう

明後日の夏至に向けて太陽のエネルギーが大きくなっていく。

最近は晴れの日は眩しすぎて苦しく、雨の日は憂鬱で不調。
この季節は特にそう感じてしまう。
でもそれはすこし勿体ない気がするんだ。

本当はもっともっと空からのエネルギーを受けとりたいな。
まっすぐに。

夏至の次の日は満月が現れるけれど、残念ながら曇りで見えなさそう。
それでも雲の向こうに輝く満月を想像して、楽しんで過ごしたい。

お月様

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眩しくていやだ

眩しくていやだ

なんか最近は苦しい。
自分の中の色んな気持ちに板挟みになって。

さっきまでいた私を守る雲はもういない。
夕方でも真昼のように空が明るいのが、今は疎ましい。

身体の具合も不安定。

ただでさえ自律神経が狂っているのに、休日の昼寝はやめられない。
30分なんかで起きられたことは今までに多分一度もない。

たたでさえお腹の調子がよくないのに、刺激物を胃に放ってしまう。
タバスコ、七味、大量にかけてし

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やっぱり君は

やっぱり君は

君は

安心させてくれるわけじゃない

でも

自分を変形させるんじゃない

そのままを磨いていこうと思わせてくれる人

ワクワクを湧かせてくれる人

未知の本当の自分を作っていきたい

そう思わせてくれる

君をおもうと次々とエネルギーが湧き出てくる

そのエネルギーにまかせて動いたら、次なる道が見えた

材料が見つかった

きっと楽しくて新しい創作がまってる

根拠はないけれど

私は中途半端

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月と夕焼けを見ながら色々思った

月と夕焼けを見ながら色々思った

疲れて帰っているところに、目を引くマジックアワーの空。
今日は一段と不思議な色で、吸い込まれそう。赤い赤い。

青い方の空にはうっすらと雲をまとったお月様。
もうすぐでまん丸になるね。

空と同じように、私の気分も一日で沢山変化する。

昨日の夜は何があったわけでもないのにイライラを制御できなくてどうしようもなくて、わーんわーんって泣いていた。
赤ちゃんみたい。

今日の朝はいつにもましてバイトに

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緑の空気をすってはいて

緑の空気をすってはいて

5月になった。風は爽やかだけどちょっと暑い。
快晴の空に緑がよく映えている。

近くの公園まで自転車を走らせた。
公園というより、なんだか森みたい。緑が濃い。
中に入ると陽差しが遮られて大分涼しい。
大通り沿いなのに、その空間だけ別世界のよう。

人がいないベンチに座って本を読む。
文字が、スッと入ってくる。穏やかな気持ちが持続する。
緑の癒しとエネルギー。葉っぱの音。
何もかもが心地良い。

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むずかしいね

むずかしいね

元気。そう、元気。私は元気。

多分どこか頭のネジが外れていて、気を抜くと涙が出てくる。

大丈夫。ではないかもしれない。
そういう時もある。

辛いことを考えなくて済むならなんでもいいと思って、突飛な行動に出てしまう。

悟りごっこは、所詮ごっこ。
今の私に悟りはむずかしい。
愛するもむずかしい。

とあることで前代未聞に大泣きして睡眠不足。
仕事中にも涙がポロポロ。
ちゃんと手は動いてるからO

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